2019.05.23
姑より実母のほうが面倒くさい!?育児の口出しにイライラが止まらない!
ママたちのなかには「子育てに姑が口をだしてきて、困っちゃうわ」とお嘆きの方もしるかもしれませんが、実は「いや、姑よりも困るのが自分の親、特に母親や姉がアレコレ言うのがうるさいんだってば!」こんな声もちらほらと・・・。
今回は「姑よりも厄介かも!? 実母や姉が子育てに口出し」について、みんなの意見からピックアップしてまとめました。
やっぱり身内は遠慮がなさすぎ!?
「実母に加えて姉まで育児参戦は勘弁して」
実家は車で1時間半ほどの距離があるのですが、買い物ついで(都内のデパートにきたと言う)に「これから行くわね」といきなり当日の朝に連絡してくる。来るなり、子どもに勝手にプリンを食べさせようとしたり、持参の漬け物を「味見してごらん」となめさせたり。現在子どもは8ヶ月、離乳食から私なりのこだわりや、こうしたいという考えもあるのですが、そう伝えても「はいはい、そうですか」とスルー。で、デパ地下で購入したお総菜や果物だして「ほら、助かるでしょ」これも恩着せがましく感じてしまう私です。「あのさ〜、私も出かけたりするから、時々にして欲しいし、来るなら1週間くらい前に連絡して私の都合も聞いて」とやんわり伝えたら「あんた出かけるの?だったら子守しててあげるから出かけたら」。
ケンカになるわけではないけど、何を言っても、のれんに腕押しの状態にイライラが募ります。そのうち、こっちも激しく言い返したりで、すると母親は帰宅して、同居している未婚の姉に文句を言う。姉から電話がきて「初孫なんだし、あんたも助かってるんだから、少しくらいいいじゃないの」「そういや、もうエアコン使ってるの?赤ちゃんにエアコンよくないんじゃないの? お母さんが心配するのもわかるんだけど」って。実母に加えて姉まで私の育児に参戦しないでくれ〜(涙)(Nさん/子ども 8ヶ月)
「結局大喧嘩になって自己嫌悪って・・・」
ウチに来て、子どもをお風呂にいれてるのを見てた私の親「ちょっと!なんでベビーパウダーつけないの!」寝かしつけしようとしたら「抱っこより、おんぶのほうがいい」「たそがれ泣きは電車の音を聞かせるといい、外へ行き」ともう、うるさいうるさいうるさい! 育児も時代によって違うからね、とボソッとつぶやいたが「何言ってんの、子育ては経験が一番頼りになるのよ」だって。
そして、思い出したように「身内だからこそ教えてるのよ、ちゃんと聞きなさい。もともと、あんたは小学生の頃から親の言うことを素直に聞かないとこ、あったよね、だいたいあんたは」と、昔にさかのぼっての説教スタート。「だ・か・ら!お母さんとは昔から合わないのよ! 来てくれなくていいから!」と最後は大喧嘩に。後味も悪いし、自己嫌悪にもなる、悪循環です(Yさん/子ども 5ヶ月)
初孫でなくても実母はうるさいという事実
「夫の実家のほうがよほどいい!」
そりゃ初孫なら、あれこれ口も出したくなるだろうと思うけど、私は姉ふたりがいてそれぞれに子どももいる。うちの子をいれると孫は5人目。ところが実母は1日おきに電話かけてくるし、今日は寒くなるから子どもに1枚多く着せろとか、果汁あげてるかとか、面倒くさい。年に2回帰省もしているが、姉ふたりも母親先輩なもんだから妊娠してから既にアレコレうるさかった。今は「タブレットで動画見せてる? 見せるならコレがいい」「離乳食は冷凍して」と山のようなアドバイス。でもって、洋服のお古をくれるんだけど、正直いらない、その服・・・。
「ありがたいけど、住んでるところでも知り合いから洋服貰ったりであまってるくらいだから」と断ると「あー、都内に住む人違うよね〜」って、昔から次姉は意地悪だったこと、帰省するたび思い出す。姉ふたりの遠慮ない口出しに、実母の的外れで勝手な手出しには正直キレそうになる! 「お前は、ウチくるより、自分の家に帰省するほうを嫌がるんだなぁ」って夫は不思議がるけど、ひとり息子で40歳すぎて私と結婚(私は12歳年下)、孫ができたことを大喜びしている姑と舅は「子育てはママがするもの、あなたのやり方を教えてね」って遠慮がちに聞いてくれるし。なにより嫁の私を大切にしまくってくれるので、よっぽど夫の実家のほうが居心地がいいんです!(Oさん/子ども 7ヶ月)
「里帰りで姉と比べられてもね」
3年前、里帰り出産をしました。夫がちょうど海外出張と重なったこともあり、産後も2ヶ月程度いる予定でした。ところが、私が一生懸命母乳育児をしているのに、ミルクを作り、泣いていると勝手にあげるのにビックリ。おっぱいあげてても、ぐずったりすると「足りないのよ、ミルクミルク」とすぐミルクを作り、私がちょっと寝てたりするとミルクあげちゃう。「私は母乳育児をしたいの、だから勝手にミルクあげないで」と言えば、とたんに不機嫌になって「おっぱい足りなくて泣いてる孫を放っておけるか!」と怒鳴り返されました。
ちなみに姉がいるのですが、姉は1人目を母に2ヶ月から預けて働いていたので(年が離れているので、すでに子どもは小学4年生)、母のやり方に文句は言わなかったそう。「お姉ちゃんは昔から手がかからなかったけど、あんたはあいかわらず面倒なことばかり言うのね」いやもう、実母だからこそ、こうしたなにげないひと言もきつい。辛い。里帰りを早々に切り上げた時、心底ホッとしました(Hさん/子ども 3歳)
子どもが大きくなってから口だしされるのは最悪だ!
「実母が保育園に勝手に登場!?」
子どもが2歳のとき保育園に入れました。姑はどう思っているかは別にしても私の前では「保育園で早くから沢山のお友だちできるのもいいわよね」と言ってくれる。
いっぽう実母が「保育園なんてかわいそう!」あるあるパターン。早くに父親を亡くし、兄夫婦は子どもがなく遠くに住んでいるので、夫が気遣って実家そばのマンションを借りてくれたけど、保育園お迎えに行くと母がすでに保育園にいたりして驚いたことも何度かある。これにはハッキリ文句言ったが、帰りに買い物とかする間、私が見ててあげられる、助かってるのに文句言うな、と言い返された。何か理由つけて引っ越しして、一定の距離を保ったほうがいいかもな、と思う今日この頃(Uさん/子ども 2歳半)
「孫の進学問題にまで口出しする実母」
兄と姉がいて、どちらも進学校から有名大学に進学。母の口癖は「上ふたりは出来がいいのに、あんたはどうしてこうなの」でした。そんな母が苦手でしたが、子どもが生まれてからは、保育園時代は発熱すれば先に迎えに行ってくれたりと助けてもらったことも多いので、なんだかんだ言っても母親が側で育児を手伝ってくれるのはありがたいな、とも思っていました。ただ、子どもが5歳になったくらいから、自分でドリルを購入しては、夕方に勝手にやってきて、ドリルをやらせようとするのに困惑。一度は夫が早く帰宅し、母がドリルをやらせている光景にビックリし、後で「いつもああなの?」「毎日ウチに来てるわけ?」と言われました。おまけに夫の前で「お兄ちゃんたちと違って給料も少ないでしょ、共働きはしょうがないけど公立の学童っていうの?あれはやめなさい。お金は助けてあげるから、塾の送り迎えや教師のいる学童っていうのがあるらしいから、ほら、これにしなさいよ」とお勉強をさせるための学童パンフレットを出した時には、夫の顔色変わってました。
うちは中学受験も考えていない、公立高校へ進学し、やりたいことがあれば専門学校でも、例えばもし就職したいといえば、それに反対する気もない。私たち夫婦はそういう考えだから、お母さんの教育論を押しつけないで、と言うとため息ついて「やっぱり、あなたは私の失敗作だったのかしら」って。本当に驚いた。いや、わたし、お母さんの作品ではありませんし! 良い学校、一流企業だけが人生の道じゃないし! 私たち家族で幸せだから、もう我が家には勝手に立ち入ってこないで!と最後通告した時は、さすがに実の親にむかって・・・と少し落ち込みましたが、かといって、あのまま、実母が子育てから進学にまで口を出し続けたら、夫婦関係さえ悪くなったに違いないと思います。いつか、母親とうまくやれる時がくるのでしょうか(Eさん/子ども 8歳)
「ありがとう」の気持ちを忘れずに・・・でも言うべきことは言う!
嫁姑問題は頻繁に取り沙汰されますが、案外と多いのが「実家・実母・姉や妹」が新米ママの育児にアレコレと口出しするケース。
筆者は年の離れた兄弟を育てていますが、上の子の時は両親とも健在でした。当時、確かに面倒くさいと思ったことも多々あり、なんでもかんでも買い与えたり、風邪ひいたと言えば「赤ちゃんも飲めるから」と栄養剤を飲ませようとするので大喧嘩になったこともあります。
でも、親を亡くしてから、下の子の子育てをすると「なんだかんだと助かったなぁ」と思うところもあります。本当に困った時に泣きつけるのは、やはり実家。
そして、親の側からすれば、口出しすることも多いと同時に「都合のよいときだけ、預けっぱなし」「困ったときだけ連絡してきて」という言い分もあるわけです。
親子関係というのは、自分が親になっても続くもの。うまくやっていくには、実母といえども「気遣いをする」つまり姑相手と同じような感覚を持つことは必要なのかもしれません。いっぽうで、実家のほうも「娘には娘の家庭があり、あの子たちのやり方があるんだ」と理解してくれたらと思いますね。
いずれにしても、もっとも身近な身内だからこそ「問題が起きると根深い」ことがあるのは事実。カッカするのはとてもよくわかります。状況に応じて伝えるべきことはハッキリ伝え、同時に感謝の気持ちも忘れずに伝える。「ありがとう」は、親がいなくなってからは伝えられませんから。そこだけは忘れないでくださいね。
とはいえ、世の中には驚くようなモンペならぬ「モンスターグランマ」もいるようなので、そこまでいったらきっぱりと距離をとるしかありません!
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。