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2019.06.10

値上がりラッシュ!家計管理と節約どうしてる?働くママたちの工夫



令和元年となってからの、値上げラッシュときたら! スーパーで普段通りに買い物したつもりなのに、少しずつ「ん? なんかいつもより高い?」と思い、月額で見れば「あれれ、なんか食費がいつもよりかさんでるなぁ」首をひねることも。

トイレットペーパーから、調味料(塩やコンソメ)、子ども達の大好きなアイスにプリンにポテトチップス、牛乳にペットボトル飲料、2019年6月に一気に値上げが行われました。

共働き家庭といえども、家賃やマイホーム購入、子どもの教育費、車や帰省費など、懐を痛めつける大きな出費があり、お財布事情はなかなか厳しいのが現実です。そこで今回は「節約」について、みんなの工夫を教えてもらいました。

値上がり続ける食料品「節約対策」は

・中学生を筆頭に子どもが3人、飲み物だけでもハンパない! 面倒だから2リットルペットボトルをケース買いしてましたが、値上げと知って、まずはここから見直し。今は大きなポット3つ分、せっせと麦茶を作っては入れてますが、すぐなくなる(涙) おやつも、1袋では足りないお菓子類はやめて、おにぎりや大きな菓子パンにしてます。雀の涙のように見えることでも塵も積もれば山となる、で、これだけでも月にして1万円以上食費が変わる。給料が上がるペースより、子どもの成長と生活費の上昇率のほうがよっぽど早いんだから、節約せざるを得ない(Nさん/子ども 4歳・10歳・13歳)

・お米の質を下げました。5キロ4,000円くらいのこだわりのお米でしたが、泣く泣く2,000円以下のものに。お刺身や果物も買う回数を減らしています。食費の節約は正直、大きな金額に繋がらないわりには食卓が貧相になった気がしてイヤだけど、もはや、こうした小さな節約を積み上げていかなくては、わが子の教育費なんぞ、貯められません!(Aさん/子ども 8歳)

・メリハリでやりくりしてます。普段は激安スーパーや業務用スーパーでまとめ買いし、もやしはほぼ毎日食卓にあがる(笑)ただし、月に一度ガツンとステーキ食べたり、手巻き寿司をしたり、時々「うわ、今日はいいね!」となるようにしています。節約というか、子どもが大きくなっていくにしても、なるべくこれ以上の出費を増やさない、生活費は今のままをキープできるよう気をつけています(Hさん/子ども 3歳・6歳)

・スーパーへ行くと、大幅値引きになっている賞味期限切れギリギリのコーナーに直行、100円引きシールを見たら即反応。こーいう買い物で節約しなくてはならない共働きってどうなのよ、と、時々むなしくなる・・・夫のビールも食費からお小遣いで購入してもらうよう変更、その夫はビール飲みたさに最近は朝、自分でおにぎり作って持っていってる(Mさん/子ども 3歳)

・焼きたてトーストにバター大好きです。おいしいですよね。でも高い。なんとか脂肪酸とかも気になるけどマーガリンにするしかない。国産品だけで料理したいとか思ってたけど、値上げが続き、でも給料は横ばい、そして子どもは成長し生活費は増えるいっぽう、もはや産地も気にしないし、ついついアレコレ買ってしまう輸入食品のお店とかは「スルー!」と自ら戒めています・・・(Sさん/子ども2歳・8歳)

食費の節約は「むなしさが倍増する」っていう声、多いんですよね。やはり食卓は豊かでありたいという思いが強いのと、それ以上に「頑張って頑張って、スーパーめぐって安いもの選んでも、結局、何百円程度の節約」、やり甲斐のなさがむなしさの原因かも。
とはいえ、食費は毎日のこと。だからこそ、日々節約に励めば、年単位でみれば「かなり大きくなる」のも事実。しかし、最も簡単で効果的な食費節約法は「外食の回数を減らす」こと。「でも、共働きで疲れ切った日はつい出前や外食になってしまう〜」という意見、強し。確かに・・・。

意外と大きい「光熱費」どう対応している?

・一軒家にしてから、とにかく光熱費がドカンとあがった。こまめに電気消したり、使ってない器具のコードは抜いたりしているけど、結局この暑さでは子ども部屋も寝室もリビングもエアコンフル稼働。それなりの金額になります(Yさん/子ども 6歳・7歳)

・娘ふたりが夜お風呂に入り、そして朝もシャワー浴びるし!ガス代に水道代、考えてくれ!って思います。夫も歯磨きの間、水は出しっぱなし。電気代節約のために「なるべく夕飯前後はみんなリビングで過ごそう」と提案したのに、上の子なんてさっさと自分の部屋に行き、すぐピピッとエアコン。光熱費はスーパーで買い物するみたいに、これ、いくら、って料金がわかるわけじゃないから、家計管理する私以外はみんな意識が薄いのかなーと思う(Tさん/子ども 7歳・13歳)

家計の中でも、見落としがちなのが光熱費です。実は電気料金も値上げしてるんですね(涙)。生活者の意識・実態に関する調査を行っているトレンド総研の電気料金をテーマとしたレポートをチェックしてみると、普段、私たちが利用している電気料金に加えて「再エネ賦課金」なんてものをほとんど知らずに支払ってます・・・。これ、年々値上がりしているようで、年間約10,000円もかかっているようです。これは驚きました!改めて我が家の電気料金明細を見たら、ありました。うちの契約は50A、春先なのでエアコンなどの使用はほとんどありません。それで9,671円なのですが、そのうち「916円」が省エネ賦課金なんですね~。知らなかった。知らないで、こうして支払っているということに〝家計管理の危機感のなさ〟が出てますね。

ちなみにこの省エネ賦課金は、再生可能エネルギー(太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部といった自然界に存在するエネルギーのこと)の発電量を増やすため。専門家によると、「再エネ賦課金」の負担額は、初年度(2012年度)は標準的な家庭で年間700円台だったものが、今年度(2019年度)は約10,000円台にまで上昇しているといいます。これは家計を圧迫するはずです。
再送可能エネルギーは発電コストが高いのがデメリットと言われており、再生可能エネルギーによる発電量を増やそうとすると、その費用を賄うための「再エネ賦課金」の負担も増加することになるのです。これを今まで知らないで支払っていたと思うとゾッとします。

この解決法として、再生可能エネルギーだけでなく、火力などいろいろな発電方法を利用する「エネルギーミックス」にすべきと指摘されていますが、その是非はともかくとして、電気を使う消費者がエネルギー問題を知る!そして、考えていくということが大切なのかもしれません。また、東日本大震災の時に、あれほど「節電」に努めたのに、いつの間にか忘れている。もしかしたら、そこが一番家計見直しには大切なのかもしれません。

光熱費を意識することは、地球温暖化やエネルギー問題、エコにも繋がること。体験談にも出ているように「電気つけっぱなし」「水道だしっぱなし」、でも大切な資源をムダに使ってることに思い至らない。ここは少し、きちんと家族で話して、光熱費の削減を目指していきましょう!

こんなことでも節約してます

・ジムをやめました。気分転換にもなったんですが、今は近所を走るようにしています(Eさん/子ども 6歳)

・思い切って車を手放しました。子どもが小さい時はやはり車で旅行とか便利だったけど、小学生になりましたし、住んでいるのが都心部なので、いざ手放してもそれほど不便は感じません。カーシェアリング、レンタカーも安いのがあるし、たまにだったらタクシー使っても、よく考えると車の維持費より、はるかに安い。大きく家計費を削りたいなら、大きな出費を見直すのが先決!(Nさん/子ども 7歳・9歳)

・気付くと赤字家計かギリギリで余裕がありません。いろいろ見直そうと考えて、たいした金額じゃないんだけど、ほぼ毎日保育園帰りにコンビニよって、アイスやお菓子、おつまみとか買っていて、だいたい500円は使ってること、そこをまずやめてみようかと思い頑張りました。20日分として1万円。1万円あれば、毎月1回、遊園地とか動物園へお出かけできる予算にあてられます。節約というか、ムダな部分を我慢して本当にやりたいところにお金を回すイメージです。でも、最初、子どもに「ローチョーーーン」(いつもローソンだったもので)と何度も泣かれて大変でした(^^;)(Rさん/子ども 3歳)

値上げに負けない!楽しい暮らしを目指したいけど


値上げラッシュで、じりじりと家計が追い詰められてる感がある今日この頃。というわけで、皆さん、それぞれ、なんとか工夫しているようですね。

節約のためにキリキリするのはイヤだけど、将来を考えれば、少しずつでも貯金はしたいし、最低限、赤字会計だけは避けたいところ。ここはひとつ、ママだけでなく、パパはもちろん、小学生くらいになったら子どもたちも交えて、省エネにつとめれば毎月の出費も減るし、地球にとっても良いことだよ、と話し合ってみませんか。余計な出費を減らして、その分、たまにはおいしいデザートを奮発するとか、アイデアを出し合ってみてもいいかもしれません。

なんにしても、これからも値上がりラッシュは続きそうです。お財布を引き締めて参りましょう!

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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