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2019.09.05

【壮絶】ママ友 「マウンティング」の実態!体験したママたちの声と対処法



マウンティングとは、本来は猿やゴリラが「自分のほうが強い」ことを周囲に示すため、相手にまたがる行動のことです。マウンティングの頂点の猿をボス猿といいますね。「オレのほうが、こんなに強いんだぜ〜! すごいんだぜ〜!」とアピールするわけです。特に集団の中で自分の優位性を示す行動として知られています。
この意味から、「私のほうがあなたより上よ」を示す、なにげない自慢話から相手を見下す行為や発言をする人を「マウンティング女子」などと呼ぶようになりました。
今さらマウンティングの話題?食傷気味? でも、まだまだ「いるいる」「あるある」ママ友のマウンティング、先輩ママたちの体験談や対処方法を見ていきましょう!

仲良くなってから始まるマウンティング

「仲良しだと思っていたら・・・」
同じマンションでたまたま妊婦同士で知り合いになって、一緒にランチしたり、3人でグループLINEもしています。私は子供が1歳すぎで復職、ふたりは専業主婦です。その二人はマンションでも高層階に住んでいて、お金にも余裕がある感じ。ある日、ゴミ捨て場の前で「フルタイムと言ってるけど、たかが隣町の工場で事務やってるだけでしょ、キャリアとか言うほどじゃないのに、保育園とかかわいそう。そんなにあの家、お金苦しいのかしらね~」「保育園あがりは小学校で乱暴な子になるとかさ、先輩のママが言ってたんだよね」「このマンションに住んでる人ってわりと幼稚園に通わせている人が多いし、生活に余裕があると思ってるけど、無理して購入したんじゃない」などと話しているのを聞いて、うわ、これが世で言うマウンティングか、と思った。仲良しの人ができてよかったなんて思ってた自分がバカでした・・・(Uさん/29歳)

「心配してるフリでマウンティングしないで!」
保育園ですが、毎朝ほぼ同時刻に会うママ。人なつこく話しかけてきて、明るい雰囲気なので仲良くなったのですが、しばらくすると「ウチの息子は○○ができるようになって」みたいな話ばかりするようになって。適当に聞いていると「あ、○さんち娘さんはまだなんだっけ? 大丈夫よ、そういうのって個人差あるから」って、どんだけ上からなの、って感じ。人の子育てや育児について口を出すな!人それぞれだろと。それで自分のインスタ見てくれ攻撃で、褒めないと「手作り料理って大事よ、ほら、お宅の○ちゃん、ちょっと小さめでしょ? ウチの息子は大きいけど、やっぱり食欲がわくように色々やってるから」全体的に細めで小さいわが子を、私なりに気にしているところはあるだけに、心配しているフリからの「子供対象」マウンティングにはマジでムカついた!どういう心理でやってるんだか一度聞いてみたい(Iさん/30歳)

「マウンティング」は女性が群れれば自然発生する…

「グループ脱退してからの疎外感がキツイ」
保育園同期のママ友グループ。中でも、飲み会やお花見とか仕切ってくれる幹事役のママが良い意味でのボスキャラ。で、彼女とどれだけ仲が良いか、を、なぜか数人のママ達が競い合ってる。取り巻きのような感じで、セカンドポジション争いって女子校か! 互いにマウンティングしあう人間関係にも嫌気がさして、早々とグループから退散し、ランチ会なども一切不参加で通していたら、私はもともと水商売してたとか夫は酒乱だとか、根も葉もない悪口がLINEで流されてるのを知って、驚愕。知り合いに「そんなの、いっときのことで、また別のターゲット探すから、流されないで関係を断ち切った方が後々ラクだよ」とアドバイスされたけど、やっぱり悪口言われると気になってしまうし、子供が小さいとイベントや土日の遊びに誘われなくなったりで、疎外感を味わうの、けっこう辛かった(Sさん/33歳)

「エリアでマウンティングするママ友たち」
うちの小学校の地域では「飲み屋や風俗もある繁華街」近くの古い建物が残っているところと、駅の近所で大きな高層マンションが建ち並んでいるところとがある。マンション側のママ友たちが「あの辺に住んでる人ってやっぱりね」「ちょっと洋服とかもヒドイよね」「だから子ども放置の人もいるし、私たちとは暮らしぶりが違いすぎるよねぇ」・・・正直、多少はそういう部分はあるとは私も思っている。思っているが、それをみんなでコソコソ話すのは嫌いだし、ましてや子供は関係ないから。この話が出るとさっさと輪の中から出るようにしてたら、「あの人、実は実家があの辺の狭小住宅らしいよ」って噂になってた! いや、実家は横浜ですけれども! なにコレ、マウンティングからの、加わらない人への、なにげない制裁? (Hさん/37歳)

経済力・夫の地位・なんでもマウンティングされる〜!

「悪口ではない雰囲気だけどマウンティングしてる」
子供同士が仲が良かったのをきっかけに、少し親しくなったママ友、なにげなーく夫の仕事や年収について聞き出そうとする。そしてなにげなーく、自分の夫は上場企業勤務で自分の実家は大きな会社経営者であることをちらつかせる。「○○さんちって、パパさん、プチ鬱らしいよ、で、契約社員なんだって、生活大変そうだし、ランチとか誘うと悪いかなって気を遣っちゃうわぁ」とか、そこにいないママ友を、悪口ではない雰囲気を出しつつも結果マウンティングする。たぶん、別のところで私もしっかりマウンティングされてるのだろう・・・(Aさん/38歳)

「わたしを巻き込まないで〜」
とにかく、周囲のママ友の情報をすべて把握していないと気が済まないらしいNさん。その情報をもとに「ちょっと聞いたんだけど」からの「公務員とかって言ってるけど、国家公務員じゃないのよ」「あのママ、○○女子大学卒なんですって、でもあそこなら下から通ってないとね、私も付属あがりだからわかるんだけどね」と、必ず最後はマウンティング。で、ある日「あの人、スーツ着て参観日とか来るけど、別に大企業勤務とかじゃないんだよね~、保険の営業セールスだって。キャリアっぽい雰囲気だしてるのに意外だと思っちゃった」と言ってたよ、と、他のママ友から聞かされた。やれやれ、教えてくれなくてもよかったという気持ちになったし、聞けばイラっとくる! だからマウンティング・ママ軍団、お願いだから私は放置してくれー!(Eさん/35歳)

それってマウンティング? 受け止める側も考えたい

「マウンティングをマウンティング!?」
「どこの洋服?」って聞かれて、「これ?ユニクロ」「え、ユニクロなんだ」って会話があった時、そのママがいなくなったら「はじまったよ、マウンティング」と別のママが言い、そのママの悪口大会に。単純に私の服がいいなと思って聞いただけだと私自身は感じたのだけど、なんだか、何を口にしてもマウンティングになっちゃう感じで、面倒くさいなーと最近思う(Wさん/27歳)

「ウチのほうがスゴイ!は夫婦で語り合えばいいだけ」
確かに私も、夏休みはどこに行ったかとか、ふと聞き耳たてて(うちは普段は質素に見えてるだろうけど、ドカンと海外だもんね~)なんて思ってる。誰だって、多少は「ウチは」「私は」「ウチの子供は」って思ったりするし、うちのほうがすごいんだけどね、と心の中で思ったりはするものだと思う。ただ、それを集団で集まってアレコレ言い合うから、マウンティング感が激しくなる。なんにしろ、群れないのが一番です。「ウチってさ、実はすごくない?」この話題は夫婦だけでやっていれば、なーんの問題もないことなのに(Yさん/35歳)

対処法はこれ!ママ友マウンティングされたら

「触らぬ神に祟りなし」
マウンティングをするママ友とのお付き合いが、例えば小学校なら6年間もあるのですから、基本的に対抗しない。争っても火に油を注ぐだけで余計に攻撃対象にしてくるし、時間のムダ。子供同士が仲良かったとしても、自分は忙しそうにしてプライベートな時間をなるべく共有しない。なるべく顔を合わせず距離を置く。触らぬ神に祟りなし!(Hさん/41歳)

「粘着系マウンティングママは避けるしかない」
マウンティングといっても色々で、多少は誰でも無意識に口にする「差別感」とか「わたしのほうが」っていう自慢はあると思う。ただ、程度の問題というか、本当にしつこくて自分のことしか話さなくて、それを認めたりスゴイねって返さないと、変にからんできたりする粘着質タイプだとマジで引く・・・。。こういう相手でも、子供がいると接点を持たざるを得ない場面はあるわけだけど、子供が小さいうちだけ、と割り切り、挨拶はするし、話しかけられてしまったら否定はせず肯定もせず、ただ忙しそうにして、「あ、ゴメン、行かなくちゃ!」とさっさと退散する。関わらないのが一番(Fさん/32歳)

「ヒドイ場合には〝一度すべての接点を切る!〟」
マウンティング・ママは、こっちが反応すればするほど嬉しいんです。だから対抗策として、能面のように一切表情を消す。反応がない相手はつまらなくなるので、別の誰かを探しに行きますよ。万が一、嫌がらせとか、子どもにも関わるような悪口などをされたら、キッパリ短く拒否して、後は何を言われようが噂されようが気にしない。耳に入るとどうしてもイライラするので、そういうママ友マウンティングにハマってしまったら、ママ友なんて無理して作ることないのだと思って、いったんLINEやSNSも切ってしまい、まっさらの状態にする。マウンティング・モンスターママは相手のイラつく姿や落ち込む姿、反応する姿をエサにして、むくむくデカくなるんですから!←実はママ友マウンティングでガッツリ失敗した私のアドバイスです(Mさん/44歳)

「マウンティングママ友」は相手にしないのが一番


マウンティングという言葉がピタっとハマったので、ドラマになるくらい話題にもなったのでしょうが、相手をなにげなく下に見ようとする行為、昔から女子が集まればそこそこあったものでしょう。

結局、対策としては「争わず」「適度の距離を保つ」が一番多いのですが、体験談にもあったように、もうスパっとママ友関係を一度断ち切るのもアリですね。

マウンティングする人の心理として、認証欲求や承認欲求(誰かに認めてもらいたいという思い、その思いからの行動や行動の結果を認めてもらおうとする欲求)が強いと言われますが、考えてみれば、これは大なり小なり、多くの人がもつものです。ただ、それが妻になり母になると、夫や子どもという存在で「これだけスゴイんだから! さぁ私を認めなさいよ!」という流れでママ友・マウンティングに繋がっていくことが特徴的。いつの間にか、マウンティングの泥沼にのめり込んでしまうママがいるのも事実です。

子どもの成長は早いもの、ママ友マウンティングに振り回されるなんて、時間がもったいない。気にせず、必要以上にかかわらず、相手のペースに巻き込まれずに、あなたの時間、あなたの家族、あなた自身を大切にしていきましょう!

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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