2020.02.21
外出時!子どもの「グズリ制止グッズ」0〜3歳用一挙紹介!
電車やバスなど交通機関内や、レストランなど公共の場所で子どもに騒がれると焦りますよね。小さい子を連れてのお出かけは、「いつグズり出すか…」というハラハラ&緊張の連続。すぐスマホを見せちゃいたいけど、「いつもこれでいいのか?」なんて小さな罪悪感…加えて、周りからの「すぐそんなの見せていいの?」的な視線が痛い。
そこで、今回はママたちが持ち歩く「子ども黙らせグッズ」を紹介します。30分、いや10分だけでもおとなしくしてくれれば、助かりますよね。
0歳は音出る系
0歳児は、視覚より聴覚で興味を惹きつけられるといわれています。コンビニの袋のシャリシャリ音や新聞紙のガサガサ音を聞くと落ち着く、というのはよく聞きますよね。
・新聞モチーフのしゃかしゃかおもちゃ
駅ビルのおもちゃ売り場で「赤ちゃんが静かになるおもちゃ!」というポップが貼られていたので、即買いしました。見た目はハンカチなのですが、布の中に触るとシャカシャカなる生地が仕込んであるもの。「赤ちゃん新聞」なんてプリントされていて、見た目もなかなか可愛いおもちゃです。ふたつ買って、ひとつはベビーカーにくくりつけ、ひとつはカバンに忍ばせています。電車の中などでグズグズ言い出したときに、耳元でシャカシャカしたり、手渡したりするとすぐ泣き止んで、しばらくひとりでシャカシャカしています。それでもダメなときは、オムツかおっぱい(笑)〔Wさん、5歳、9か月〕
・ミニメロディー絵本
ボタンを押すと音楽が鳴るメロディー絵本。24曲も入っていて、丸い形で真ん中にタンバリン(電子音)もついているので、20~30分くらいかぶりつきで遊んでくれます。レストランとかでは、グズり出す前に与えちゃいます。そのままだと音が大きくて周りに迷惑なので、音の出る穴にセロハンテープを貼っています。小さすぎて若干聞こえにくいですが、子どもは耳元まで持っていって聞いています(笑)〔Eさん、子ども11か月〕
・球が転がる音で落ち着く?
本体も球も木でできているおもちゃ。30個くらいの小さなカラフルな木の球が、小さな穴をコロコロ落ちる音が好きみたいです。すべて木なので、音も大きくないし、むしろ耳に心地いい音。スーパーやファミリーレストランなどで、ちょっとグズっとなったときに、さっと出して渡しています。音ももちろん、球を目で追うのも楽しいようなので、20分ほどの買い物の間や、レストランで親が食べている間などに重宝しています。〔Sさん、子ども8か月〕
赤ちゃんが泣いているときに、なにかしら音を出すと「ハッ!」と反応しますよね。そういえば、我が家にも音のなるおもちゃがたくさんありました。ただ、外出先では音を小さくしたり、心地よい音のものを選ぶ工夫が必要かも。
1歳は思わず見てしまうモノ
1歳前後の子どもは、視覚で惹きつけると静かにしてくれるようです。ママたちが工夫して作った(簡単)グッズや、持ち歩けるおすすめのおもちゃなどを紹介します。
・車の単語帳!?
1歳の頃、車が大好きだった長男。でも、絵本とか図鑑は持ち歩くのは重くて…英語を覚えるときに使う、リングがついた単語帳に車の写真や絵を貼りまくり、英単語帳ならぬ「車帳」を持ち歩いていました。
毎日子どもと一緒に電車通勤(5駅ほど)していたので、ちょっとでも騒ぎ出したらすぐ「車帳」をサッと渡す。ちょっと飽きてきたかな? と思ったら、車の種類を少しずつつけ足していました。電車バージョンも作った記憶が。頑張ってたなー、私(笑)
〔Tさん、子ども15歳、13歳〕
・指先を動かす練習にもなる、布絵本
ポケットからチョウチョが出てきたり、チャックの開け閉めができたり。そんな仕掛けがたくさんついている布絵本が好きな娘。お出かけ用の「ミニ布絵本」を見つけて、通販で2冊ほどポチっと購入しました。お出かけ用のとっておき布絵本なので、ちょっとグズり出した時に差し出すと、満面の笑みで手を出してくる顔が可愛い(笑)少なくとも20分くらいは黙って遊んでいてくれるので、電車内などですごく助かっています。一緒に出掛けたお友達が騒ぎ出したときに1冊貸してあげたら、やっぱりおとなしく見ていました。「布絵本」、1歳児のグズりにはかなり効果的かも。〔Uさん、子ども1歳〕
・ベビータッチフォン
おもちゃ屋で衝動買いしたベビースマホ(スマホ型のおもちゃ)。Eテレの大好きなキャラクターのボタン(アプリ風)があって、押すとテーマソングが流れたり、キャラクターがお話してくれたり。結局携帯みたいなものなのですが(苦笑)、本当のスマホではないので目が悪くなる心配はないし、キャラクターの名前を覚えたり、一生懸命言葉を真似したりしているので、発語の練習にもなっている(気がします)。〔Nさん、子ども1歳〕
ハンドメイド単語帳、ママ頑張りましたね。数年前はなかったような「お出かけおもちゃ」、今はかなり充実しているようです。自分の子どもがハマりそうなグッズをひとつかふたつ買っておくのもいいかもしれません。
2〜3歳は好きなキャラクター
2~3歳は、好きなキャラクターやジャンルがはっきりしてくる時期。アニメ、戦隊もの…しかもこの時期は強烈なイヤイヤ期でもあります。そんな子どもを持つママたちがお出かけ時に持ち歩く「黙らせグッズ」とは?
・やっと見つけたトーマス図鑑
寝ても覚めても「トーマス!」の息子、トーマスのキャラクターを眺めていれば幸せ(笑)でも、トーマスの本って大きいし重い! ミニサイズの本もあるのですが、そうすると掲載されているキャラクターが少なく、息子はすぐに飽きてしまう…散々探して見つけたのが、ポケットサイズのトーマス図鑑でした。お出かけのときだけ見られる図鑑なので、食いつきがすごいです。けっこう分厚い図鑑(といっても、ポケットサイズで普通の紙なので軽い)なので、1時間以上はもちます。〔Tさん、子ども3歳〕
・マイバッグにミニプラレールがぎっしり
手のひらサイズのミニプラレール。お出かけとなると、自分のリュックにガンガン詰めて背負っていきます。電車の中では、リュックをちょっと開けて中をごそごそチェック(笑)、レストランなどでは並べて遊んでいます。お出かけ先にプラレールのガチャポンがあるたびに、私がこっそり買い足して、「お出かけサプライズ」で渡しています。そのサプライス目的でおとなしくしててくれるのかも。でも上の子がDSをやり出すと、そっちに興味が行っちゃいます…(泣)〔Hさん、子ども9歳、2歳〕
・お出かけのお供はリカちゃん人形
リカちゃんにハマっている3歳の娘。リカちゃんの服やらアクセサリーやら増えて仕方ないですが、お出かけの時に役立っています。マイバッグにいそいそとリカちゃん&着せ替えの服をパンパンに入れて出発(笑)車の中でも黙々とリカちゃんで遊んでくれるし、レストランなどでも騒がずにリカちゃんと遊んでいます。一度マイバッグを家に置き忘れ、大騒ぎになったことがあって…ちょうどデパートにいたので、おもちゃ屋で新しいリカちゃんを買わされました。〔Aさん、子ども3歳〕
2~3歳になると、自我が強くなり、「これ持っていく!」「これがないとダメ!」という気持ちが芽生えるようです。それがあれば大丈夫でも、もし忘れたときは地獄かも!?
4〜5歳はちょい頭&手先を使う系
4~5歳になると、だいぶ理解も進み、何もなくてもおとなしくできる時間が長くなります。とはいえ、長時間じっといているのはなかなか難しいもの。そんなときに1人で集中してくれるグッズとは?
・ママが書いた即興迷路
私自身ちょこちょこ絵を描いたりすることが好きなので、時間のある時、メモ帳にたくさん迷路を書いておきます。迷路のスタートとゴールに子どもの好きなキャラクターを書いておくと、飽きずに次々とやってくれます。やり終わってしまったら、その場で即興で書けばいい。おとなしくしていてくれるのもありがたいし、自分が書いたものを子どもが喜んでやってくれる、という嬉しさもあります(笑)〔Iさん、子ども4歳、1歳〕
・もくもくとシール貼り
娘が4歳のとき入院し、病院の売店で売っていたミニシール絵本。ストーリー仕立てのものや、間違い探しなどもあって飽きさせない内容だし、はがせるシールで何度も遊べるもの。入院中ももちろん、その後も「お出かけ先の一人遊びグッズ」として役立ちました。
〔Yさん、子ども10歳、6歳〕
・書いて消せるお絵かきボード
お絵かきが大好きな娘。出先に必ずノートと筆箱を持って行ってました。でもノートだとすぐなくなるし、筆箱を忘れて書けない、なんて弊害も…ということで、おもちゃ屋で見つけたミニお絵かきボード(磁石のペンでボードに絵が描けて、レバーを左右に動かすだけで消せる)を購入しました。描いては消し、描いては消し、1時間以上集中してくれましたね。逆に帰るときに「もっと書く!」とグズることもありました(笑)
そんな娘も今は中2、絵好きが高じて美術部に入っています。〔Fさん、子ども14歳、11歳〕
以前、レストランで隣の席に座った4~5歳とおぼしきお子さんが、黙々と足し算のプリントをしていてビックリしたことがあります(笑)そこまでいかなくても、このくらいの年齢は「考えながら集中してできる」ものが役立ちそうです。
皆さん、グッズを手作りしたり、苦労して入手したり、いろいろと工夫していますね。月齢ごとにさまざまな「黙らせグッズ」があるものだなーと感心するとともに、我が家にはまだまだうるさい5歳児がいるので、参考になりました。
とはいえ、「黙らせグッズがダメだったり、グズりが酷かったらスマホに頼ります」という方も多くいらっしゃいました。黙らせグッズとスマホをうまく併用すれば、「騒いだらどうしよう」という緊張から解放されそうですね。
※この記事は2019年2月に公開されたものです。
田崎美穂子
mamaライター