2020.02.21
ママたちをプチ充電するのは「一杯の○○」、それを選ぶ理由が興味深い!
働くお母さんを応援する! というわけで、ちょっと今回は変わった趣向です。
「あなたの心を癒す一杯」
を、教えてもらいました。一杯のドリンクがママに潤いを満たす瞬間、その理由。ちょっと意外な選択や理由が興味深かったのでご紹介しますね。まずは多かった「コーヒー・紅茶」から、意外な飲み物まで登場します!
コーヒー・紅茶で「ホッとする時間」
「コーヒー片手にリセットタイム」
時短勤務のため、保育園まで30分程度の時間ができることがあります。この時にお気に入りのカフェで、好みのコーヒーを飲みます。この時間は絶対にスケジュール帳も開かないし、スマホもやらない。ただ、ボーっと、コーヒーを飲んで、つらつら考え事をしてます。朝から晩までひたすら何かに追われている感覚なので、時間をリセットするための「時間」です(Nさん/33歳/子ども・2歳)
「甘いものって癒される」
疲れたなぁと思う時、バンホーデンのココアの粉を少量の水でこね、砂糖をくわえ、牛乳をたしながら小鍋で温めて、自分好みのココアを作ります。やっぱり甘いものって、癒しだと思う(Tさん/38歳/子ども4歳)
「イライラを鎮めてくれるハーブティー」
その日の気分によって違う種類のハーブティー(ティーバッグで作る簡単なやつですが)を入れて、ごく小さな水筒を持ち歩いています。朝、保育園送って、ラッシュに飛び乗って、会社近くの公園で、ほんの数分ですがベンチに座ってひとくち、ふた口飲むだけで、母から働く人へ切り替えがつくんです。クレーム対応のコールセンターで主任をしているのですが、イラっとした時も、中庭か、雨なら廊下の窓際で、ちょっと飲んで、深呼吸して、大好きな嵐の曲を1曲だけ聞いたりします。イラっとしたら、それが「イライラ」になる前に、ほんの数分の時間と、ひとくちのハーブティーで、とにかく少しでも「イラ」を減らしておきます。「イラ」をため込まないのが、働くママには絶対必要、だから、少しでもいいから吐き出しておくのが私のやり方。それには、香りのある優しいハーブティーが欠かせません!(Eさん/46歳/子ども・7歳、12歳)
「とりあえずビール」飲まなきゃやってらせませんて!
「ビール1本が命綱!?」
仕事からダッシュで保育園お迎え、そのままグズる下の子をなだめすかしながら学童へ、そして近所のスーパーへ。帰宅して、うちはすぐにふたりと一緒にお風呂に入り、出たらまずやるのが「プシュー!」と缶ビール。もう冷蔵庫の前で仁王立ちで飲みます。この瞬間は「あああああ、今日も頑張ったよ、あ、いや、まだこれからだけどな」と毎日同じことを思い、それからビール1本を片手に料理します。のどごし爽やか、ビール1本のおかげで、イライラせずに夕飯の支度ができる。安上がりな母です(Mさん/35歳/子ども・4歳、7歳)
「しゅわーっていうゴージャスな気分が大事!」
時々、プチギレそうになった時用に、小瓶のシャンパン(スパークリングワイン)を密かに冷蔵庫の奥に貯蔵。子どもが寝た後や、週末の昼間(夫が子どもと出かけたりした時)、ソファーにどかんと座って飲む。つまみは常にある「柿ピー」か子どもが好きな「魚肉ソーセージ」ってのが、ちょいビミョーだけど、いいんです!やっぱり、あわあわ~、シュワ~っていうのが最高。プチ贅沢気分にひたれるし、現実逃避できるから。ビールより、スペシャル感があるのが、いいんです。気分、気分、気分が大事!(Uさん/36歳/子ども・5歳)
「泥酔したっていいじゃない」
たま~に、ですよ。たまにですけど、家で泥酔します。焼酎だったり日本酒だったりワインだったり、夫と軽く晩酌の一杯をやって、それから食事をするんですけど、モヤモヤがたまってる時とか、子どもとうまくいかなかった時とか、仕事で嫌なことばかりが続いた時とか「もう、いいよ、自分!」と解放してあげるために。翌日半日は使い物にならないので、大抵は金曜か土曜の夜で、年に2~3回かな。そういう時って、やたらおしゃべりになって、普段言えないことも、お酒のイキオイで気が大きくなって、夫に言って、からみまくります。口にできたことで、翌日、胃は重いけど気持ちは軽くなります(笑)(Mさん/44歳/子ども・7歳)
ほぉー! それが心を癒す一杯なんだ!?
「ファイトいっぱつ!」
体育会系の学生時代から、ここぞという時にはリポビタンD。心癒すというより、心に渇!いれるためのドリンク。わたしが台所で立って飲んでると、子どもが不安そうな顔をするけど、たぶん、リポビタンD飲んでる日って、怒鳴りまくったり仕事がうまくいかなくて不機嫌だったり、このままどっかへいっちまうぞ!くらい頭に血が上ってる時だから、ママが〝ヤバいモード〟入ってると思ってるのかも。とにかく、ここぞという時は絶対にリポビタンD。ファイトいっぱーつ!と思うから(Aさん/40歳/子ども・3歳、8歳)
「銭湯のマミーはテッパンのうまさ」
忙しくて、なかなか子どもとの時間がとれないことが、なんとなく自分の気持ちをダウンさせることがあって、そういう時は近くにある銭湯に子どもと行きます。銭湯へ行くと、家のお風呂と違い、なんていうか子どもを怒ったりしないし、大きなお風呂はやっぱり気持ちいいし。それで出てから飲む、マミーは最高! あの甘ったるい、懐かしすぎるマミー。普段ぜったいおいしいと思わないんだけど、なぜか銭湯ではマミーが断然うまい! そして子どもは普段飲ませてもらえないコーヒー牛乳飲んで、ご満悦。帰りは手をつないで、ふたりでいろんな話をしながらオウチに戻ります(Fさん/32歳/子ども・5歳)
「海外ドラマにちょいマニアックなソフトドリンクで」
ルートビア-。一時期ですがアメリカにいる時によく飲んでて、なんていうか、個人的意見だけどまずい(笑)まずいがクセになる。日本だとノンアルコールビールの一種みたく紹介されてるけど、普通に炭酸ジュースの感覚。あと、マウンテンデューも大好き。どちらも、なんか微妙に嘘くさくて、人工的にうまいところがツボにハマる。私はお酒が飲めないので、子どもが寝てから、マウンテンデューにポテトチップ食べるという、劇的に太りそうな組み合わせで、撮りためた海外の医療ドラマ見る、これが一番の私の気分転換です。コーラや三ツ矢サイダーでもいいんだけど、ルートビアーやマウンテンデューのが気分でるのが不思議~。でも、お気に入りの一杯です(Kさん/28歳./子ども・2歳)
気持ちのこもった一杯は幸せな物語
「子どもが持ってきてくれた冷たいお水」
熱だして寝込んでしまった週末、小1の息子が氷をいれたお水をグラスにいれて持ってきてくれた。「ママ、早くよくなってよ」と顔をのぞきこまれて、両手で大事に抱えたグラスを受け取った。おいしくて、嬉しくて、ちいちゃかった子どもが大きくなったなぁと思って、なんだか涙が出そうになった一杯の水(Aさん/38歳/子ども・7歳)
「珈琲の香りと共に」
家事分担なんぞ、どこ吹く風の夫ですが、日曜日の朝ご飯に(自分が好きだからだけど)必ず豆からひいてコーヒーを入れてくれます。子どもに朝食を食べさせ、とりあえずソファーに座りホッとしたところで飲む薫り高いコーヒーは、一瞬、いろいろなことを忘れ、いい人と結婚したなとか思っちゃいます。それもまぁ、コーヒーの香りが消えるまでの、ほんの一瞬ですけどもw(Uさん/42歳/子ども・11歳)
「あの夫が作ってくれた一杯」
つわりがひどかった時、唯一飲めたのが、カルピスにレモン1個をぎゅーっとしぼり、それを炭酸で割ったもの。なーんもしない超昭和な年上の夫が、食べても吐き、食べなくても吐き、トイレから涙目で出てくる私に見かねて作ってくれました(作るも何もレモンひたすら絞るだけですけども)。ある時、いきなり玄関があく音がして驚くと、昼休みに会社を抜け出した夫が、ものすごいイキオイでレモンを搾り、手作りカルピスを大きなグラスにいれ、ソファーにぐたーとなっていた私の前に置き「とにかく飲むだけでも飲むんだよ!」と怒鳴るようにして、またすぐに去っていった。それを飲みながら、お腹に手をあてて「いいお父さんだよねぇ」って、話しかけたのを鮮明に覚えています。あのカルピスに勝る飲み物は、ないです(Wさん/33歳/子ども・1歳)
一杯の飲み物にもママの物語がある
わたしは、ギリギリ納期の仕事があがった時、キンキンに冷えた白ワインを炭酸でわって、氷とライムいれた自家製スプリッツアーを大きなグラスで作って、グラスについた霜を見ながら、「くーーーーっ、終わった!」と大声あげて、自分に乾杯する。これが最高の一杯ですね~。
たった一杯の飲み物に、ママは癒されたり、ホッとしたり、ストレス発散したり、そして、一杯の飲み物に、幸せを感じたりしている。あなただけの物語、あなただけの癒しが詰まっている、そんな素敵な一杯の飲み物。あなたにもありませんか?
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。