2020.03.05
ドル建て年金型保険が賢く貯めるならオススメ!?FPに聞く貯めの極意!
みなさんは実際にどのようにお金を貯めているのでしょうか?
貯金と一口にいっても、たんす預金、定期預金、学資保険など、その方法は目的に合わせてさまざま。
我が家の場合は、家族の保険をすべて積み立て型のものにして、中期(15~18年)、長期(30年)で分けており、現在は実質それらがメインの蓄えとなっています。
しかし、学資保険は子どもたちそれぞれの進学で消える予定で、そう考えると夫婦の将来のためにいくら残るのか……
公的年金の支給金額はこの先下がっていくことが確実なうえ、支給スタートも現在は65歳ですが、私たちの世代が受け取る頃には70歳、もしかするともっと上がっている可能性も考えられます。
さらに、夫ともども現在はフリーランスで、その場合はもちろん退職金はありません。
こうなるとますます老後に不安を感じるのは当然、そこで1年ほど前にFPさんに相談して始めたのがドル建ての個人年金保険です。
今回はドル建て個人年金保険についてFPさんの発言をもとにご紹介したいと思います。
そもそも個人年金って何?
ご存知の方も多いかもしれませんが、公的な年金とは別に個人で積み立てる年金で、金額は掛け金によって変わり、受け取り方もさまざまです。
公的年金は、基本的に支払いスタート時から被保険者が亡くなるまで支払われ続けるもの(終身型)で、仮に支払いがスタートしてすぐに亡くなってしまったら元本割れしてしまうというデメリットがあります(※ただし厚生年金の場合は、その一部が遺族年金として家族に支払われます)。
一方、個人年金の場合、この終身型以外に、「〇歳から〇年間毎年〇万円ずつ」という風に、受け取り方が選べる商品があります。
決まった金額を必ずもらえるので確定年金と呼ばれていますが、もしも途中で被保険者が亡くなっても、残りの金額を家族が受け取ることが可能なため、確実にこれだけは受け取りたい!または残したい!という方にはオススメです。
ドル建て終身保険とは?
ここで白状しますと私自身は経済に疎く、この歳(33歳)まで「円安って何?円が世界で安くなったところで、海外にも修学旅行で一度しか行ったことがない私の実生活にどんな関係があるの!?」というレベルでした。
さすがにそんな方はいないと思うので、ここではざっくりとドル建ての解説を。
普通、私たちが銀行なり保険会社にお金を預ける場合、円で預けますよね。これをドルで預けるのがドル建てということになります。
ドルで預けるといっても、自分でドルに換金して……というような面倒な作業はなく、たとえば保険料が月100US$の保険に加入した場合、その時のドルの価値によって払い込みをします。
つまり、払い込み確定日に1ドルが120円なら12000円ですね(※実際には日々多少の変動があるため、払い込み金額は少しずつ変わります)
受け取る際にはまたその時点でのレートで支払われるため、例えば1ドル130円になっていれば、その分の差額はまるっと儲かるということですね。
みなさんご存知のとおり、日本の景気は低迷し今は円安の時代。支払われる際に今より円高の時代が来る可能性は低いと考え私も踏切りました!
ただし、数十年後に円高の時代が100%来ないとは言い切れませんので、そのへんのリスクを受け入れる覚悟が必要です。
また、円からドル、ドルから円に換金する際には手数料が発生することもお忘れなく。
ドル建てのメリットは利率の高さ!必ずデメリットも理解して契約を!
保険には返礼率というものがあり、これは満期、もしくは解約した時に手元に戻ってくるお金のことを指します。
ドル建て保険では、日本の保険の場合の返礼率と比べ、利率が高く設定されていることが特徴です。
一例ですが、私が加入しているドル建て保険の返礼率の場合、受け取り方によって、129%(終身)、134.8%(受け取り期間5年)、142.3%(10年)、150.1%(15年)、158.1%(20年)と長く保険会社が運用できるほど返礼率もぐんと跳ね上がります。
我が家は万が一のときのためのリスク分散として日本の保険会社の個人年金にも加入していますが、これらの利率は日本の保険ではちょっと考えられない数字ですよね。
ドル建ての場合はメリットも大きいのですが、もしも円高になったときのデメリットを考えると、ハイリスクハイリターンと考える方も多いかもしれませんね。
私は信頼できるFPさんにとことん説明していただき、納得したうえで加入を決めたので、興味のある方はぜひ一度FPさんにご相談してみることをオススメします!
※この記事は2016年4月に公開された記事です。