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2020.06.26

プライベートでの「リモート飲み&トーク」について、ママたちの本音を直撃!



自粛生活中のリモートワーク、長期に及んだ方も多いと思います。リモート会議などがあっても、和気あいあいと何でもないことをダラダラとは話せませんよね。直接面と向かって、思いついたことをパッと話せる相手は家族だけ、なんてことも。
そんな中、「リモート飲み」という言葉をよく耳にしますが、皆さんは同僚や友人、ママ友などとリモート飲み、もしくはプライベートでリモートトークなどはしましたか?

今回は、働くママたちに「自粛生活中、プライベートでリモート飲みやリモートトーク、やった? やらなかった?」を聞いてみました。やった理由、やらない理由、あるいはやりたくない理由もさまざまで興味深いものがありました。

会社の同僚と、子どもが寝た後リモートちょい飲み


子どもがいたら乱入されてしまうし、そっちのけで飲んだら子どもが可哀そうだし…ということで、子どもを寝かしつけた後などリモート飲みをしたことがあるママに、話を聞いてみました。

・同僚ママ3人で缶ビール片手に
同じ部署に年の近いワーママが2人いて、偶然にも子どもの年齢も近く、ウマも合う。よくランチをして愚痴を言い合ったり、励まし合ったりしています。リモートワークになって1か月くらい経った時、私の「久々に3人で話したいねー」という一言でLINEのビデオ通話をすることに。子どもが寝た後の10時くらいから、各自缶ビールを片手に1時間弱、たわいもない話から愚痴まで、ガーっと話して笑って…
その頃は保育園も休園だったので、日中話す相手は子どもだけ。久しぶりに気の合う同僚と顔を見て話しただけで、思いのほか大満足できました。翌朝夫が「なんか機嫌いいね」と(笑)
リモート飲みは2回だけでしたが、スッキリストレス解消になりました。
〔Hさん、子ども4歳〕

・すっぴんOKな気の置けない同僚と
3年後輩の同僚と、週1回ペースでリモート飲みをしていました。彼女は独身で、私が勝手に妹のように可愛がっている、お互いすっぴんOKな気の置けないありがたい存在。
私はシングルマザーなので、子どもを寝かしつけたら「旦那の邪魔にならないかな」と心配することもないので、思いっきり飲んでました。
だいたいいつも10時~12時の2時間ほど、音楽、ドラマ、映画の話をグダグダと。すでに子どもとお風呂に入っているし、飲んだ後は歯を磨いて寝るだけ。お店よりも気楽に、大好きな相手と飲める。個人的には、リモート家飲み、最高だと思っています!相手もそう思っているといいのですが…今度聞いてみよう!〔Oさん、子ども6歳〕

「自然と機嫌がよくなっている」これってかなりストレス解消できている証拠。家族以外の人と、たわいもない会話をする。コロナ前は普通にやっていた行動が、実は気持ちの切り替えに大いに役立っているんですね。

保育園・学校のママと「つらいけど頑張ろう!」トークで盛り上がる


よく連絡を取り合う、割と親しい働くママ同士でリモートトークをした方も多いようです。休校・休園でつらい、どう過ごして、どう仕事してる? という近況を伝え合うだけで、ちょっと元気が出ることも。

・「辛いのはみんな一緒だ」としみじみ共感できた
保育園の送りで必ず会う、気の合うママがいます。登園自粛中はリモートワークだったので、ひたすら子どもと家にこもる日々がつらくて…思わずそのママ(同じくリモートワーク)に「正直ストレス溜まりまくり」と連絡したら、「ちょっとビデオ通話しちゃう?」と提案してくれて。
昼ご飯が終わったくらいの時間に、子どもも交えてワイワイリモートトークをしました(自粛生活中、3回くらいやったかな)。時間にして30分くらいですが、「午前中まったく仕事できなかった」「ipad、3時間も見せちゃった~」など、お互いの“現実”を吐露し合いました(苦笑)子ども同士も友達の顔が見られて満足していたし、「仕事にならなかったり自分の時間がゼロ、辛いのはみんな一緒だ! もうちょっと頑張ろう」と思えましたね。
〔Tさん、子ども4歳〕

・家庭学習のやり方ヒントをたくさんもらえた!
保育園の卒園式対策委員を一緒にやって仲良くなったママ(私含めて)3人と、「全員リモートワークだし、1回LINE通話してみる?」ということに。2週間に1回くらいの頻度で、子どもたちがテレビを見ている間、30~40分ほど、軽くリモートトーク(飲み?)をしました。全員子どもが小学校1年生で、入学した途端休校という異例な状態。話はもっぱら「家庭学習どうしたらいいんだろう?」でしたね。
会話しているうちに、「そうそう、ウチはこんなやり方してるよ」と、どんどん意見が出てくる。LINEやメールだと、書き忘れたり聞き忘れたりしちゃうので…私にとってはとても有意義なリモートトークでした。〔Tさん、子ども10歳、6歳〕

LINEやメールでは伝えきれない、聞ききれないことも、顔を見て話していると通じ合ったり、ふとした意見がすごく参考になったり。リモートトークで助けられたママも多いようですね。

懐かしい旧友とリモート飲みで交友復活


忙しくてしばらく疎遠になっていた旧友と、リモートトークで交友関係が復活した、というママもいるようです。

・海外の「腐れ縁友達」と数年ぶりに
小学校~高校が一緒の腐れ縁の親友が、10年以上前に北欧の島に嫁いでからすっかり疎遠に…その友人が久々にアップしたSNS(北欧のコロナの様子や、自粛状況など)に私がコメントしたことをきっかけに、リモートトーク(時々飲み)をするようになりました。2週間に1回くらいかな。時差もあるので、そこはお互い「今大丈夫?」という感じで探りを入れながら。昔話、子どもの話…気づけば3時間近く話していたこともありました。他愛もない話ばかりですが、10代の頃に戻った感じで、心が若返った気がします(笑)
〔Mさん、子ども15歳、13歳〕

・10年ぶりに顔を見て話せた!
1歳年下のいとこ。歳も近く、近所に住んでいたこともあって、よく一緒に遊んだり出かけたりしたのに、結婚してからは忙しくてぜんぜん会えず連絡も取らず。自粛期間中に、親から「〇ちゃん(いとこ)のお子さんもう4歳になるって」と聞いたのが連絡を取るきっかけになりました。顔を見て話せたのは実に10年ぶり! いとこだし、「お互い年取ったね。シミあるじゃん」など、言いたいことが言えて楽しかったですね(笑)子ども同士(はとこ同士)も画面越しに「初めまして」ができたし。〔Yさん、子ども10歳、6歳〕

Mさん、Yさんとも、「平日通勤、土日は家事や子ども相手という普段の生活の中では、連絡を取ろうと思いつかなかったかも」とおっしゃっていました。リモートという異例の生活だからこそ「そういえばどうしているかな。話したいな」と思える相手がいるって、嬉しいことですよね。

リモートトークはしない方向でやってます


特にリモート飲みやリモートトークに必要性を感じない、やりたくない、やったけど二度と嫌だ…という意見も多くありました。その理由やエピソードを紹介します。

・そこまでして話したいと思う相手がいない
うーん、あえてリモート飲みをしてまで話したい、一緒に飲みたいと思う相手がいなかったですね。この自粛生活をきっかけに、自分の交友関係を改めて見直せたというか。
旦那と夕飯の時に一緒に飲むのも好きなので、それで十分でした。
〔Tさん、子ども16歳、13歳、5歳〕

・リモートやってる時間なんてない…
家族以外の人と話したいなあ、と思うときもありますが、1日子どもの相手、家事、仕事に追われ、「この時間をどう使うか」と頭を悩ませ…正直、リモート飲みをやっている時間と心の余裕がなかったですね。幸い誰からも誘われなかったし(苦笑)
〔Uさん、子ども6歳、4歳〕

・眉毛描くのも面倒!
あるLINEグループで「子どもが寝た後、ビデオ通話しない?」と誘われましたが、子どもが寝た後=風呂入った後で、もろスッピン! そこからまたファンデ塗って眉毛描いて…
あぁ面倒くさい! と思って、「100%子どもと寝落ちしてるから、ちょっと無理かな」と断りました。〔Iさん、子ども3歳〕

・なかなか終わる気配がしない
会社で割とよく話す同僚4人とリモート飲み会やろう! ということになり乗ったのですが…夜の9時から開始、最初の2時間くらいは楽しかったのですが、一人がクダを巻き始め、ダラダラグダグダといつまでも終わる気配なし。「終電があるので…」という言い訳もできないし(苦笑)、勝手に退出したら今後の関係に響くかもしれないし。
結局夜中の1時過ぎまで続きました。普通の飲み会の何倍も疲れました。誘われても、「回線悪くて」とか、適当に言い訳して断っています。〔Hさん、子ども16歳、13歳〕

すっぴん、寝間着はちょっと気が引ける…メイクするのも、わざわざ着替えるのも面倒という! 気持ちもよく分かります。ましてや、お風呂に入ったり子どもを寝かしつけたら、「やっとできた1人の時間!」を堪能したい気分になっちゃうかも。
帰る言い訳ができない「ダラダラ飲み」も、キツイものがありますよね…

リモートトーク、リモート飲み、賛否両論もあり、「やってみたら楽しかった!」「もうやりたくないかも…」いろいろな意見もありましたが、コロナ禍が生み出した“新しい形のコミュニケーション”であることは確かです。
授業や会議などでもリモートが取り入れられている今、「顔を見て話せるツールのひとつ」として、少しずつ抵抗感をなくしながら付き合っていくべきものなのかもしれません。

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田崎美穂子

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