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2021.09.09

<コロナ禍>オンライン授業になったら?外勤ママ、在宅勤務ママにリアルな生活を聞いてみた



さまざまな変異株が増えている今、休校はいつおきてもおかしくない状況です。現在広がりつつある変異株は子ども同士でも感染しやすいとして注目されているのが現状。地方や都市部など、地域に関係なく学校がオンライン授業に切り替わる可能性はあるでしょう。
ここで気になるのが「万が一オンライン学習に切り替わったらどんな生活になるの?」といった点ではないでしょうか。
そこで、今回は昨年の一斉休校などにより、オンライン授業を経験したことのある、リモートワークママ、外勤ママにリアルな生活を伺ってみました。

リモートワーク(在宅勤務)×オンライン授業を経験したママ


まずは、ママの在宅勤務化と、子どものオンライン授業スタートが重なったケースについてご紹介します。

去年、学校の一斉休校が決まり、すぐに上司からリモートワークに切り替えていいと指示されたので、ほぼ子どものオンライン授業スタートに対応できる形となりました。ただ、かなり気を使ったな…という記憶しか残っていないですね。基本的に私も子どももリビングで過ごしていたのですが、「オンライン授業のカメラに映らないように」と気を付けて動かなければなりませんでしたし、子どもも私が近くで仕事をしていて授業に集中できなかったようです。今後、子どものオンライン授業がスタートするようなら、パーテーションなどの仕切りを準備しておかないと…と思っています。(37歳ママ・子ども11歳)

 

学校の一斉休校の際に、学校が数日試運転のような形で数日オンライン授業をしたことがありました。私はコロナ禍の影響ですでにリモートワークに切り替わっていたのですが、本当に仕事になりません…。ダイニングのテーブルを囲うようにして、各々が作業や勉強をしていたのですが「これで合ってる?」「なんでこの答えになるの?」と質問の嵐。
仕方がないのは重々承知しているのですが、想像以上にハードな期間でした。(35歳ママ・子ども7歳)

 

娘が通っている小学校では基本登校ですが、現状期間限定ですが、感染が不安な家庭にはオンラインで授業を受けられるようになっています。先日、娘が登校しぶりをしたため、オンラインで授業を受けてもらうことに。4時間の授業でしたが、娘には合っていたようです。そして、私も仕事をしながらですが授業を聞けるため、どこまで進んでいるのか、子どもが理解していないところはないか、はたまた授業中のクラス内の様子までよくわかりました。ただ、まだ低学年のため、一人で受けさせるのは難しいので、ある程度親が見ていなきゃいけないのが辛いところですが。」(44歳ママ・子ども8歳)

ママのリモートワーク×子どものオンライン授業を経験したママの多くが「大変だった」とのこと。とくに、声が多かったのが「お互いに集中できない」「子どもの対応に追われて仕事が進まない」などです。
筆者も保育園の当園自粛の影響があり、去年1か月近くリモートワーク×育児という環境にありました。仕事に集中できないだけではなく、子どもの相手や昼食作りにも追われ、作業時間の確保が難しいといった悩みも抱えていたので、上記のママたちの声は本当に共感できます。

外勤×オンライン授業を経験したママ


子どものオンライン授業がスタートしたものの、仕事が外勤のみ、あるいはリモートワークにならなかったというママも少なくありません。一体、どのような生活となったのでしょうか。

小学校4年生だったことと、勤務先が自宅から徒歩圏内だったこともあり、子どもに留守番してもらうことにしました。とはいえ、1日中1人にさせるわけにもいかないので、会社に了承を得て2時間ごとに様子を見に言ったり、昼食を作りに言って一緒に食べたりしていました。
万が一子どもが1年生だったり、勤務先が遠かったりしたらちょっと難しい選択だったと思います。(32歳ママ・子ども10歳)

仕事柄リモートワークが難しいので、子どもを家で見ていることはできませんでした。下の子は保育園で預かってもらえていたのですが、上の子は一斉休校で学校がお休みに…。幸い、夫側の母親が車で10分ほどの距離に住んでいたので、何とかお願いして見てもらえることになりました。義母と子どもの昼食を朝のうちに準備しておき、なるべく2人に負担がかからないようにいろいろと配慮しました。(40歳ママ・子ども7歳5歳)

必ずしもすべての職業がリモートワークに切り替えられるわけではありません。その場合は、子どもに留守番をさせるか、親戚・家族を頼る必要があります。上記のママは、いずれも「職場が家から近い」「近隣に親族が済んでいる」などの理由で何とか対応できたそうです。
なかには学校が休校となったものの、仕事は休めない…。そんなママのなかには、苦渋の決断として、ベビーシッターを利用したケースもあります。
最近は、当日の急な依頼にも対応してくれるベビーシッターサービスがあるので、万が一に備えて登録しておくといいかもしれません。
1人で留守番させるわけにはいかないものの、預け先がない場合の心強い味方と言えるでしょう。

オンライン授業の可能性を視野に入れておこう

今後、オンライン授業がスタートする可能性は0ではありません。子どもの感染拡大が深刻化したり、学校内でクラスターが発生することなどがあれば、オンライン授業に切り替わる可能性は高いでしょう。
今のうちに、オンライン授業に切り替わった場合の計画や、万が一の対応などについて考えておくことをおすすめします。

粕谷麻衣

粕谷麻衣

フリーライター、記者

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