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2020.06.30

突然の休校!ワーママがリアルに助かったサービス5選



子供は4月からピカピカの小学校1年生になりました。しかし、なった途端に1日も通わぬまま新型コロナウイルスの脅威で3か月近く小学校(と公的学童も)が休校になってしまいました・・・。
学校から何の音沙汰もない時期が1カ月ほど続いた後、週1の課題配布・回収、週1-3日の分散登校を経て、6月下旬から通常登校と給食が始まり、肩の荷が少し降りたところです。
そこで今回は、突然の休校で、仕事をしながら子の世話まで手が回らない中で助かったサービス等をまとめて紹介したいと思います。
なお、以下はあくまで個人的体験です。未就学児がいるご家庭や、きょうだいのいるご家庭等では、また異なる対応があるだろうし、違うニーズがあるだろうと思います。

(1) 窮地を救ってくれた「民間学童」


4月3日(金)の夕方、職場で仕事中に突然携帯に小学校から電話がありました。6日(月)の入学式を中止して、しばらく休校するとのこと。続いて公的学童から電話があり、「両親が公的インフラ(医療・消防・警察)で働く家の子以外の受入れは休止する」とのこと。
4月初旬は、夫婦ともに普通に出勤していたので、急遽、月曜から子供をどうするか、仕事をどうするかの板挟みに・・・。この時期は、新型コロナの影響で通常よりも業務が多忙な上、退職や異動に伴う業務の振り直し、新卒採用の指導などが重なり、月曜に突然休んで仕事に穴を開けることはできませんでした。最悪小1になったばかりの子に1日留守番させるか、それとも子連れで出勤して空き会議室を使わせてもらうか・・・が、頭をよぎった日曜の夕方、加入していた「民間学童」が、受入れ継続の英断をしてくれました。まさに九死に一生を得た気分でした。

その民間学童とは、残業用に週2日のみの預かり契約だったのですが、急遽週5日のフル預かりも引き受けてくれたおかげで、在宅勤務に切り替わるまでの間、何とか、子どもを放置せず、職場に迷惑をかけることなく、働き続けることができました。
我が家の場合、たまたま住んでいた地域の公的学童が18:15までと受入れ時間が短く、フルタイム共働き家庭のニーズに応じた民間学童が近隣にたくさん設立されていたという幸運もありました。
それにしても、各家庭の事情を全く考慮せずに、「両親の職業が該当しないので預からない(預かると不公平が生じる)」として、突然預かりを休止した公的学童の対応には、今でも疑問が残ります・・・。

(2) 月数百円で子供アニメ見放題の「アマゾンプライム」


学校と公的学童が休止になってしばらくして、夫婦ともに、少し遅れて在宅勤務(リモートワーク)が始まりました。
ここで、「自宅にいながら仕事中は、子供を放置」という現実とどう向き合うか、が主な課題になりました。
そして、この時に助かったのは、「アマゾンプライム」の子供アニメ見放題。
「ドラえもん」のテレビ版・映画版ともに制覇。「ポケモン」も制覇・・・ついに「お猿のジョージ」まで・・・(親は横で耳栓しながら仕事)。これで月数百円なんてコスパ良すぎる。アマゾンプライム、ありがとう!

(3) 内容も安心、意外とハマる「NHK for school」


アマゾンプライムのアニメに親子ともに飽きた頃、次に出会ったのが、「おうちで学ぼう!NHK for School(https://www.nhk.or.jp/school/)」のサイトです。
全て無料な上、安心の教育番組。しかも大昔の教育番組のように内容もそれほどかたくない。子どもは、「マテマティカ2」という算数番組と、俳優・香川照之の「昆虫すごいぜ!」にはまり、どちらも全話制覇。2番組とも、親も仕事をしながら思わず聞き耳を立ててしまう面白さでした。
また、NHK番組は、アマゾンプライムやYoutubeのように番組終了時に勝手に続きを再生したり、別の番組に飛んだりしないため、安心して仕事をすることができました。

(4) やってて良かった「公文式」


小学校は4月からほぼ機能停止状態。連絡もなし。
連休が明けてしばらく経った頃にようやく週1の課題配布・回収日ができたくらいのスローペースでした(多分、現場の先生は、教育委員会の方針を待ちつつ、刻一刻と状況が変わる中での対応が大変だったと思いますが)。
それでも、子の勉強面は全く心配しませんでした。
それは、保育園時代から公文に通い、読み書き計算や自学自習の習慣がついていたから。
休校後、子供が通う公文教室ではいち早く、授業料の全額返金や、家庭学習用に大量のプリントを配布してくれて、小学校の教科書すらない中で、公文を毎日同じペースで解き続けることで勉強のリズムをくずさずに済みました。
その後、突然、小学校から大量のひらがな・数字プリントの課題(宿題)が出るようになっても全く困らなかったのは、公文のおかげです。
まさに「やってて良かった公文式!」。
なお、学研に子どもが通っていたママ友さんも「学研やってて良かった~」と話していたので、公文に限らず、未就学の時にある程度机に座って鉛筆を握る習慣をつけておくと、小学校に入った後、親子ともにラク・・・ということを改めて実感した次第です。

(5)思いがけない効果「小学校の課題プリント」


5月中旬以降、小学校から突然の大量のプリントと、15分刻みの細かい時間割サンプルが配布されるようになりました。
両親ともに平日は在宅で普通に仕事をしているので(オンライン会議も頻繁にある)、そんな細かい時間割に沿った子のケアなんてできません・・・。
よって、時間割は一切無視して、翌週提出のプリント学習のみを集中してやりました。大量に自分の名前を書く練習、ひらがなの練習、数字の練習・・・それら全てのプリントに描かれた絵の色塗り・・・・。
公文をやっていると短時間に大量の問題を解くために、子供の文字や数字がものすごく汚くなります。ここを何とか改善したいと思っていたので、丁寧になぞり書きを繰り返す小学校のプリント類はとても重宝しました。
また、親が「すごーい!上手!!!」と横からおだてまくり、小学校の先生も花丸をたくさんつけてくれて、いろいろなところに細かく「上手だね!」「うまい!」と一言書いてくれるので、嬉しくなった子供はますます丁寧に時間をかけてプリント学習をするようになり、このプリントは意外と重宝しました。

という感じです。このほか楽器の先生が、月謝半額でZOOM&Google Classroomでレッスンを継続してくれたり、英会話スクールの先生が無料でZOOMレッスンをしてくれたり、近所の保護者が先生になり、「おうち学校」なるオンライン上のボランティア学校を作ってくれたり、休校中の子どものケアについては、周囲の様々な善意にたくさん助けられました。
また、子どもがすでに小1で、ある程度事情を説明すれば理解できる年齢だったことも大きいと思います。

それにしても、コロナ前後で働き方、ライフスタイル、価値観などが大きく変わった激動の数か月でした。時間を見つけてそこらへんもいつか書いてみたいと思います。

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市口芳江

市口芳江

4歳の子どもを育て中。保育園には足を向けて眠れません。


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