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2020.07.10

子供の「なんで?」「どうして?」にどう対処している?ママたちの関わり方を聞いてみた!


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子どもに「なんで?」と聞かれて答えたのに、それに対してまた「どうして?」と聞かれ、それが延々と続く…という経験ありませんか。
子どもたちはどんなことに、どんなときに「なんで、どうして」と言って来るのか、そして何歳くらいがピークなんでしょう?
「なんで?」と言い始めたころは可愛くてなんでも答えていましたが、一日何度も何度も言ってくる攻撃に困ってしまうこともありますよね。ママたちはどう答えたり、かわしたりしているのでしょうか。

「なんで?」「どうして?」は大切な成長の証

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子どもが2語文3語文を話すようになり、「なんで?」と質問してくるようになると、成長したなーと嬉しくなりますね。でも、それが一日何十回も、わずらわしいほどに「なんで?」を連発されると、さすがに答えるのが億劫になってきてしまうもの。
子どもは、なぜこんなにも質問してくるのでしょうか? 2~6歳をピークに、「なんで?」「どうして?」を連発してくるようになり、これを心理学では「質問期」と呼ぶようです。そしてこの時期が一番好奇心が最も伸びるといわれています。大人が当たり前のように知っていることも、子どもにはとても不思議なことにうつるようです。
周りのことに興味を持ち、自ら伸びようとしているこの時期、「なんで?」にはその場で丁寧に誠意をもって答えてあげたい、のはやまやまですが…時間のないワーママにとって、それはなかなか難しいこと! ママたちが実際、子どもの「なんで?」にどう答えているのか、紹介していきたいと思います。

わからないときでもとりあえず答えてみる

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まず、「とりあえずその場で答える」派のママたちのエピソードを紹介します。忙しいのに、偉いなあと思ってしまいますが、果たしてその内容とは…?

・かなり適当だけど、答える
言葉がかなり遅かった長男。やっと話し始めたと思ったら、あれよあれよと口達者になり、3歳くらいから「なんで○ちゃんのタオルはプリキュアなの?」「なんで○ちゃんはまだオムツなの?」など、とにかく友達のことばかり…いやいや、知らんよ(笑)変な答えを言って、「なんで?」ループに陥らないように、簡潔に分かりやすく答えるようにしています。といっても、知らないことなので「○ちゃんは、プリキュア超大好きみたいよ」「オムツがまだ気持ちいいんだね。そのうち取れるよ」など、適当な答えになってしまっていますが(汗)〔Yさん、子ども4歳、0歳〕

・答えるというか、「ちょっと待ってて」で済ませちゃうことが多い…
「後で答えるから、5分だけ待ってて」と言ってしまうことが多くて…でも、「5分待てばいい」と思うのか、それ以上食い下がってこないんです。これをすませてから答えよう!と思ってはいるのですが、いろいろな横やりが入るので、つい忘れてしまうことも多いですね。主人がいるときは、そっちに「なんで攻撃」が向いています(笑)主人はテレビを観ながら適当に相槌を打っているようなので、それはそれで心配ですが…〔Oさん、子ども5歳〕

子どもの「なんで?」って、「逆になんでそこ掘り下げる?」みたいなこと多いですよね(笑)だからつい適当になったり、「後でね」になってしまうのもうなずけます…

忙しいときはスルー

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答えづらい質問、忙しくて答えられないなど無理な時はスルー、というママたちも。

・忙しいときは、よっぽど食い下がってこない限り答えない
悪く言えば「無視」になってしまいますが、遠くの方で「なんで?」が始まってもスルーします。子どもも負けじと大きい声で「なんでー?」と言い始めますが、それもスルー(笑)台所や洗面所にいる私の所まで来て、「ねえ、なんでなんで?」と食い下がってくるまでは、答えないようにしています。〔Yさん、子ども3歳、1歳〕

・子どもとは別室で家事をしてみる
やっと一人遊びを始めたと思っても、私の姿を見つけると「なんで?」が始まって何もできなくなってしまうので、おとなしく1人で遊んでいるときは、隣室でできる家事(洗濯物畳みなど)をしています。〔Iさん、子ども4歳〕

常にスルーはさすがに可哀そうですが、「こういうときはスルーする」と決めてやってみるのもいいかもしれませんね。

「なんで」「どうして」攻撃に作戦を立てる

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答えても、スルーしてもらちが明かない場合もありますよね。「なんで?」攻撃に、あえてこんな作戦を立てているママたちも。

・「なんで?」に答える時間を作る
時間を作ると言っても、保育園の送り迎えの時間。以前は自転車だったのですが、子どもも体力がついてきてサッサカ歩いてくれるようになったので。片道約20分、親子で会話を楽しんでいます。最近はほとんど子どもの「なんで?」に答える時間(笑)限られた時間ですが、たっぷり答えてあげられるので、子ども満足するのか、家では「なんで」攻撃はあまり出ないかも。〔Oさん、子ども4歳〕

・すぐに答えず、「この本の中で探してごらん」
息子は「なんで?」と聞き始めたのが少し遅くて、5歳後半くらいから。すでにひらがなはほとんど読めていたので、幼児向け『百科事典』を何冊か買って、「なんで?」と聞かれたら、「百科事典で探してごらん」と返していました。そのまま本に夢中になってくれることが多かったですね。〔Uさん、子ども7歳、3歳〕

・「なんで?」に対して「なんでだと思う?」と返す!
これは保育士さんからもらったアドバイス。「保育園では、子どもに「なんで?」と聞かれたら、答えるときもありますが、「じゃあ、○ちゃんはなんでだと思う?」と子どもに聞き返しています。自分で考える力もつくし」。なるほど、時間も稼げるし、思考力もつくという一石二鳥(笑)最初の頃は、「ママが答えてよぉ!」なんて怒ることもありましたが、そのうち「うーんとね」と一生懸命考えるようになりました。〔Tさん、子ども13歳、7歳〕

3つともやってみる価値ありそうですね! 答えに詰まってしまうような「なんで?」を聞かれたら、辞典に頼るのもよし(笑)

子どもの「なんで?」は嬉しい成長と分かっていながらも、忙しくてやることや考えることがいっぱいの毎日、つい「もー!!」となってしまうこと、誰だってあると思います。
「よかった、私もスルーしちゃってる…」と共感したり、「この作戦使えそう」というものがあれば幸いです。皆さんの「なんで」対策もぜひ教えてください!

田崎美穂子

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