2020.07.22
共働きの家事育児分担!大事なのは「まあいいか」と「ありがとう」成功させる3つのポイントって?
家事育児に加えて仕事もあり日々手いっぱいの共働きのママたち。もう少し夫も家事をやってほしい!と思うことも多々あるのではないでしょうか。
そこで今回は、夫婦ストレスなく家事分担を成功させるポイントを紹介します。
小さな家族が1人増えるだけで家事の量はドーンと増える
私が第1子長男(現在中2)出産後に感じたのは、「小さな赤ちゃんが1人増えただけで、洗濯物が結構増えるんだなあ」。
そして、離乳食が始まると食事準備にも時間がかかる上、食べこぼし、エプロンや服の汚れで洗濯物も増えます。
さらに共働き家庭の場合、お子さんが保育施設に通うになったら毎日持ち帰る洗濯物もたくさん! 時間に余裕がない中での食事準備、家の片づけ、洗濯、明日の準備……。だんなさんが1人暮らし経験があるかどうかとか、家事に意欲があるかどうかとかはさておき、もう、これは分担しなければ夫婦共に働き続けることは難しいことは、明白な事実。
夫婦で歩み寄り、家事育児分担をよりよい形に築いていくためにポイントを、ママの側から考えてみたいと思います。
【ポイント1】主な家事育児項目をリストアップ!
まずは夫婦一緒に、主な家事、育児項目を書き出してみましょう!
書き出すことで自ずと、どれだけやるべきことがあってこれはどちらがやったほうがいいか、交替でしたほうがいいかなどをたくさん話し合うことになると思います。この話し合いこそが、協力体制を築いていく始めの一歩であり、土台になります。
何となく曖昧に「これは相手がやってくれるはず、やってくれるべき」と考えているよりも、「基本の担当者」を決めることで、モヤモヤやイライラが減ったらいいですよね。そして、やってみたうえでやはりうまく回らない時は、分担を見直すことも必要。
あくまでも「基本の担当者」を決め、「動ける方が動く」「余力がある方が動く」ということが自然とできるような形をイメージしていく……。分担について話し合いができるご夫婦であれば、きっと1年後、数年後、気づいたらそうなっていると思います。
【ポイント2】夫が得意なこと、できることから焦らずに
男性の家事育児への適応能力には、個人差がとても大きいと思います。
「やる気の問題!」というお声もあるかもしれませんが、家事育児に対する苦手意識の強いタイプ人に、いきなりたくさん担当を振っても、やはりうまく回らないのではないでしょうか。
まずは得意なこと、できることから少しずつ増やしていくのが、急がば回れ。
育児に関しては、やはり自信がつけばやる気もわきますし、子どもの笑顔や喜ぶ姿が見られれば嬉しいという単純なものです。
「パパの抱っこは赤ちゃんも気持ちよさそう」「おむつがえも手慣れたもんだね」など、
どんどんパパをほめて赤ちゃんとの時間を増やす
↓
パパと赤ちゃんの間に愛着関係が育って赤ちゃんの笑顔が増える
↓
パパもさらに育児が楽しくなるーというプラスのスパイラルにパパを乗せたいものですね!
【ポイント3】大事なのは「まあいいか」と「ありがとう」
育った環境の異なる2人が、さらに新しい家族を迎え、分担体制を築いていくというのはエネルギーが要ることで、一朝一夕にできることではありません。
息切れせずに長く共に歩んでいくためには、時には「まあいいか」と割り切ることも大切かもしれません。
イメージしたように家事育児をやってもらえなくても、まあいいか。
時に分担体制がうまく回らないことがあってもみんな元気に過ごせていれば、まあいいか……。
そしてたとえ「最近私の方にばかり負担がかかっているな」という思いがあったとしても、普段からのコミュニケーションと相手の「ありがとう」「助かったよ」の言葉があれば、大抵は解消されるのではないかと思うのです。
逆に物理的にも心理的にもすれ違いが続いていると、夫婦どちらかにたまった不満が、相手が気づかないうちにとてつもなく大きく膨れ上がってしまうことがあります。
分担といっても、各家のやり方やバランスがあり、平等にしようと思うとかえってお互いにつらい状況になることもあるのではないかと思います。項目や負担感まで考慮に入れた一見完全な分担よりも、お互いにとって心地よいバランスがきっとあるのではないでしょうか。
そこに向かって夫婦でタッグを組んで進んでいけるといいですね!
※この記事は2015年11月に公開されたものです。
千葉美奈子
ライター