2020.11.04
男子はトイレを座ってすべき?便座を戻すのはマナー?【ママたちのトイレ論争】
働くママを応援するBRAVAで、こんなくだらない話題を出すのも・・・と思ったものの、どうしても言いたくなりました。それは「トイレ」にまつわる、様々な問題です!
トイレに行ったら「ドア閉める?閉めない?」
何かの打上げで20数人が飲んでいました。きっかけは忘れましたが、ママ友のひとりが「え、トイレのドアあけっぱなしだよ」と言ったんですよ! 私は驚愕のあまり「ええええええ」と叫びましたよ。
ところが。
意外にも(私にとっては、ですが)、半数以上の人が「そう? ウチも基本的に開けっ放しだなぁ」「来客とかは別にして、家族しかいない時は開けてるよ」と言うではありませんか。
トイレですよ!?
そーいうコトをする小さな空間ですが、ドアを閉めて大変プライベートな時間を過ごす場所ではありませんか! だのに「いや、家族だしね」・・・いえ、ウチではあり得ません。オープンにするような場所ではありませんから、と思ったけれど、ママ友は平然と「だーかーらー、開けていたら夫だってトイレにこないよ、見えるじゃん。あ、誰か入ってるんだってことはわかるから」そりゃ、そうです。でも、だったらもっとわかりやすく「閉めてるから人が入ってる」それがフツーなのでは???
でも私に賛成してくれた人は少なかった。「ま、基本、私はトイレのドアは閉めるけど、夫は開けっ放し、でもだからって文句は言わないなぁ」中間派ですかね? それも多かったけれども。いや~、トイレ問題、実はすごいコトなのではないか、と初めて思った瞬間でした。
息子や夫で改めて感じるトイレ「的を外すな!」問題
トイレ問題というのは、息子を持つとけっこうリアルなことなんですよ。ドアの開閉以外にも、どうして的(まと、ですよ、トイレの中ってことですよ!)に向かってできないのか!
特になぜ、子供が(いや、もしかしたら夫も)、トイレという的の外に垂れ流すのか。
ダーツを想像してみましょう、的は小さい、真ん中に矢を入れるのは至難の業でしょう。が、トイレ、けっこうな大きさです。女子ですから実感はわかりませんよ、しかしながら立ってするなら、目の前に〝ばかでかい的〟があるのですからそこに向かってすりゃいいでしょうよ!
・・・が、はずす。
なぜ、はずす?
私はトイレの床を掃除するたび、どうしたらここまで外せるのか、不可解というか不愉快というか「一度、お前が掃除してみい!」と叫ばずにはいられません。
「すべきことを終えたらおろす」トイレ便座問題
トイレといえば。
終わったら便器をおろせと百万回言ってるのに、なぜ夫は時々忘れ、バカ息子はしょっちゅう忘れるのか。その後に入る私のことを想像できないのでしょうか。
ボーッとしてる時に私がトイレに入ると「ズボっ」とハマってしまい怒り心頭になる・・・その怒りがどうして理解できないのでしょうか? 便座を元に戻さない、その為にあのズボっとはまった瞬間の不快感といったら言葉で形容できません。
これはひとつのマナーでもある、と私は考えます。トイレに行く、行う事をする、便座を元に戻す。当たり前の作業です。私は息子がオムツがとれ、おまるを卒業してから「やったら、おろす」と教えました。
ところが、小さいうちではなく、大きくなればなるほど「おろさない」という不可解な現象が!
「やったら、おろす」
次に入る人が男子か女子かわからない場所なのですから、ひとまず「便座は戻す」これがスタンダードな決まりではないのですか!
・・・ない、みたいです。だって、今日もわたし「ズボっ」とハマり、次男も夫も出て行った我が家でひとり「いい加減にせいや!」と怒鳴ったばかりですから。
増殖中!男性(男子)も座っていたしましょう問題
トイレは大変にプライベートな空間です。
最近よく言われるのは「男子は座ってするべきか、立ってするべきか」問題です。私の仲良しママ友は娘ふたりなんですが、夫に厳密かつ厳格に「座って、いたしますように」と宣言したそうです。
さて、ここで、再び私は「???」となりました。我が家は息子ふたりと夫ですから、男子優勢のファミリーです(ま、長男は独立しましたが)。座るか、立つか、は、結局、前述の問題、つまり「的をはずして周囲が汚れる」といった問題と、「便座を元に戻さないから、次に女子が入ると困る」問題とに繋がります。
逆に言えば、男子も座っていたすのであれば、多くの問題は解決される。だからママ友は「夫よ、お座りなさい」と宣言したのでしょう。
が、私、言えないんです、夫に「座ってしてよ」と言えないんですよ。これってかなり少数派なんでしょうか。ダメダメでしょうか。
でもねぇ、トイレって、何度も言うようにプライベート空間です。トイレという場所は共通に使うスペースであるにも関わらず、中に入った途端に大変にプライベートな空間へとなるんです。だから、私はその中で何が起きているかを、正確には知りたくない。リアルには知りたくない。つまり、「○○だから××である」と理詰めでこうするべき、なんぞと言えやしない。だって、そこは私の知らない世界であり、知りたくもない、家族それぞれの世界だから。
トイレと家族は切っても切れないモノ
「トイレは家族それぞれの世界」なんぞと、大げさな表現をしましたが。
トイレ。
それは、家族にとって大きな問題です。私は「食べることは命につながること」と、食事に何より重点を置いています。が、食べるということは、やがて、その他いらないものを出すという健康には大変重要なポイント、つまり排出とワンセットでもあるんですね。
その排出する作業を行う、ごく小さな、大変にプライベートな空間。それがトイレです。
トイレ問題、それをバカにしてはいけません。オムツがはずれた時から、そしていつか年老いて再びオムツにお世話になるときがくるのだとしたら、その間の長い年月、私たちはトイレを必要とする。家族だからこそ、トイレはとても身近な問題なのです。
※この記事は2018年7月に公開されたものです。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。