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2020.11.22

ワーママが欲しいものは「足りていないもの」だった!その答えの向こう側にある現実


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もし、今、あなたが何でもあげようと言われたら、どんなものを望みますか?お年玉をもらったら何を買おうかとウキウキしている小学生、おもちゃ売り場に行けばアレもコレも欲しいと駄々をこねて困らせる小さな子どもたち。で、私たちは?

「何でもいいと言われたら、あり得ないものでもいいんだけど何が欲しい?」その質問に様々な回答があり、透けて見えてきたのは、欲しいと思うものの裏側にある「足りないもの」でもありました。

今まさに切実に欲しいのです!

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1日36時間にして欲しい(Nさん/30歳/2歳・4歳)

ですね。24時間戦えますか、というCMが昔ありましたが、いえ、戦えません。だからあと12時間欲しい。たまった家事や雑用をこなして、それからたっぷり睡眠時間が欲しい。とにかく寝たい! だけど36時間あったら、なんだか結局やる事に追われるのには変わりなくて、ああ、1日が48時間だったら、と思うような気がするのがワーママの現実・・・。

子どもが風邪やインフルにうつらない魔法のクスリ

わかります。あれば誰もが欲しいでしょうが、ワーママにとっては5日の休みを余儀なくされるインフルや、ノロウィルスにかからない絶対の方法があるのならば万金を積んでも欲しいものです。

ズバリお金(Aさん/39歳/5歳・9歳・11歳)

現実と直結しているのがお財布の中身。小学校高学年あたりから教育費は一気にかさんできますし、子どもの成長と共に食費や雑費、交通費など見えないお金もうなぎ登り。欲しいというより「お金が必要」という切実さがにじみでる言葉ですね。

妻でも母でもない時間が欲しい(Oさん/28歳/1歳)

フルタイムで働く母にとって、まったく自分のためだけの時間というのは正直、まずほとんどありません。買い物や美容院に行けたとしても、頭の中では常に「家族と仕事の1日のやりくり」のツケをなんとかチャラにしようと思うことばかり。誰でもない、私が自由にできる、明日の段取りを考えなくても良い時間は、正直なかなかないのでしょう。

家事ロボット、ルンバやグーグルアシスタント以上に完璧に家事をこなしてくれるドロイド欲しい!(Uさん/36歳/3歳)

仕事に行っている合間に、キッチンの洗い物に掃除、洗濯物を干して夕飯の下ごしらえまですませてくれる。文句も言わず、「やってやったぜ」感もない、言った通りのことを言ったように完璧に、粛々と家事をこなすドロイド。コレ、もしかして未来形ではなく案外近い将来あり得るのかも?

ちょっと番外編「コレ欲しい!」

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シャンシャンの観覧チケット、癒されたい(Kさん/34歳/7歳)

話題性あるからかな?と思いましたが、よくよく聞いてみたら「最近、時折ほんとに子どもが可愛くない、と思ったりする時があって後から猛烈に反省する。癒されるパンダ親子を見て、親子関係を見直したい」というコメントに深い意味を感じた私です・・・。

夫を10年以上前、初めて出会った日の姿に戻したい(Tさん/42歳/8歳)

そうですね、あの頃は良かった。スマートでお洒落で、ホントに私に優しかった。新婚当初の夫よ、今どこに? ここにいるのは、ソファに寝転び、家事をする妻の横でジャージの上からビール腹をポンポン叩いて「子ども連れて公園行ってきて??? 寒いよなぁ、ゲームでもしてればいいんじゃないの?」とノンビリ答える「パパ」ですが。

ジャニーズ嵐の相葉君とデート(Oさん/31歳/4歳)

「現実逃避したい自分が夜寝る前に毎日妄想していること」だそうで。ワーママにとって夢のような妄想こそ小さなヒーリングなのでしょうか。非現実的な世界で癒されるワーママの疲弊度がうかがわれます。

明日へのエネルギー源がありますように

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何もいらない(Hさん/40歳/5歳・8歳)
思いつきません。疲れきってる今、欲しいものなんて浮かばないんです(Iさん/33歳/2歳)

欲しいものを全部もらったとしても満足することはないのが人間、という哲学的な精神論があるいっぽうで、改めて自分が今何が欲しいのかと思ったら、単純に浮かんでこなかった、という意見もありました。欲しいと思える気持ちは余裕があってこそ生まれるもの、というママの言葉は切ない・・・。

時間に追われ、家事と育児に追われ、前に何があるかも見えなくなりながら必死に今日1日を終わらせてベッドに倒れ込んでいるワーママみなさん!
妄想バンザイ! どんなにくだらないことでも、小さな夢でも、こんなのあったらいいなと漠然と思うことでも。戦うワーママたちが希望や夢や明日への小さなモチベーションを見つけて、せめて「ひと息」つける時間があるように願っています。

※この記事は2018年1月に公開されたものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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