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2021.05.12

スポーツする子どもの「怪我」予防と対策どうしてる?プロの意見も参考にして!



小学生になると、スポーツ系の習い事を始める子どもが多くなっていきます。子どもの成長に合わせて練習量が増えたり、内容がハードになったり。スポーツにケガは「つきもの」ですが、酷いケガだったり後遺症が残ったらどうしよう…習わせている親として、そんな心配もまた「つきもの」ですよね。
スポーツ系の習い事をしている子どもを持つママたちは、そんな子どものケガにどう向き合っているのか、日ごろからどんなケアをしているのかを聞いてみました。

スポーツする小学生のケガの現状!


「子どもは動き回る=ケガをするもの」という認識はあるものの、スポーツをしているとどんなケガをすることがあるのか…知らない方も多いと思います。習い事のスポーツの中で、子どもが思わぬケガをしてしまった!そんな経験談を紹介します。

・野球でヒジを痛めた
年長から地元のリトルリーグに入った息子。小学校3年生くらいまでは特にポジションも決まっていなくて「楽しく野球をする」という雰囲気でしたが、4年生からピッチャーとして戦力になり、投球数がグッと増えました。4年生の終わりくらいに「なんかヒジが痛い」と言い出し、主人とも「成長痛かね」なんて言っていましたが、そのうち腕を上げるのも痛いと…「病院行こうよ」と言っても、「あ、やっぱ大丈夫だ。もう痛くない」なんて無理して練習に行っていました。投げる姿や、休憩時間に痛がる様子を見ていたリトルリーグのコーチも「病院に行った方がいい」ということで、整形外科へ。いわゆる「野球肘」※でした。練習をしばらく休んで、ヒジをあまり使わない状態で過ごすうちに治っていきましたが、もう少し悪化していたら手術が必要でした。定期的に整形外科でリハビリ(ストレッチのようなもの)したり、ヒジに負担のかからないフォームに直していくことで完治し、その後痛めることもなくなりました。〔Yさん、子ども13歳〕

※野球肘…練習量が多すぎてヒジに過度な負担がかかったり、投球フォームが悪いことが原因で起こるヒジの痛み。

・陸上クラブで肉離れ
長男は小学2年から民間の陸上クラブで、短距離走をメインに習い始めました。練習を始める前は、30~40分かけて入念なストレッチを行うのですが、中学1年でリレーの練習時に突然「いってぇ~!!」と倒れ込んだそうです。そのまま病院へ行き、診断結果は右太ももの肉離れ(※)でした。アイシング(冷やす)、テーピングで固定・圧迫しながら、痛みは数日で治まりつつも、しばらくはずっとヨチヨチ歩きで過ごしていました。通学するだけでも大変そうでしたね。完治までには1か月以上かかりました。
〔Uさん、子ども15歳、12歳〕

※肉離れ…急に無理な動作をした影響で筋肉が裂けたり破れたりすることを筋断裂といい、筋断裂のうち範囲が部分的なものを肉離れと呼びます。

・サッカーで足首捻挫
小学3年生のときにサッカーの練習中に右足首をひねって捻挫。骨折ではなかったので安心しましたが、捻挫は一度やると癖になると聞いたことがあるので、やはり心配でした。お風呂などで温めないように気をつけたり、時間を決めて冷やしたり、テーピングやサポーターで固定しながら、3週間ほど通学や日常生活内で必要な歩行(トイレなど)以外なるべく歩かないよう安静生活を送りました。当時まだ4歳だった妹が、長男の足を踏まないかヒヤヒヤしましたね(苦笑)〔Kさん、子ども12歳、7歳〕

ケガ予防!こんなことしています


子どもの体づくりのため、ケガをしにくい体にするため、ママたちができる範囲で行っている「けが予防法」を聞いてみました。

・日ごろから親子でストレッチ
もともと主人がストレッチオタクで、毎日30分ほどかけてじっくり身体をほぐしていたんです。私と息子(当時小学4年で、サッカーを習っていた)はまったく関心ありませんでしたが、「ケガをしにくい体をつくるにも役立つよ」と聞いて、子どもにもやるように勧めました。最初は5分くらいで「めんどい」「飽きた」と脱落していましたが、子どもが好きな音楽をかけたり、私も一緒にやったりするうちに、みっちり30分続けられるようになりました。
高校生(サッカー部所属)になった今はルーティーンになっているようで、ほぼ毎日自主的にやっています。〔Tさん、子ども16歳、12歳〕

・おやつは煮干しスナック
「まずは食から」と思いつつも、毎食栄養バランスで頭を悩ませるのも…と思い、おやつだけは気をつけました。手作りではないですが、煮干しスナック、チーズ、バナナ、プルーン、カルシウムウェハースなどを出し、飲み物は必ず牛乳。子ども(野球をやっています)も嫌がらず、「俺アスリートだからね」なんて言いながら食べていました(笑)その効果か分かりませんが、今までに大きなケガはしていません。〔Hさん、子ども10歳〕

・朝ごはんと睡眠はしっかり取る!
「寝る子は育つ=骨も筋肉もたくさん寝ることで育つ」と思い、小学校の間は夜はなるべく9時~9時半の間に寝かせていました。子どもに観念させるために、私もしっかり寝間着に着替えて寝る態勢に。ほとんど一緒に寝落ちしていました。
あと、朝ごはんも手抜きはしつつ、主食+肉or魚+野菜の組み合わせでしっかり食べさせました。1回軽い捻挫をした程度で、大きなケガもなく思いっきりスポーツ(サッカー)を楽しんでいるし、寝たおかげか(?)身長もクラスで一番大きいようです。
〔Sさん、子ども13歳〕

ケガをした後はメンタル面もケア


ケガをしてしまうと、痛みはもちろん、習い事ができない、思うように動けないなど、大人には想像もつかない大きなメンタルダメージやストレスを抱えてしまうこともあります。そんな子どもに、ママたちはどのようなケアや対応をしたのでしょうか。

・好きなことをさせた
捻挫で1か月以上練習ができないうえ、思うように動けなかった息子。イライラやストレスが溜まっているな~というのが目に見えてわかりました。それまで厳しくしていたゲームやテレビ時間を少し緩くしたり、大好きなヒーロー番組(12歳の今でも大好き…)を一緒に見て同じ話題で盛り上がったり(それまで私はまったく興味なかったのですが)。興味ありそうな本や漫画もたくさん買って一緒に読んだりもしましたね。好きなことをすることで少しケガの辛さが和らげられたかな、と思っています。〔Kさん、子ども12歳、7歳〕

・できることから少しずつ
娘が小学4年のとき、習い事のバレーボールで指を骨折。私もかつてバレーボール部で酷い突き指をした経験があります。そのとき、下半身のトレーニングやストレッチ、ランニング、指を使わないレシーブ練習(赤ちゃん用の柔らかいボールで)などで気を紛らわせたので、それを娘と一緒に実践しました。ケガをした当初はものすごく落ち込んでいましたが、「ケガしてても、何もできないわけじゃないんだ」と励みになったらしく、少しずつ前向きに取り組むことができました。完治後も、体力があまり落ちることなく戻れたようです。
〔Iさん、子ども12歳〕

プロの意見も参考にしてみて!


スポーツにおける子どものケガについて、予防する際に重要なポイント、ケガをした際のアフターケアなどについて、元プレーヤーやコーチなどの講習が受けられるセミナーもあります。プロの声は大いに参考になりそうです!

AIGジャパン・ホールディングス株式会社は、特別スポンサーを務める「MLB(メジャーリーグベースボール)カップ」に関連する2021年のプロジェクトの第一弾として、5月27日に「成長とケガ予防」をテーマにしたZOOMによるウェブセミナー『親子で学ぶ!今日からできるケガの予防と対策』を開催します。
元MLBプレーヤーの斎藤隆さん、ボストン・レッドソックスで ストレングス&コンディションニングコーチを務める百瀬喜与志さん、タンパベイ・レイズの筒香嘉智選手のパーソナルトレーナーを務める渡邊誉さんが登壇。子どもの成長やケガ防止に重要なポイント、ケガをした際のアフターケアなど、成長をサポートする家族向けの内容となっています。登壇者と参加者とのオンライントークセッションやサイン入りグッズのプレゼントもあるので、楽しみながら学ぶことができますよ。

【実施日時】:2021年5月27日(木)20:00〜20:50
【プログラム】:
1.百瀬喜与志さんによるケガ予防に関する講習
2.前田健太選手メッセージ動画
3.渡邉誉さんによるケガをした際のアフターケア講習
4.斎藤隆さんと参加者のトークセッション&質疑回答 & グッズ当選者発表
【応募方法】
募集期間中(2021年5月26日(水)まで)に下記URLから必要事項を記入して送信してください。確認後視聴用登録用URLが送られてきます。

【URL】https://www.event-form.jp/event/16802/aig0527

今はコロナ禍で、子どもが思いっきり運動できる機会も少なくなってきています。運動不足による体力低下を防ぐためにも、いきなり運動してケガにつながらないためにも、パパやママが子どもの体やケガに関することを理解し、日ごろからできるケアをしていくことが大切です。難しく考えず、できることをできる範囲で、そしてできるだけ楽しみながら続けられることを見つけていきましょう。

田崎美穂子

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