2021.08.09
ママたちの手抜き料理事情!時短料理も続かなかった!リアルな食生活とは?
毎日仕事に追われ、保育園のお迎えにダッシュ!上の子の習い事もあるし、とにかく「帰りがけは慌ただしい」のがワーママの姿です。
結果として、ついつい夕飯は手抜きに・・・デパ地下のお総菜、スーパーで出来合のおかずを購入。ワンプレートにドサっとのせて出すことも、時には「ご飯に納豆目玉焼き」夕飯ですか?朝食ですか?みたいなコトだってあるでしょう。
時短家事の中でも「料理」は常に悩みどころのひとつですが・・・。
先輩ママたちの手抜き料理とは
パスタゆでて、レトルトのソースかける。あと、せいぜいサラダ(レタスちぎってキュウリのっけるだけ)なんていう夕飯は私の中では手抜きのうちに入りません!!!だって、パスタ茹でてるから!!!(Nさん/子ども・7歳)
お総菜購入したり、まぁ魚焼いたりするくらいで何とかこなしているのが現状。1日単位で見ると「肉ばっかだな」とか「野菜少ないのかなー」とチラと頭をよぎりますが、よく言われるように「3日で考える方式」にしてから気が楽になりました。昨日は肉焼いただけだったから、今日は八宝菜にして丼にしちゃうか、みたいな程度の栄養バランス感覚ですが(笑)(Uさん/子ども・5歳・7歳)
お好み焼きも手抜き満載方式。キャベツは千切りにしてあるカット袋入りを使用。かなり細かめカットだけど、逆に子どもは食べやすいみたいで便利ですよ。ホットプレートだしてタネだけ混ぜたら、ボウルごとドカンと夫に手渡す。具もちくわや豚コマ肉、プロセスチーズ、明太子、この辺りをざっくざっくとカットしてお皿にずらーで、焼く係のパパにすべてお任せ。私はビールをカーッと飲みながら、子どもがホットプレートに手を出さないよう見張るのが役目でーす(Kさん/子ども・4歳)
夫が残業でご飯いらない、となると、一気に夕飯のクオリティダウン(笑)コンビニのおにぎりに、あとは冷凍うどんを利用し、冷蔵庫にある野菜を放り込んで味噌で煮込む。うどんは2歳の子も食べられるし、ひとまず野菜を入れておけば何となくだけど栄養OKと思ってる、思い込むようにしている・・・(Sさん/子ども・2歳・6歳)
どーにもこーにもならん、と思ったら、潔くサイゼリヤ行き(Uさん/子ども・4歳・8歳)
最後はサイゼリヤ。いや、珍しくありません! でもやっぱり毎日外食ってわけにはいかないし。そこで登場するのが「時短料理テクニック」なんですが、これはこれで合う・合わないがあるようですよ。
「時短」料理テクニック続きませんでした・・・
休みの日に常備菜を作る、という方法。ひじきの煮物とかきんぴらとか作ってみたが、飽きるのか2回目以降はいつも残り最後は廃棄でダメだった。そもそも休日に買い出し(ふたりの子連れで買い出しだと1時間近くかかる)→常備菜作りは盛りだくさんすぎて続かない(Eさん/子ども・3歳・6歳)
朝、具材を入れたら夜にはカレーができてるとか、そーいうクッキング調理器を使ってみたけど、カレーとシチューばかりで嫌がられた。レシピ集みたいのがついていて、それにはバラエティ豊かなメニューがあるけど、その為の特別な食材とか購入するのが面倒だし、メモしたり覚えるのも大変。まぁ休日に家族で遠出する時なんか、朝作っておくと疲れて帰宅してもピザ宅配とかとらなくてすむから節約には一応役立っているかも(Tさん/子ども・7歳・10歳)
宅配サービスを利用してみました。献立ひと揃いが届き、レンチンどころか湯煎か流水解凍で出来上がるタイプ。これ、確かに便利でした。お値段は安いとは思わないけど、ムダもでないし、買い物の手間とか考えれば安いとも思えました。ただ、子ども向きではないお総菜も多い。それとうちは夫は大食いで、しかも晩酌もするので、おかずが足りない。離乳食の子もいるので、結局、何品か作らなくてはならず、そうなると手間は一緒という面もあって、やめてしまいました。家族構成によってはいいのかもしれませんが(Mさん/子ども・1歳・5歳)
成長期の子どもに「このズボラ料理でいいの?」不安も
手抜きやズボラ料理、それ自体は「こんだけ忙しいんだから、しょうがないよな~」と自分で納得できるのですが、ただママたちの声で多かったのが
「成長期の子どもに、毎日こんな料理で大丈夫なのか」
子どもの健康や成長に関わる「食生活」だけに、不安や心配もありますね。
何でもそうですが、極端でない限り「あまり気にしない」のが一番かなと思います。毎日「コンビニのお弁当かカップラーメン」ではさすがに健康面でもどうかと思いますが、1年365日何ひとつ手作りしない家というのはほとんどないはず。
少なくとも、ご飯は炊いてるじゃないですか!
栄養バランスは体験談にもあったように、1日単位でなく、数日でバランスが取れていればいいのだと思います。実際「あ、ここんとこ肉と揚げ物ばっかりだったなぁ、魚にしようか」私たち、普段から買い物に出かければ自然と考えているでしょう?
あまり神経質になりすぎず、「ちょっと最近、総菜買ってばっかだったな〜」と思ったら週末にパパとふたりでキッチンで奮闘したっていいし、「今日はママ、料理頑張っちゃうから、パパは子どもと外遊び担当!」なんていうのもありですよね!
食育って言われているけれど・・・
とはいえ、正しく食べることを学ぶのは、子どもには必要なことです。
食育は、例えば地産地消で地元食材を取り入れよう、栄養バランスを考えよう、食べる順番を覚えよう、食べ物を頂く感謝を持とう、まさに「教育」の響きがあります。
でも、もう少し気楽に考えてもいいような気がしませんか?
食卓で
「今日のお魚は北海道の鮭だよ、漁師さんが船で鮭を釣るんだよ」
「お米は農家の人が一生懸命作っているんだよ」
だから米粒残してちゃいけないよ、と、昔、おばあちゃんが口にしていたように。そんな風に語りかけるのも立派な食育です。「ピーマンも一口、頑張ってみよ~」と励まし、ほんのひとかじりでもしたら「エライっ」と褒めるのも食育です。
そして「いただきます」「ごちそうさま」が食育の最初のスタートではないでしょうか。
食べることは命につながる大切なこと。おろそかにしてはいけないのは、食を通じて何を教えるか、といった教育的な視点ではなく、「食べることの喜び、食べられることの幸せ、食べるものを用意してくれる全ての人たちへの感謝」を普段から言葉や行動で子どもたちに示していくこと、と、思います。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。