2022.08.12
子どものお手伝い!何歳からどんなことをさせている?意外と助かっているママたちに聞いた!
「皿洗いの手間を省きたいから食洗器買おうかな」「掃除苦手だからルンバ買おうかしら」と考えているママ、多いのではないでしょうか。確かに、家電を変えれば家事は楽になりますよね。でも、買う前にちょっと待った! その家事、ちょっとずつ子どもに分担してもらいませんか。ゆくゆくは、立派な戦力になること間違いなしです!
ママがガチで助かるお手伝い
家電を便利なものに買い替えて家事をもっと楽にしたい…と考えている方、子どもが手伝ってくれるようになったら使わなくなったし、ガチで助かっている、という先輩ママもいるようですよ。
自分のお皿だけでも洗う習慣から
友人やママ友(ほぼ全員ワーママ)から、会うたびに食洗器の便利さや素晴らしさ(笑)を力説され、本気で買おうか悩んでいたある日…小学5年生だった長男が、家庭科の授業で「自分の皿くらいは洗う習慣をつけましょう」と言われたらしく、夕飯後に「自分の分だけ洗うよ」と。とはいえ、自分の分だけだとほんの2~3枚。洗っているうちにもっと洗いたくなったらしく、家族5人全員分を洗ってくれました。その日を境に夕飯後の食器洗いはほぼ長男の役割になりました。汚れた食器が泡できれいになっていくのにハマったようです。いつまで続くか分かりませんが、子どもが手伝いをするきっかけになったし、とりあえず食洗器も買わずに済んだので、一石二鳥だったと思っています。「家庭科の先生ありがとう!」と言いたいですね。〔Tさん、子ども12歳、9歳、2歳〕
小学校の「お手伝い宿題」で週末の洗濯物干し担当に
娘が小学校4年生の夏休みに、「毎日お手伝いシート」が出され、「今日は皿洗い」「今日は洗濯物干し」「今日は洗濯畳み」という感じでほぼ毎日なにかを手伝ってくれました。本人はただ宿題をこなしていただけですが。夏休みが明けても、週末の洗濯物干しだけはお願いしてやってもらいました。夏休みにかなりやったので、手慣れていたし、1回1ポイント制にして、10ポイント貯まったら好きな文房具を買うというご褒美でモチベーションを保ちました(笑)今は中学2年生で部活や習い事で忙しく、洗濯物干しはほぼ私ですが、また復活してもらいたいと思っています。〔Aさん、子ども13歳、11歳〕
「自分のことは自分で」だけでもものすごく助かる!
小学生の間は本当になーんにもせず、翌日の学校の準備も私がチェック、週末持ち帰る体育着や上履きも私が洗い、畳んで袋に入れて…言ってもやらないし、うるさく言うと親子ケンカになるので、結局私がやるというスタンスでした。でも、中学に上がって部活に入ると、顧問の先生や先輩から「自分のことはすべて自分ですべき」と言われたらしく、体育着や制服のシャツなども自分で干したり畳んだりするようになったんです!翌日の準備もしっかり前日の夜にやるようになったし、先生や先輩のお言葉は絶大のようです(笑)〔Hさん、子ども13歳〕
親が「やって!」と言うより、宿題でやらざる得ない状況になったり、厳しい先生や先輩にビシッと言われるとやる子が多いようですね(笑)「手伝う」「自らやる」といういい習慣がつくことはもちろん、働くママにとって子どもが戦力になるって助かるし、嬉しいですよね!
遊び感覚でさりげなく手伝わせる
子ども用クイックルワイパーでお遊び掃除
3歳の息子は、私がクイックルワイパーで掃除していると、必ず走ってきて奪います。やってくれる(やろうとしてる?)のはいいのですが、同じところばかりギュウギュウ磨き、挙句の果てに柄が長く扱いづらいのでイライラするのか投げ出す(笑)たまたま生協のチラシを見ていたら、子ども用クイックルワイパーが売っていたので、これだ! と思い購入しました。大人用の半分の大きさでカラフルなものなので、子どもも自分専用のワイパーに大喜び。使いやすいのか、前よりかなり広範囲の掃除をしてくれ、ちょっと助かっています(笑)〔Kさん、子ども3歳〕
バレエを習う娘がストレッチ雑巾がけ
娘が通うバレエ教室では、レッスンが終わると全員で雑巾がけをするそうです。しかも雑巾がけレース。速さだけでなく、きれいな姿勢を保っているかどうかも勝敗を決めるポイント。いい姿勢で雑巾がけをすると、いいストレッチになって体幹も鍛えられるとか。そのレースに勝ちたいのか、家でも雑巾がけをするようになりました。部屋だけでなく、ベランダもやってくれるので、かなりありがたいですね。〔Tさん、子ども8歳、6歳〕
お姉さんになったつもりで犬のお世話
4歳の次女は、小さい子や人形の世話が大好き。その心理を利用して(?)犬の世話をお願いしてみました。まだ散歩は心配なので、朝・晩のエサやり・飲み水替えと、ブラッシングのみ。「いい子ねー、ご飯だよー」なんて言いながら、一生懸命、そして楽しそうにやってくれています。次女にしたら「リアルお世話ごっこ」なんでしょうね。犬の方が年上なんですが(笑)私がやっていた時は、忙しくてつい水を替え忘れたり、面倒くさくてブラッシングをしなかったりなんてことがあったので、とても助かっています!
〔Oさん、子ども8歳、4歳〕
「ママと同じことをしたい」「○○してみたい」という気持ちが芽生えてくるのが3歳くらいから。その気持ちをうまくくすぐって、お手伝いに取り込んでみるのもいいですよね。将来大きな戦力になること間違いなし!?
小さなお手伝いでもこんなに助かる
まだまだとても戦力と言えないかもしれませんが、ちょこちょこっとした可愛いお手伝いを紹介します。
テーブルセッティング
2歳の娘、何かの絵本で「くまちゃんがスプーンとフォークを並べる」というシーンを真似したいようで、自分の分と、主人と私のスプーンとフォークをいそいそと並べてくれます。和食だろうが中華だろうがスプーンとフォーク(笑)〔Iさん、子ども6歳、4歳、2歳〕
野菜の皮むき
私がニンジンやらじゃがいもをピーラーでむくのを見るのが大好きな次男(笑)ピーっとむけるのが楽しいようです。ある日、「やってみる?」と聞くと、ちょっとおどおどしながら「うん…」そのときは手を添えてがっつり一緒にやりましたが、子ども用のピーラーを買い、今ではニンジンときゅうり、大根などは1人でむいてくれます。ピーラー専門お手伝いですが(笑)〔Hさん、子ども3歳〕
とにかく食べたいから!
竹輪命の長男。保育園から帰ると、毎日「竹輪、竹輪!」しかも、「今日は紀○の竹輪がいい」「今日は○ッスイ」とメーカーも指定するほど。最近は中にキュウリを入れた竹キューにハマっているのですが、私は生後5か月の長女を抱っこした状態だし、「竹輪、竹輪」と騒がれてイライラしてしまい、「じゃあ自分でやって!」と。
もちろん最初は一緒にやりましたが、今では1人で冷蔵庫から自分でちくわとキュウリを取り出し、キュウリを切ってちくわの穴に入れられるように。「食べたいがために自分でやる」っていうのもアリなんですね(笑)〔Yさん、子ども3歳、0歳〕
子ども本人は必死なんでしょうが、なんともかわいいらしい! 「やってみたい」という気持ちに気づいて、それを徐々にお手伝いにつなげていくことも大切なのですね。時間がないとなかなか厳しいですが…
完璧を求めず、「ありがとう」をしっかり伝える
当たり前ですが、子どもはまだまだ不器用だし、要領もよくありません。お手伝いの結果、あまりきれいになっていなかったり、前よりぐちゃぐちゃになってしまうことのほうが多いと思います。見ていてイライラしてしまうこともあると思います。
忙しい毎日、「もうちょっとちゃんとやって!」と言いたくなったり、「時間がない、ママがやるからいい!」と取り上げたくなってしまうことも…でも、その気持ちをグッと押さえて、終わったら「ありがとう、助かったよ」という言葉をかけてあげたいですよね。
子どもも「やってよかった」という気持ちになるし、「次はどうやったらもっと上手にできるかな」と考えるようになります。子どもにとってもメリットは大きいし、ママにとっても頼れる戦力が増える!
そう、いつしかパパよりずっとママを助けてくれる存在になるかもしれませんよ!
※この記事は2017年5月に公開されたものです。
田崎美穂子
mamaライター