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2024.11.07

オールブラックスの強さの秘密とは?日本の中高生と交流イベント実施


オールブラックスの選手と日本の中高生が交流する「ニュージーランド航空主催 「オールブラックス × 日本の中高生交流イベント」が都内で開催されました。

 

オールブラックスからは、10月26日の日本代表戦でキャプテンを務めたLO(ロック)ポジションのパトリック・トゥイプロトゥ選手、同じくLOのジョシュ・ロード選手、FL(フランカー)のウォレス・シティティ選手の3選手が参加。交流した千葉・八千代松蔭高校ラグビー部員たちからすると憧れの存在との対面だったため、選手たちが会場に姿を現したところから「(身体が)デカい!」「すごい!」と大いに沸き立ちながら交流会がスタート。

まずは高校生たちがオールブラックスの前でハカを披露

まずは千葉・八千代松蔭高校ラグビー部員によるハカのパフォーマンス。1か月も練習に費やしたそうで一糸乱れぬ気合いの入ったハカをオールブラックス3選手へ向けて披露しました。

これには3選手も感銘を受けた模様。「伝統のハカを踊ってくれて大変光栄だ」とトゥイプロトゥ選手も自国の文化を行ってくれた高校生たちを大いに称えていました。

ニュージーランドの遊び「ファノファノWhanoWhano」でも交流

交流イベントではニュージーランド先住民族マオリの伝統的な遊び「ファノファノ(Whano whano)」で遊ぶ一幕も。

この遊び、シンプルながらかなり盛り上がります。ルールはというと、2人で向かい合い「ファノ(Whano)」の掛け声に合わせ足で4種類のポーズ(足を閉じる、足を開く、右足前、左足前)の中からいずれかを出し、ポーズが被ったら腕を平行にしたポーズを取りつつ「ヒ―!」と素早く叫んだ方の勝ちという、日本の手遊び「グリンピース」の足バージョンに近い感じのもの。

オールブラックス3選手とも知らないとのことでしたが、少し練習すると慣れたようで、最後には高校生の中から勝ち抜いた猛者たちを相手に、楽しそうに最終対決を行っていました。

質問飛び交ったなかで見えてきたオールブラックスの人柄

当イベントは基本英語で進行。ということで高校生たちも英語でまっすぐな質問を送っていました。

 

「子どもの頃の夢は…?」という質問には

トゥイプロトゥ選手は「建築の勉強をしていたので建築関係かな」

ロード選手は「ラグビー選手じゃなかったら農場で牛の世話をしたい。キャリアを終えたら多分そうします。」

シティティ選手は「旅が好きだからパイロットでしたが、オールブラックスになって世界中を回っているからその夢は今半分叶っているかな。」

と、それぞれが答えてくれました。

また「オールブラックスになりたいけど何が必要ですか?」という質問には

トゥイプロトゥ選手は「まずはニュージーランドの学校に通ってラグビーをすることですね。そして、たくさんラグビーの試合を見てたくさん練習しましょう。僕らのような選手が指導する機会もあるしね」と具体的に教えてくれつつ、ロード選手は「まずは自分の目標を設定すること。そして努力すると同時にそのプロセスを楽しむこと」とメンタルの作り方からのアドバイスも教えてくれていました。

 

ほかにも3人の話を聞くと、言葉の端々にニュージーランドの自然のことが多く挙がるなど、ニュージーランドで大好きなラグビーを行いながらも、心にゆとりのある暮らしをしている様子や、お互いをたたえ合いながら、勤勉で一期一会を大切にする人柄がありありとうかがえました。

 

オールブラックスは今回来日に際して、ほかにも様々な交流イベント機会を持っていたそうで、このような日本での交流機会の創出と共にオフィシャルエアサポーターのニュージーランド航空にも感謝の意を述べていました。オールブラックスの強さの秘密は、きっとこういうところから由来するのですね。

 

高校生たちの楽しそうな笑顔も忘れられません。改めてラグビーはフィジカルだけでなくメンタルも同時に鍛えられる素晴らしいスポーツだと思いました。

わとさ とわ

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