2015.05.11
手軽な分だけ問題も多い…?! 子育て世代のSNS心得術
今の子育て世代になくてはならないSNS。
手軽で便利なだけあって、何かとトラブルも…多いですよね。
新学期もはじまり、新しいお友達との出会いが多いこの時期にもう一度、自分のSNSの使い方を考え直してみましょう。
一度投稿すると半永久的に消せない!
まず、身近な人だけにしか閲覧できないと思っていませんか?
「デジタルタトゥー」という言葉もあるくらい、ネットワークの世界では一度投稿するとオリジナルを削除しても、コピーが出回れば半永久的に消えないのです。どこでどう使われているか、もう把握しきれなくなります。
例えば「家族で海に来ていまーす!」と砂浜で遊ぶ子どもたちの笑顔。
私もうれしくてやってしまってます。何度も。
でも全く見知らぬ人が、自分の子どもの水着姿の画像を保存していたら?
または知らない間にネットに出回っていたら?良からぬことに利用されていたら?
考えただけでもゾッとします。
でも「この楽しみを共有したい!」ってこともありますよね?
そんなときは
・ 写真選び、言葉選びを慎重にする
・ 画像の位置情報を必ず消しておく
・ タグづけする場合は、相手に許可を得てから
などの注意をすると、要らぬトラブルを避けられるのではないでしょうか。
自分の手の中のスマホから、果てしないネットワークの世界に繋がっているということを忘れないで!
みんながいいね!と思っているとは限らない
芸能人ママが赤ちゃんとのお出かけをブログにアップしたところ
「生後間もないのに出かけるな」とか「家での手作りのごはんを食べさせろ」など
自分が考えもしなかった、思わぬところでバッシングされる…ということがネット上では、日常茶飯事。非難の的になりやすいのです。
私たちが直接バッシングされることはないかもしれませんが、内心、同じことを思われている可能性もありうるということ。
どう思われるかは、すべて受け取り手次第なんです。
でも100人の友達がいると、相手がどんな状況で見ているか、すべての人の顔を思い描いて投稿なんて…到底ムリ!じゃぁ、少なくとも誤解をさけるポイントは?
・ 衝動的に投稿しない
・ 送信する前にひと呼吸、客観的に見直す
自分だけノリノリで投稿しても、端からみたら「知らんがな」状態……
自分が読み手の際にも、実際よくありますよね。
読み手の場合も同じです。
なにかにちょっと気分を害したり、怒りを覚えたりしたときに感情の赴くままリプライするのではなく、冷静に考えられるようになってから発言すると、後で揉めたり、「しまった!」と思ったりしなくて済みます。
ストレスに感じたら、ちょっと距離をおくべき
日常の中でチェックする回数が増えると、そのSNS特有の悩みもでてきますよね。
例えばFacebook。
読む内容のほとんどに「いいね!」とコメント残して…なんか疲れる。
あまり気心のしれないママ友から友達申請があって、断る理由もなく申請を許可。
今までのように好き勝手書けなくなり…なんだかストレス。
ママ友のLINEグループで、自分が知らない間に話が盛り上がってる!
会話についていくのも必至だし、ここでも同調しないとおいていかれる…はぁ。
便利だし楽しいけれど、どっぷりSNSに浸ってしまうと余計なストレスを溜め込むことになりがちです。
どこまでも続くエンドレスな世界ですから、SNSに振り回されては本末転倒。
「忙しい育児や家事の間の息抜き」ぐらいのスタンスで使いましょう。
「通勤中の電車に乗っている時間」や「子どもが寝静まってから」など、時間やルールを決めて使うと、自分でセーブできて良いかもしれませんね。
LINEなどの返信がタイムリーでなくても、働くママ同士ならわかってくれるはず。
「あまり小まめにできないタイプで…」とあらかじめ伝えておくのもポイントです。
SNSの世界は手軽につながるし、楽しいし、居心地がいいものです。
でもすべては紙一重。
簡単に悪いことにもつながるし、現実の世界にも悪影響を及ぼしかねないということを心得ておくことが大事だと思います。
ましてや子どもが関わってくるとなると、より一層の気遣いが必要に。
それができてこそ、SNSの恩恵を受ける資格があるのだとも思います。
顔が見えないからこそ、より人に対する思いやりが大事になってくるんですね!
飯田りえ
編集者/ライター