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2021.12.07

子どものコミュニケーション能力を伸ばそう!家族で意識したい5つの習慣づくりとは?



近年「口下手」「人と話すのが苦手」「自分の意見を上手く言葉で説明できない」など、コミュニケーションに苦手意識を感じる子どもが増えていると言われているのをご存じですか?
コミュニケーション能力は、人間関係に直結する大切な要素。苦手意識を抱えたままでは、成長するにつれて生きづらさを感じるようになったり、さまざまな悩みを抱えることになったりする場合があります。
そこで、今回は子どものコミュニケーション能力を伸ばすための、家でできる習慣づくりをご紹介します。

挨拶+αで声をかける


挨拶はコミュニケーションの基本ですが、単純に挨拶を交わすだけではなく、+αで一言加えるよう意識してみてください。
たとえば、「おはよう。今日寒いね」「おかえり。お腹空いてる?」など、+αを意識することで、親から子への一方的な会話になりにくく、子どもからの発言も促しやすくなります。
発言機会を増やすことは、コミュニケーション能力の向上を期待できるので、家での挨拶ではぜひ「+α」を意識してみてください。

子どもの話を要約しない


「つまり、それは○○っていうこと?」「要するに、その話しは○○だったっていうことでしょ?」など、子どもの話を要約することは、コミュニケーション能力の向上という観点ではNGです。
普段から子どもの話を要約していると、子どもの「話そう」という気持ちを削いでしまうことになりかねません。
基本的には子どもとの会話をまとめようとせず、「とことん傾聴する」というスタンスで、子どもの話に耳を傾けてください。

子どもの「話し方」を褒める


子どものコミュニケーション能力を向上するうえで、ぜひ取り入れていただきたいのが「話し方を褒める」です。
「説明上手だね」「分かりやすく話してくれたから、すぐ理解できたよ」「なるほど、それもそうだね」などの褒め方が挙げられるでしょう。話し方を褒めることで、子どもが「話す」という行為に対してポジティブな気持ちを抱きます。無意識に「もっと話したい」という気持ちになるので、より一層発言量も増えやすくなるでしょう。
話しの内容だけではなく、「話す」という行動に視点を当てて、具体的に褒めてみてくださいね。

音読を習慣にする


学校の宿題としても多い音読。日常生活の中に取り入れることで、子どもの理解力の向上やコミュニケーション能力の向上などが期待できると言われています。実際、積極的に音読をする子どもと、音読を習慣化していない子どもとでは、前者のほうがコミュニケーションが活発である傾向にあるのです。つまり、「話す」という行為に直接影響します。
多くの場合、学校の宿題で「音読」を指定されることが多いですが、仮に学校側から音読の宿題が出ない場合は、個別に宿題に+αした勉強として音読を取り入れてみるといいでしょう。

親が他の人と話しているシーンを子どもに見せる


あまり知られていませんが、近所の人と話している姿や、祖父母と話しているシーンなど、親の姿は子どもに影響を与えます。「お母さんはよく人と喋る」「お父さんは会話が大好き」などの印象を子どもに与えることで、子どもも自然とコミュニケーションが身近になっていくのです。
他の人と積極的に話す親の姿を見て育てば、子どもも自然と積極的に話すことが当たり前という認識になっていくのです。
もちろん、親が人見知りで家族意外と話す機会が少ないと、子どもも同じような性格になる傾向にあります。
親の知人や友人、職場の同僚、学校・園のママ友など、家族以外と話すシーンは積極的に子どもに見せてみてくださいね。

子どものコミュニケーション能力は「習慣」が影響する

今回ご紹介した通り、子どものコミュニケーション能力は、習慣次第で大きく左右します。
しかし、難しい習慣を取り入れる必要は一切ありません。今日からできる手軽な習慣もあるので、ぜひ家庭での言葉かけや取り組みを意識しながら、子どもの「話す力」「聞く力」を伸ばしていきましょう。

粕谷麻衣

粕谷麻衣

フリーライター、記者

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