2015.06.05
【ここだけの話!】実はサボっています〜家事編〜
母親、妻、そして労働者。いくつもの顔を持ち合わせるワーママの日常は、そりゃあもうドタバタの連続です。ワーママ向け雑誌で特集されるような、すべてに完璧な素敵ママでいたいけど、現実はそうもいかないもの。「こんなライフスタイル、ぜったい無理!」とツッコミを入れた経験、誰でも一度はあるのでは? でも、どこかで少し手を抜かないと、家事も育児も仕事も回っていきません。「もしかしてサボってるのは私だけ……? みんなどれぐらいちゃんと家のことやってるの?」 周りのワーママたちの状況、気になりますよね。安心してください、みんな見えないところでちゃんと手を抜いているんです。そこでリアルなワーママたちに「大声では言えないけど、実はこっそり手抜きしてます」なカミングアウトをお願いしてみました。今回は家事編です!
一番のサボりどころはキッチンまわりと掃除!
料理・後片付けは毎日毎食のことなので、負担に感じているママは多いよう。掃除は「見た目」をいかにキレイに保つか、が手抜きの重要ポイントみたいです。
●平日はカレーやハヤシライスなど、2日連続出してもオッケーなメニューを取り入れています。洗い物を極力減らすため、おかずは1人ずつ取り分けせず大皿でドン!という日も急増。(事務、子ども6歳、1歳)
●忙しい朝に、きちんと朝食を作るのは思いのほか大変。「保育園では栄養あるもの食べてるし」と言い聞かせて、冷凍の焼きおにぎり1個だけ食べさせることはよくあります。(出版業、子ども3歳、6カ月)
● 朝ご飯はお皿にラップをしいて、おかずをのせています。資源のムダ……と胸を痛めながら、いかに洗い物の数を減らすかに毎日必死です! (金融業、子ども2歳)
● 帰宅後、夕食作りにかけられるのはほんの20分くらい。味噌汁は作るけど、主菜は味つけすら面倒なので、スーパーの味つき肉や魚に頼っています。(派遣事務、子ども3歳)
● 夕食は作るだけで毎日精一杯。夫は帰宅が遅く、子どもと私だけなので、夜の食器はいっさい洗いません! 翌日の朝ごはん分と一緒にまとめて洗います。(自営業、子ども7歳、4歳)
● 掃除機をかけられるのは週末だけ。疲れているとそれすらできないときも……。子どものおもちゃなどを元に戻して、見た目がキレイならよし!と自分的にオッケーを出しています。(非常勤、子ども3歳、1カ月)
● 全部屋を毎日掃除するのは、物理的に無理。せめて子どもが使う部分だけは!とよく掃除機をかけるのは「リビング」「寝室」のみです。他の部屋は埃がたまっていることも……。(自営業、子ども2歳)
多忙のしわ寄せは旦那に……
何事も子どもが最優先。そして出張などで夫不在のとき、サボり具合はさらに増加! 本当に忙しいときは、子どものものすら手が回らないときも……。
● 子どもの洗濯物は、着替えの関係で必ず毎日しています。これだけで量が結構多いので、ダンナの服は基本スルー(笑)。溜めておいて週末にまとめてやることもあります。(マスコミ、子ども7歳、3歳)
● 夕食作りが面倒な日は、週末に作り置き&冷凍したおかずをチン。貴重なおかずストックを減らしたくないので、夫には「今日は外で食べてきて」と言っています。(自営業、子ども2歳)
● 忙しいときはお惣菜や出来合いおかずに頼りますが、夫ももちろん同じもの。それをあたかも「自分で作りました」風にキレイに盛り付け(笑)。洗濯物も、夫の服はさっと適当にたたんでいます。(マスコミ、子ども3歳、6カ月)
● 夫が泊まり出張のときは万々歳! 夕食は外でささっと済ませ、お風呂は翌日も追い炊きして使います。(自営業、子ども2歳)
●週末、保育園から持ち帰ってお手入れするものって多すぎ! 服の洗濯はするけど、上履きや外遊び用の靴は見た目があまり汚れていなかったら月曜にそのまま持たせます(笑)。(出版業、子ども3歳、6カ月)
近くの実家に頼りまくり!
近くに親がいるワーママは、その恩恵をとことん受けている様子。頼れる人がおらず、お金と引き換えに家事を効率よく済ませているというケースも。
● 今日は夜ごはん作る時間ない!という日は、保育園のお迎え帰りにそのまま近所の実家へ。夜ごはんを食べさせてもらいます。ついでにお風呂も入って帰って楽チン! (会社員、子ども2歳)
● 自分の親と同居しているため、家事は母親と折半しています。それだけでもう、家事をサボっているようなもの。他のワーママさんたちは全部これをやっているかと思うと、大っぴらに同居しているなんて言えません。(派遣事務、子ども3歳)
● 無理に頑張ろうとせず、隔週で家事代行サービスを利用。頼んでいるのは洗濯物干しと部屋の掃除です。土曜〜火曜の洗濯物をためておき、水曜に代行さんに来てもらい一気に洗濯します。月3万円に収めるのがマイルール。お金はかかりますが、家に帰ったときの爽快感はハンパない! 週末も家事を気にせず出かけられます。(建築、子ども5歳)
いかがでしたか? 一口に「サボり」といっても、人によって手を抜くところやサボり方は大きく異なるようです。大切なのは、「がんばりすぎない」「ひとりで抱えすぎない」「罪悪感を持たない」こと。少しくらいサボったって、死ぬワケじゃありません。できなくてイライラするよりも、子どもと毎日楽しく過ごすことのほうが、何倍も大事。ワーママたちのカミングアウトをヒントに、あなたも自分なりの力の抜き方を見つけてみるといいかもしれません。
佐藤望美
エディター/ライター