2015.07.29
【オーストラリア】男の子ママに朗報! シドニーは乗り物天国
つい先日、2歳2カ月の息子とシドニーふたり旅に行ってきました! 何度も訪れたことがあり、旅慣れた街なのですが、子連れとなると何もかもが新鮮。でも滞在すればするほど、シドニーは子連れ旅にぴったりだということが分かってきました。
その最たる理由は、乗り物。乗り物にハマっている男の子は多いかと思いますが、我が息子もその例に漏れず電車、バスなどが大好きです。シドニーは町全体にバスが駆けめぐり、電車やライトレール(路面電車のようなもの)、フェリーまで日常の乗り物としてあちこちで大活躍しているんです。
まずはシドニー版Suica「オパールカード」をゲットせよ
シドニーでいろいろと動き回るなら、真っ先に手に入れておきたいのが「Opal card(オパールカード)」と呼ばれるチャージ式ICカード。
日本のSuicaやPASMOと同じ仕組みで、あらかじめチャージしておけば乗降時にタッチ(現地ではタップと言います)するだけで自動的に運賃が引かれます。
バス、電車、ライトレール、フェリーとすべてに使えるので、いちいち乗車券を買う手間を省けるのが魅力! しかも「1日の支払い上限15ドル」「日曜は上限2.5ドル」「月曜から8回乗車すれば、以降の乗車はその週の日曜まで無料」「1時間以内は途中下車が可能」など、特典もたくさん。移動の多い観光客にはとても嬉しいメリットがいっぱいです。
このカードはNews Agency(新聞などを販売する個人商店)、ガソリンスタンド、コンビニで購入・チャージできます。ただし駅の中には売っていないようなので注意! また4歳以下の運賃はかかりませんが、それ以上は1人1枚必要となり1枚で家族まとめて清算することはできません。
最もメジャーなのは、シドニーバス
オパールカードを手に入れたら、さっそく利用してみましょう! 最も身近なのは、CBDと呼ばれるシドニー中心部、セントラル駅、郊外のビーチまでシドニー中をほぼ網羅しているシドニーバス。
どこに行くにもバスがとても便利です。本当によく見かけるので、息子も「またバスきた!」とバスを見つけては大興奮。日本のバスと異なる点は、停留所のアナウンスがないこと。降りる少し前にボタンを押し、ドライバーに知らせるのですが不案内な観光客がそのタイミングを知るのはほぼ不可能。乗る時にドライバーに「I want to visit ◯◯, so can you tell me where to drop off ? (◯◯まで行きたいので、知らせてください)」と伝えておくと、「次○○だよ」と教えてくれるので事前に声かけしておきましょう。ボンダイビーチやサーキュラーキーなど主要な観光地は終点になっていることが多いので、最後まで乗っていても大丈夫です。
郊外に行くなら電車が便利
シドニー北部や有名な観光地ブルーマウンテンズへ足を伸ばすときは、電車を活用。利用の仕方は日本とほぼ同じで、改札でオパールカードをタップするだけです。最近導入されたライトレールには改札がないので、乗車直前にホームでカードをタップします。
電車に乗るときのハイライトは、有名な橋ハーバーブリッジを通るとき。ここからの眺めはとてもきれいで、海やフェリーが見えるので子どもは興奮すること間違いなしです! この景色を見るだけでも、電車に乗る価値はあると思います。ライトレールは観光地を通っていないので電車やバスほど乗る機会はないかもしれません。でも路面電車の独特の景色を楽しむことができるので、電車好きならぜひ乗せてあげてください!
シドニーならではのフェリーに乗ろう!
海の街、シドニーでは市営のフェリーが運行している数少ない観光地。フェリーがたくさん並んだワーフ(埠頭)は、日本ではなかなか見られません。フェリーに乗らずとも、ワーフにいるだけで子どもは満足できるはずです。ですがせっかくなら、対岸にあるマンリー(ビーチがきれいなことで有名)、コアラやカンガルーに会えるタロンガ動物園、シドニーの遊園地ルナパークに行く場合は、ぜひフェリーを利用してください。
ちなみに今回の旅では週半ばにオパールカードの8回乗車をクリアしたので、「ふねにのりたい」という息子のため歩いても移動できる距離をフェリー移動。一番大きな埠頭であるサーキュラーキーから西のダーリングハーバーまでフェリーに乗車しました。フェリーの運賃はバスや電車に比べると少し高めなので、特典を利用するのが賢いやり方です。
フェリーに乗るとハーバーブリッジとオペラハウスがよく見えるので、すてきな写真が撮れますよ! ちなみにシドニーは空港と都心部が近いことで有名。飛行機も間近で見られるので、乗り物好きの息子にとっては至れり尽くせりの環境でした。
公共の乗り物をうまく活用すれば、滞在はもっともっと楽しくなります。子どもにもいい刺激になること間違いなしです。シドニーの滞在記はまだまだ続きます!
佐藤望美
エディター/ライター