2021.10.23
家計、生活リズムが心配「2人目妊娠」に躊躇するママに子沢山ママたちが乗り切り方をアドバイス!
子どもを1人出産し、そろそろ子どもの将来のためにも2人目が欲しいな?と考えたとき、なぜか晴れないモヤモヤが邪魔をして、なかなか踏み出せず躊躇している働くママは少なくないと思います。
そんな働くママたちのために、子どもが3人以上いる先輩ママたちにアドバイスをいただきました。
子ども2人いて暮らしていける?
Tさん(39歳・web編集・子ども2歳6ヶ月)
もともと子どもは2人欲しいなと思っていました。
昨年頃から、第1子と同じ歳くらいの子どもがいる友人たちに第2子が産まれ、なんだか急に焦りのようなものを感じるように。
2人目を妊娠するなら早いほうがいい!とまわりからも言われるし、躊躇している場合ではない自分の年齢。
そして、そんな都合よく妊娠できないことも充分理解しているのですが、なかなか2人目作りに踏み切れません。
その理由は我が家の家計問題。旦那がフリーランスなため、収入がまったく安定しないこと。
この先、旦那の仕事もうまくいき収入が増える可能性もあります。でも、逆を返せば、収入がほとんどない!ということになる可能性もあります。
それを考えていると、もう少し安定してから・・・とズルズル先延ばしをしてしまいます。
経済的な安定を待っている時間はないのですが、あとで苦労するのも嫌で、ずっとモヤモヤしながら月日が過ぎていくばかりです。
<先輩ママたちからのアドバイス!>
Nさん(39歳・子ども3人)
我が家の夫もフリーランス。そして私もフリーランス。収入の不安定さといったら、大変なものです。
実際問題、「ああ、ウチって大丈夫なのかなあ?」なんて、3日に1回くらい思います。
でも、子育ては、お金をかけないでいようと思えば案外節約できるもの。衣類はフリマやリサイクルショップで揃えたり、お下がりをもらったり。
就学援助もあれば、奨学金もあるので、教育だって節約できます。
最低限、この収入あれば生きていけるというラインを見つければ、子どもはいくらでも産めるかな?なんて思っています。
あと、フリーだと、子どもが増えるたび仕事が増える気がします。同情&心配されているんですかね……?
4人目を産もうかどうしようか迷っていますが、これはどちらかというと体力との相談ですが・・・。
Mさん(子ども2人・第3子妊娠中)
我が家も旦那がフリーランスになったタイミングで第3子を授かりました。
うちの場合は「できてしまった」ので、状況は少し異なりますが、経済的に不安があることは否定できません。
しかし、これまでの貯金とフリーランスの収入などでなんとか生活はできているので、産後1年を目途になんとかV字回復できればいいかなと思っています。
Tさんの細かい経済状況はわかりませんが、妊娠出産しても、その間生活できるだけの蓄えがあるのなら、踏み切ってもいいのではないでしょうか?
貯金などはあとからでも取り戻せますが、妊娠出産に関してはそうとも言えません。
旦那さんの収入などの状況が変わる可能性を待っている間にも時間は過ぎていきます。
逆に、生活が苦しくなってまで第二子は作りたくないという考え方もあると思いますので、夫婦でその辺も腹をわって話し合っておけば、いざ妊娠してから「こんなはずじゃなかった!」ともならないのではないでしょうか。
いまの生活リズムが崩れるのが怖い
Nさん(36歳・美容師・子ども2歳10ヶ月)
以前はフリーランスで働いていましたが、昨年の8月からサロン勤務に働き方を変えました。ちなみに旦那は自営業です。
フリーランス時代は、早朝や深夜、休日など関係ない時間帯での仕事。
そのため、子どもを誰に預けよう・・・といつも必死でそれがストレスでした。
それが、サロン勤務になって、週に5日、時間も決められている働き方にした途端あんなに欲しかった2人目を躊躇するように・・・。
働く場所を変えたことで、仕事が楽しくなってしまい、また、子どもも3歳に近づくにつれ育児も少し楽になったこともあり、現状の生活リズムにとても満足してしまっています。
2人目ができてこの生活リズムが崩れてしまうことが怖いです。
そして、美容師は客商売なので、産休に入った途端に自分を指名してくれるお客さんがいなくなってゼロの状態になってしまうのもとても怖いです。
36歳という年齢と子どもの将来を考えたら2人目が欲しいという気持ちはゼロではないのですが、いろいろ考えてしまうと躊躇してしまいます。
<先輩ママからのアドバイス!>
Tさん(子ども5人)
個人的には「2人目を欲しい」と思っていらっしゃる今の気持ちを大切にしてほしいと思います。
子どもをいつ授かるかは本当にご縁。思った時にやってきてくれるとは限りません。
個人的な経験から言えば、仕事を中断したり減らしたりすれば収入が落ちて大変な部分はありますが、また以前以上の仕事を質量ともに頑張ることはできます。
もちろん努力は要りますが。赤ちゃんが生まれるころには上のお子さんももっと大きくなって自分のことができるようになるだけでなく、幼児でも、家族の一員としてお手伝いなどを担当してくれるようにもなるでしょう。
今の状態に赤ちゃんが加わるのではなく、赤ちゃんが加わるころには家族の団結力も一層UPしていたり、赤ちゃんが加わった生活の中でのバランスというものが必ずできてきます。
Mさん(子ども3人)
誰でも1人目を産んだことでそれまでの生活リズムは一度崩れます。そしてさまざまなストレスを乗り越えてなんとかやっている。
自覚はないかもしれませんがすでに順応性は身についているし、精神的にも強くなっていると思うんです。
私も部署異動と2人目を考え始めたときの時期が重なり、かなり躊躇しました。
その時35歳、上の子が2歳になりたて。仕事もある程度慣れてからと思ったので、1年待ってから2人目を妊娠しました。
まだ36歳であれば、あと1~2年今の生活に慣れてから2人目妊娠でもいいのでは。
保活が大変すぎた。あれをもう一回はこりごり!
Rさん(34歳・営業職・子ども3歳)
現在、3歳になる息子は3月の早生まれ。そのうえ、保育園激戦区に住んでいたため、保活がすごく大変でした。
息子はいままで保育室に預けていて、この4月からやっと認可保育園に・・・。
これは自分の確認ミスなのですが、第2子を産むなら兄弟枠で預けようと思っていたら、そこの保育園にまさかの0歳時クラスがないことが判明・・・。
0歳児で預けようと思ったら、別々の保育園に通わせなければなりません。
時期を考えて産みたいけど、なかなか、そう都合よくいかないし、あの保活をもう一度すると思うと2人目どうしようと悩みます。
<先輩ママたちからのアドバイス>
Tさん(子ども5人)
子どもが2人以上になった時に最初から同じ保育施設に通わせられれば一番いいですが、特に都会ではそのような理想の状態で始められるかたが少ないかも。
子どもが多い我が家も、保育室、保育園、小学校の学童クラブに子どもがお世話になっていたころは、なかなか大変でしたが、それが、子どもが増えるってことなんだと思います。
子どもが増えることは大変なことだけではなく、子どもを通したママ友、地域の人たちのつながりに助けられることもたくさん。
子どもが1人だったころは子育てに孤独を感じることもありましたが、その切羽詰まった感は子どもが増えてからは減りました。
まあ、でも確かに保活は大変です。その気持ちをもう1人欲しい気持ちのどちらが強いのかをご自身でじっくり見つめるしかないのでは。
私も随分悩み、保活に苦労した経験もありますが、「やっぱりこの子がやってきてくれてよかった」という気持ちをいつもみんなに対して感じています。
Mさん(子ども2人・第3子妊娠中)
保活は働くママにとって避けては通れない道ですよね。それほど激戦区ではなかった私ですが、決まるまではハラハラと落ち着かない毎日でした。
我が家も8ヶ月間、上と下で別々の園に通っていたので大変さはとてもわかります。
しかし、結論としては、2人目が欲しいのであれば出来る限りのことをするしかないと思います。
1. 激戦区から引っ越す。もしくは遠くに引っ越すのではなくても駅から離れるだけで待機児童数がかなり変わることも多いです(我が家の周辺も駅から15分ほど離れるだけで1歳児の待機児童数が100人ほど変わります)。
もしくは引っ越しはせず、駅から遠い保育園を狙います。
2.?下のお子さんを0~1(0~2)歳までの園などが近くにあれば、まずはそちらに入れましょう。2歳か3歳で転園しなければならないデメリットがあるので比較的入りやすいところが多いようです。
3. ?保育園情報を随時チェックする。意外な時期に空きが出る場合もあるので、そうなったときにいつでも上下どちらかが転園できるように準備をしておくことも大切です。
デメリットばかりじゃなくメリットにも目を向けて
2人目が欲しいと心底思っても、なかなかそう丁度よく授かるものではありません。
そして、年齢を追うごとに難しくなっていきます。
どの先輩ママも、2人目以降、家族が増えるたびに大変なことをたくさん経験し、そのたびに解決をしてきたのです。
いろいろ考えてしまっているより、2人目が産まれてしまえば、その状況のなかで対応していく力ができ、
また、上の子も今よりも成長することで「なーんだ、あのころ悩んでいたのは取り越し苦労だったな?」なんて思う日が来るのかもしれません。
ここでアドバイスしてくれた先輩ママたちは、大変になることよりも家族が増える喜びを感じているように思います。
2人目がいるデメリットを真っ先に考えるより、メリットも含め考え
まずは、本当に2人目が欲しいのか、そうではないのかを今一度、自分に確認することが大切だと思いました。
※この記事は2016年2月に公開されたものです。