2017.07.12
「ひらがな」だけじゃない!【小学校入学】までに出来るようにしておきたいこと
来年、小学校入学を控えた年長さんのお父さん、お母さん。ラン活(ランドセル購入)は、落ち着きましたか? 私立や国立を考えている家庭では、その準備にソワソワと忙しい時期でしょうか?
我が家の第一子は、現在小学一年生。昨年のこの時期は、小学校という未知の世界に不安を覚えながらも、残された幼稚園生活を満喫していたころでした。幸せだったなぁ~(遠い目…)。
そして、現在、実際に小学一年生になり、一学期を過ごしている途中ですが、現在の自分を表すと色々な不安や分からないことが怒涛のように押し寄せ「小学校生活に慣れるためにアップアップもがいている親」となっています。そんな私ですが、今回、この時期になっての実感として「小学校入学までにこれはできたおいたほうがいいだろうな」ということをまとめてみました。
「ひらがな」はやっていったほうがいい?
小学生になるまでに、どこまで勉強をしておいた方がいい?ひらがなは書けた方がいいの?という「勉強面」も気になるところでしょうか? これは色んな意見があるかと思いますが、私は「ひらがなは、できれば読めるだけでなく書けた方がいい」に一票です。一年生の国語はもちろん「ひらがな」から勉強します。しかし、見る限りほとんどの子が書けるようになって入学します。
そのレベルはさまざまのように思いますが、自分の名前は、入学してすぐに書く機会があります。ここで自分ができないという劣等感や苦手意識が出てしまうのはもったいない。また、授業で先生が黒板の書く文字パッとを読めるかどうかで、その理解力は変わってくるでしょうし、クラスにある様々な掲示も読めるか読めないかで、過ごしやすさは変わってくるように思いました。
お勉強だけじゃない、もっとやっておくべきだったと反省したこと
我が子は「ひらがな」などでは苦労はしていないようなのですが、もっと親として身に着けておいてあげたかった、と反省したことがあります。それは、人の話を聞いたり、自分の意見をいうという「コミュニケーション能力」についてです。
我が子はいわゆる「人見知り」です。特に初めてあった人にはそれが顕著です。話しかけられると目を伏せたり、下を向いたり、ひどい時には何も聞こえていないかのような態度を取ったり。その姿は親としてやきもきしますし「ちょっと、ほら○○さんが話してるよ!!」と、言いたくなるシーンばかりに遭遇します。これまでは「幼稚園」という多くの先生や保護者が見守るあたたかい場所で何も言わなくても「恥ずかしがり屋なのね~」と許されていたことが、小学生ではそうはいかなくなります。
そんな時、一年生のクラスの掲示が目に留まりました。
「聞き方 あいうえお」
あ あいてをみながらきく
い いっしょうけんめいにきく
う うなずきながらきく
え えがおできく
お おわりまできく
大げさなようですが「これだ!!!!」と、ビビッと来たわけです。なるほどなるほど、これができるようになれば、コミュニケーションの基本の「き」をクリアできる!と。
また、これは自分自身の反省すべき点ともなりました。子どもが話しかけてきても、PCやスマホに目を向けながら適当に「んーー?うんうん」とか言っていたのが常でした。しかし、まずは自分が手本にならなければ。そう思い、最近では子どもが話しかけてきたときには「PCを閉じる」「スマホを置く」「うなずく」「笑顔で最後まで」というのを心がけています。話の途中で、先を読んで言葉を遮ることもなるべくせず、根気よく話しを聞くようにしました。
それが、功を奏したのかは分かりませんが、入学当初は学校の話しをあまりしてくれなかった我が子も、最近では帰宅後、「一日の出来事」を話してくれるようになりました。
今は、次のステップ、初めてあった人と話す時でも顔を見てせめて「うなずく」ということが出来るようになればなぁと思っているところです。
誰もが感じる「一年生の壁」とは
「一年生の壁」とはよく聞く言葉ですが、これの正体とはなんなのでしょうか? これは働いているママだけでなく、一年生を持つ親なら、誰もが感じるものなではないかと思いました。働いている働いていない、兄弟がいる兄弟がいない、幼稚園出身、保育園出身。みんな感じることはさまざまだとは思いますが、たぶんどの親にも感じる「壁」は、あるようです。
それは、保育園のような手厚さがなくなって時間のやりくりが大変になるという物理的なこともあるとは思いますが、それだけではないように思います。
保育園や幼稚園でずーっと子どものことを見て「この子はこういう子」と認めてくれる先生や周りの保護者、そしてお友達がいなくなってしまった。また「このおうちはこういうおうち」など家庭の事情やバックボーンも知る機会は少なく、それも不安の要因になるように思います。親も子も「新しい人」「新しいルール」の中で過ごさなければならない。
それに慣れるまで、1年生の一学期は、それぞれが大変、それぞれが不安で心配。今、まさにそんな渦中にいます。
さて夏休みを超え、2学期はどうなっていくのか。まだまだ不安と心配はつきませんが、我が家の場合は夏休みの間に「コミュニケーションをもうちょっとでもいいから上手に取る」を目標に過ごせたら!と思っているところです。
松本尚子
ライター・編集者
2010年生まれの女子、2012年生まれの男子の2児の母。主婦ときどきライター&編集者。女性向けサイトの編集者を経て、リクルートの住宅サイトでweb編集者を経験。酒好き、旅好き、美味しいもの好き。鎌倉在住。