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2017.09.22

ワーママの毎日が楽になる!適当でもいい【簡単離乳食】のススメ!


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0才~1歳のお子さんをお持ちのママのなかにはすでに仕事復帰されているかたも多いと思います。
その慌ただしい毎日の離乳食作り&離乳食タイムって、実はちょっと憂鬱な時間ではありませんか?私は離乳食の面倒な準備もさることながら、せっかく手をかけて作ったのに食べない、こぼす、その後の服や机や床の後片付けという一連の作業が嫌で嫌で仕方なく、1人目、2人目、3人目と、食事の内容がどんどん雑になっていったことを告白します…。

でも、そんな私自身も含め、とくに1人目の場合は「ちゃんとやらなくては!」と頑張り過ぎてしまうもの。そこで今回は、新米ママが陥りがちな離乳食のお悩みに、らくちん&手抜きで離乳食期を乗り切るコツをお届けします!

育児書どおりに離乳食を作るの、大変すぎませんか?

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これから離乳食を始めるママは、まずは離乳食の本やネットの情報を目にすることと思います。こんな私も最初は気合を入れて分厚い離乳食の本を数冊読みこみました。たしかに少し前まで母乳やミルクしか飲んでなかった赤ちゃんが口にするものですから、できれば丁寧に、そして健康面にも気を遣って種類豊富に作ってあげたい!と思うものですよね。

長男の初めての離乳食の頃は、育児書どおり、月齢に合わせたおかゆ、野菜を茹でて潰してとろみをつけたもの数種、デザートなどを毎日用意し、「今日は〇〇を何口食べた!」と記録していました。冷凍保存できる作り置きなどもしていましたが、できるだけ毎日違うものを…と考えて、悪戦苦闘の日々。
そんな必死の私を見て「あんたが小さい頃は味噌汁の上澄みにご飯入れてそればっかり食べさせてたけどねえ」と笑う母に「食育の大切さがわかってない!」と心の中でキレつつ、離乳食が始まって半年頃にはかなり疲弊していました。

作り置き&味変で何十通りのメニューができる!

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当時、おしゃれで栄養面も考えて作った離乳食をアップしているママのブログを日々見ていたので(今だとインスタでしょうか)、「他のママはこんなちゃんとしてるんだから」「うちも同じように食べさせないと」という強迫観念もあったように思います。

でも、ただでさえハイハイや後追いなど始まり、目も離せない大変な時期に、育児書どおりの食事を作るには時間も心の余裕もありません。レトルトを利用するのはもちろん、我が家は2人目からは基本すべて取り分けでまかなっていました。
アレルギーが気になる食材などは1品ずつ試す必要がありますが、基本は野菜数種(キャベツ、ニンジン、大根、タマネギ、小松菜、カボチャ、キノコ類などなんでも)とタンパク質となるものを煮込み、あとは小分けで冷凍したものをチンして1週間食べさせていました。
味はあえてつけず、塩、和風だし(かつお節でもOK)、醤油、味噌、ケチャップ、コンソメ、中華だし、クリーム(牛乳+コンソメ)と、そのときどきで変え、そこに主食となるお米、パン、うどんやパスタなどの麺類をキッチンばさみでカットしたものを入れます。味付と主食の組み合わせを変えるだけで何十通りものメニューに早変わり…!

今は赤ちゃん用レトルトでもだしなどの種類も豊富なので、それらを利用しない手はありません(私は大人と同じものを少量で使用していました。気にならない方はそれでもいいと思います)
一度この野菜ごった煮を作っておけば、とりあえず1週間は持つので心の余裕が生まれます。気が向いたときはこれに、小麦粉と卵を混ぜておやきにしてもよく食べてくれました。

野菜を食べてくれない…このまま野菜嫌いな子になる?

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我が家も全員そうでしたが、離乳食がスタートした頃はなんでも食べてくれていたのが、1歳前後になると口に入れてもペッ!と出したり、最初から拒否したり…「この前まで好きだったのになんで?」と思うことってありますよね。でもこれは、赤ちゃんの味覚がはっきりして味の好き嫌いが出てきた証拠といわれています。
野菜が大好きでなんでも食べるお子さんもいれば、「好み激しすぎ!」というくらいほとんどの野菜を食べないお子さんもいるでしょう。我が家も1歳を境に3人とも食べなくなり、まさに今、1歳半の次男は保育園の先生に「野菜ぜんぜん食べないねー!」としょっちゅう言われますが、ぜんぜん気にしていません。

それは、もうすぐ7歳の長男と4歳になる長女をみていると、次男と同じく野菜を食べなかった時期があっても、少しずつだったり、あるとき急にだったり、とにかく気が付くとふつうに野菜を食べられるようになっていたからです。

むしろ、野菜嫌いを克服するためあの手この手で食べさせようとしていた長男のほうが野菜嫌いを長く引きずってしまい、何もしなかったた長女はすんなりと野菜を食べるようになっていました(上が食べているから、個人差、など理由はあると思いますが)
2人とも「野菜大好き!」というわけではありませんが、出したものはだいたい食べるようになったので、「次男も時がくれば食べるだろう」と楽観視しています。
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赤ちゃんにも味の好みはありますし、食べる量は本当に個人差が大きいもの。基本的に1歳くらいのお子さんは、1日くらいほとんど食べなくても、水分がとれて、本人が元気そうなら問題なしと思って大丈夫です。それに、無理やり食べさせて、食事自体が楽しくない、つらいという記憶を植え付けてしまっては元も子もないですよね。

また、食欲のないときのために、さっと食べられる好物をいくつか常備しておくとよいでしょう。我が家はバナナ、ヨーグルト、ウィダーゼリー、豆乳(きなこや青汁を混ぜても)などが定番のお助けアイテムです。
これからまだまだ先の長いお子さんの食事作り、一喜一憂せず、「食べたきゃ食べるさ!」と、どーんと構えていきましょう。

松尾里美

松尾里美

雑食ライターです。7歳&3歳&1歳の子持ち。


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