夫婦生活も長くなったり、子供が産まれたりするとなりがちな「セックスレス」。妻側が拒否している場合と夫側が拒否している場合、さまざまな状況があると思います。ですが、夫側の拒否の場合、なかなかレスの解消が難しいと言われています。
そんなときに妻側が思うのが「うちの夫タンパクだから」「うちの夫、もうセックスに興味ないから」という意見。
果たして本当にそうなのでしょうか？今回は夫が拒否する「セックスレス」その裏側にある真実に迫ります！

セックスしてない夫の性処理はどうなってる!?

セックスレス夫婦の妻から、こんな意見を聞くことがあります。「ウチのダンナ、セックスに興味ないんじゃないかな」と。話をよくよく聞いてみると、

●夫から誘ってこない

●自分から誘うとやんわりと拒否モードで逃げられてしまう

●そもそもそういう空気感にならない

こんなできごとが続くうちに、「ウチのダンナはセックスに興味がない」もしくは「性欲がないのかも？」と感じるようになっていく……そんな妻が多い傾向があります。

それでも、やはり妻としては、「浮気している気配もないし、一体、性処理はどうしているんだろう？」と不思議になるようす。でも、「イマドキ、エロい動画はスマホで無料で見られるし、きっとどこかのタイミングで自己処理しているでしょう」と、予想をつけて納得しているのですが、心の奥底には、きっと「不思議のタネ」が残っていることでしょう。

最近、驚きの事実が発覚する出来事があったと話してくれたのは、木村祐一さん（仮名/44歳）です。
結婚して10年経ちますが、今でも奥さんと月1～2回のペースでセックスがあります。子供が2人いて、普段は家族で川の字で寝ているためなかなかセックスするタイミングを持てません。木村さんは平日にも休みがあるため、その際にすることが多いそうです。とはいえ、月に1～2回。新婚当初に比べると激減しており、「ちょっと少ないなあ」と思っています。

ところが、ある日の飲み会の席で「妻とヤッているかの話題」が出た時に驚愕の事実を知ることになります。

下半身に自信を持てない中年男性

その場に参加していたAさんが、「妻とやっているか？」という問いかけをしたところ、なんと、その場にいた既婚男性4人中、セックスがあるのは木村さん1人だったそう。しかし、驚くのはセックスしている夫婦の少なさではありませんでした。なんと、未婚男性2人を含む6名のうち、木村さん以外の5人が、下半身に衰えを感じているというのです。

内訳は次の通り

自力ではピクリともしないので、数年前からED治療薬を飲んでいる。しかし、ここ最近は薬すらも効かないので、オナニーもセックスもここ2年近くしていない→1人（離婚して現在は独身。彼女なし。30代後半）

基本的に勃起しないため、彼女とセックスをするときにはED治療薬を飲んでいる。「デート時にする」と決まっているため、薬を飲むタイミングや、その日の飲酒量も調整できる。オナニーはかろうじて可能。→1人（離婚して現在は独身。彼女あり。40代半ば）

数年前から弱くなってきたのを感じ、最近はセックスもオナニーもしていない。→1人（既婚。子供なし。30代後半）

「中折れする」「硬くなってもMAXまでいかないので、自信が持てない」「時々、射精できない」などなんらかのトラブルがあり、セックスをしようという気持ちになれないし、セックスは薬を使わないとおそらく無理という程度。オナニーは可能。→2人（いずれも既婚で40代前半）

「まさかそんなに周囲が弱くなっているなんて、全然知らなかった」と木村さん。

「ボクの場合、普段はあまりお酒は飲まないし、喫煙の習慣もありません。あとは、スポーツジムで定期的に体を動かしているのがいいのかもしれないですね。そりゃ、昔に比べたら弱くなったなあとは思いますが……。周囲の人が、薬を飲まないとできないというレベルなのにはびっくりしましたね。逆に、『どうして薬を飲まなくても妻とできるのか？』と不思議そうに質問されてしまいました。ボクからすれば、どうして妻とできないのか、そっちの方が不思議ですけどね（苦笑）」

いずれの人も、妻には「勃起しない」「薬を飲まないとできないから、計画的でないとセックスできない」とはなかなか言えないそうです。

加齢のためなのか、ストレスなのか、それとも“妻だからできない”なのかは人それぞれですが、「勃起不全」に陥っている中年男性は少なくないようです。

「夫が誘ってこない」「夫がその気にならない」というセックスレス夫婦の場合、40代以降は“ED”を疑ってみてもいいのかもしれません。