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2018.01.26

モテる男・モテる女に子供を育てるには?必要なのは○○力をつけること


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ズバリ言いましょう。
「モテる子」に育てる、今なかなか想像できないであろう子どもが社会人になる年頃になった時、「やってよかった」と思えるのはモテ男・モテ女に育てることなんです!社会人男子を息子に持つ私、切実に感じています。
モテる男。モテる女。
それは異性にモテるだけでなく、友達にも頼られる、仕事でも周囲とうまくやれる、自然と人が集まり何かを成し遂げることができる環境が出来上がっていく、そんな社会人こそ「モテる人」。子どもが大人になる過程でもっともつけるべき能力は何なのでしょうか?

子育てのゴールは大学でも就職でもない

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今まだ幼い子どもを育てている真っ最中には、子どもの遠い将来はなかなか想像しづらいでしょう。保育園は慣れない育児と仕事の両立に追われて過ぎ、小学校6年間は確かに長い。でもその後、中学高校はあっという間です。

その間に親は必死に子どもが進むレールを敷こうとします。あるいは子どもが望む道に進めるよう、一生懸命サポートします。

それはどうしてもわかりやすい、学歴とか就職先がひとつの目標となります。ある意味、正しいのです。だって東大を出て、上場企業に入社して、年収1,000万円になったらどうでしょう。それはやはり成功のケースとも言えるし、お金が全てではないけれど確かに経済力は生きやすさにつながる部分は現実としてあるのですから。

つまり、そうなれば、なかなか自慢の息子です。が、もしも、です。

もし、その自慢の息子が何の趣味も好きなことも見つけられず、仕事は出来ても友達がいなく、女性との経験も全くなく、稼いだお金を着々と蓄えるだけの姿を見て、「ああ良かった、いい子に育った」と思えるでしょうか?

もちろん、良い大学を出る、いい就職先が見つかる、好きなことを仕事にできる。それらもとても大切です。ですが、それ以上に人と人との関係をどういう接点であれ、きちんと持てる大人に育ててこそ、親は安心できるのではないでしょうか。

コミュ障なんて言うけれど・・・

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最近の20代男性は、そう積極的に恋人を求めたりしない子が多くなっています。なるほど彼らには何かしら夢中になれる趣味があったり、ネット上で充分楽しい時間を過ごしているかもしれません。

いっぽう女の子と付き合うのは大変です。

恋人同士になり、女の子を喜ばせるためにアレコレやるなんて面倒くさい。誰とも付き合わないというのは極端な例かもしれませんが、薄くぼんやりとした関係性で繋がり、密度の濃いコミュニケーションもスキンシップも必要としない、あるいは欲しがらない20代は少なくありません。

コミュ障なんて言葉をよく耳にしますが、それがネット上で本当にどういう人を指しているのか、私にはわからない・・・だけどそんな言葉が出てくることは、やはり今の子たちもどこかで「こういう自分ってどうなんだろうな」少しは気にしているのかもしれません。

必要なのはコミュニケーションスキル!「社会で経験して学ぶもの」

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もはや婚活という言葉が定着し、親が子どもの結婚相手を見つけるのも珍しくない時代。でもできれば、ちゃんと恋をして、ケンカをして別れを繰り返して、やがて誰かと家族になろうとする気持ちを持って欲しい。

ひとりで完結する世界はある意味ラクかもしれません。

なるほどAIが網羅し、人が活躍する場はどんどん少なくなっていくでしょう。今、私たちが育てている子どもたちが、SF映画のような暮らしになるとしても、です。

気持ちや感情に揺り動かされ、切ない思いやむなしさを抱え、誰かに励まされ幸せを貰い、辛いときを乗り越えていく。感情は人と人との間に生まれ、それをきちんとコントロールできる子にしたい。

人とつながる煩わしさを厭わず、相手の気持ちを想像することができる。そして同時に「私はこう思う」と言葉にして相手にきちんと伝えることができること。でもコミュニケーション能力は、マニュアルを見せて暗記できるものではありません。

人と関係する社会の中で、ひとつずつ経験して覚えていくものです。もちろんすぐに誰とでも仲良くなれる子もいれば、なかなかうまくいかない子もいるでしょう。人見知りもやんちゃな子も「その子の個性」です。

持っている人柄や性質は曲げずに育てていくのが基本です。幼い頃から友達との社会で失敗や挫折を繰り返しながら、「こんな事をしたら、きっと相手はとてもイヤな思いをするんだな」思いやりの最初の一歩は「相手はどう思うだろう」というスタンスです。ケンカをしたら怒るだけでなく、仲直りする「ごめんね」をどう言うかを教えてあげる。怒っている子どもに「許してあげられるかな? 何がイヤだったのかな?」相手の子と関係を作り上げるために小さなヒントや導きを与えてあげるのも、親がしてあげられることです。

保育園からスタートする「学校という長い社会生活」の途中途中で、様々な経験を通して「友情」や「愛情」をバカにしない、仮想空間に求めるのではなく、生身の相手と葛藤を繰り返しつつも、心に響く時間を積み重ねていって欲しいと思っています。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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