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2019.04.25

子育てのために「借金」はありなのか?「子供の為だから」と思う親心の結末



子育てはお金がかかります。

生まれた時からベビーカーにベビーベッド、お誕生日だ七五三だと何かあれば出て行くのがお金です。小学校入学ともなればランドセルにデスクを購入、その上、子どもときたら、クリスマスには高いゲーム機を欲しがり、自分のタブレットが欲しいなんぞとほざいてきますから!

もちろん塾や習い事の費用もあり、学費も貯めなくてはならず、共働きでダブルインカム(懐かしい言葉だ・・・、ふたつの収入ってことですよ)なのに、なぜかいつもお財布はからっぽです。お財布はからっぽだけど「子どもの為だから」このひと言が時に私たちの足をすくう結果になることも……。

今回は「子育てのためなら借金もありなのか」がテーマのお話です。

「子供の為だから」簡単なキャッシングが落とし穴


実はけっこう多いのが、クレジットカード等に付随してくる「キャッシング枠」をつい使ってしまった、という体験です。

カードで分割払いならまだしも、です。小さな悪魔がささやくわけですね。「お友達もやってるから。ウチの子もバレエを習いたいと言っている」でも、習い事にかかる費用を捻出すれば、生活費が苦しくなる。何とかなる、節約しようと思っていても、なにしろ働くママは忙しい。ついつい出前や外食も多くなり、月末には「むむむ」と通帳をにらみつけるハメに・・・。

ここで夫に相談したり、まぁ何とか乗り切ればいいのですが、小さな悪魔がささやきます。サラ金じゃあるまいし、カードのキャッシング枠なら「とりあえず1万円、来月すぐに返せるし」と、一度使ってしまったら、それが大きな落とし穴です。

キャッシングはとにかく手軽すぎるのが欠点です。一度引き出すと、まるでそれが自分のお金のように、少額ずつ「おろす」感覚にすり替わってしまいますが、それは紛れもない借金なんですよ・・・。しかも慣れてしまう。気付くとキャッシングの額は10万、20万となり、毎月の返済額も増えていきます。

と、そこまでいかなくても、です。キャッシングでギリギリ生活費を乗り切るのでは、まだまだ先が長い人生、大変ですから!

教育ローンは仕方ない・・・?


家を買う時にはほとんどの人が住宅ローンを利用するでしょう。住宅ローンも借金は借金でしょうが、それだけ大きな買い物ですから分割にするのも当然といえば当然です。

では教育費はどうでしょうか。

大学ともなれば、確かにまとまったお金が必要です。最初に思い浮かぶのは奨学金ですが、返済が必要ないものなら、もちろんベストです。でも、現時点ではまだ多くの奨学金は返済が必要です。そして返済は、親ではありません。奨学金の返済は、子ども自身が背負います。

とはいえ、これは先の話。まずは教育資金が貯められるかどうかにかかっていますね。問題は「中学受験」や私立高校への進学時です。もし教育ローンを使わなくては私立中学へ行けないのだとしたら、よほどそこに理由がない限りは避けたほうが無難です。

子どもが中学受験をしたい、行きたい学校がある、あるいは進学する予定の公立中学には行きたくない、と言い出したら。例えば入学金までは無理をすれば、何とかなるかもしれません。でも、受験後も授業料は毎年払い続けなくてはなりません。当たり前のことのようですが、受験準備を家計を顧みずに見切り発車してしまうと、後は塾の費用に追われ、ともかく入学まで何とかしようと考え、その先までは、なかなかリアルに考えられません。

ともあれ、中学までは義務教育です。家計の支出を現実的に捉えて教育ローンのお世話にならなければ無理な状態ならば、よくよく親子で、夫婦で、話し合う必要があります。

さて、高校受験では公立を希望しても、うまくいかずにすべり止めの私立という結果もあるでしょう。ここで教育ローンを使うかどうかは悩みどころですが、大学進学までを考慮してライフプランを立て直すのが先決です。教育ローンも借りたらすぐに返済がスタートし、同時に大学資金も貯めようとしたら、かなりの負担です。ある程度の年齢になったら、子どもに我が家の家計について、忌憚なく話しましょう。「高校は公立でないと難しい」と理解してもらうのは、決して親として恥ずかしいことではありません。確かに「希望通りにしてあげたい」と思う気持ちはとてもわかりますが・・・。

すべてを叶えられる余裕がないのが普通の家庭


子どもが幼いうちから「子どもの将来のためだから」と安易にお金を借りるのは、つまり、良い方法ではないということです。最終的に進学のためにお金を借りることになったとしても、それは大学時のためにとっておくべきでしょう。

幼いからこそ、やらせたいこともあります。例えば、子どものうちに海外を見せてあげたいと思うことだってあるでしょう。5歳くらいから夏のキャンプ、冬のスキーキャンプなど行かせたいと思ったりします。でも高額なキャンプ費用を、例えばボーナスから出せるならともかく、この時点から貯金を切り崩したり、ましてやお金を借りるとなると、これからずっと続く「子どもにかかる費用」をまかないきれません。

子どもがやりたいこと、親がやらせてあげたいこと、全てが叶えられる家庭はそうそうありません。

「身の丈にあった暮らし」無理をしない家計をめざして


子育てにかかるお金も「身の丈にあっている」ことはとても大切です。

「子どもの育て方や進路」について、子どもが生まれた時から、あるいは保育園や幼稚園くらいの頃からきちんとプランを立てて考えておくことが必要です。夫婦間で進路について、子どもにかけるお金について、意見が食い違うことも珍しくありません。お金が必要な時期が目の前まで迫っていると、どうしてもケンカになったり、勝手にひとりで判断して、やりくりしようと思ってしまいがちです。

ずっと先のことではなく、今から子どもにいくらお金がかかっていて、これからどれくらい必要なのか。夫婦で落ち着いて、きちんと話し合っておくと安心です。

なぜ、こんな話をしたかと言えば、実は子どもが大きくなってからママ友たちと話をしていたら「実はさ」意外と多くのママが、夫に内緒で無理矢理の「やりくり」をした=キャッシングをしたり、実家の親に頼み込んだり、中には「ブランドもののバッグ売った」なんてことも・・・。なんとかして「つい子どものためと思って」使い込んでしまった始末を、ずいぶん時間をかけて解決した、という話が出てきたからです。

どこの家でもラクではない時期があり、ママひとりで何とかしようと頑張ってしまい大変だった、という告白。特に子どもにからむお金は「言えば夫は反対する、でも私は子どもに○○させたい」だから無理をしてしまうというケースは少なくありません。

皆さんのおうちでは、まだまだお子さんも小さく、そこまで教育費や子ども費に圧迫されることはないでしょうが、これから少しずつ、出費は増えていくはずです。一度、ぜひ、夫婦で「私たちの生活とお金」について話し合ってみることをオススメします。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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