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2020.01.17

ママ業は24時間365日営業・コンビニエンス!そんなママ達に本当のお休み下さい!



24時間・365日営業のコンビニやスーパーについて、その勤務形態や運営について様々な議論がおこっていますね。
しかし。世の中でもっとも休みなく働いているのは誰でもない「母親」です! 母親業こそ、24時間365日、お休みがありません。え、二泊三日で旅行したって? ついてくるだけの子ども、丸投げの夫に何がわかるというのでしょう。旅行だって準備をするには手間がかかり、旅行先でも子どもに水着を着せたり、クーラーボックスにペットボトルを用意したり、食事どきにはおとなしくさせたり、食べさせたり。確かに「家事の負担」はなくなりますが、旅行中でも「完全休業」できないのが母親なんです。

夜勤に早朝勤務!まさにママは24時間営業中

「夜泣き」
いきなり泣き出し、ちょっとポンポンしたくらいではいっこうに泣き止まず、次第にボルテージがあがってくるのが恒例のわが子の夜泣き。先輩ママには「1歳半くらいには夜泣きも少なくなってラクになる」と言われたけど、現在2歳半、保育園に入ってからも、夜中に泣き出すのはしょっちゅうです。特に辛いのが、私が寝入りばなの11時くらいと、夜明けに近い3時頃のダブル夜泣き!
私はフルタイムではありませんが、9時5時週4日で働いてます。夫も仕事が忙しく、あまりに夜泣きが多いので別の部屋で寝ているけど、例えば週末だけでも交替してほしい。確かに残業もなく、平日1日休みがあるけど、だからって私が夫より「ラク」なわけじゃない! ちょっと洗濯物をたたむくらいで家事分担してると思い、子育てはママにしかできないことだからと逃げる。わたしは24時間常に稼働中、たまにすべてを投げ出したくなる・・・(Kさん/29歳/子ども・2歳半)

「3人の子どもと義母のダブルケア、早起きするしかない」
子どもは3人、時短勤務が終わったばかりですが、ほぼ毎日、家事と子どもの世話に追われ、少々のことを夫がヘルプしてくれても、正直「猫の手以下」です。かといって洗濯物はやらなければ困るし、学校のプリント記入とか、丸付けとか、3人分のちょっとした子どもの用事は、夕飯片付けしてからの時間では終わらないこともしばしば。残った家事や用事を片付けるために、週のうち半分は4時台に起きてます。
うちは近くに義母がいますが、自転車で転んでからは急に体調を崩して、今はヘルパーさんのお世話を受けつつ、私も週末には顔を出し、行けば2、3時間は滞在するので(それでも本格的な介護をしているママよりはラクだと思いますが)、これで週末の半日がつぶれます。なんていうか、年がら年中、コマネズミみたいに動いています。クルクルクルクル・・・(Eさん/40歳/子ども・3歳、6歳、11歳)

ママには昼休みもありません・・・

「ランチタイムにネットで買い出し・銀行めぐりで終わる」
会社の昼休み、コンビニのおにぎり1つ食べたら、こなせるだけの用事をすませますね。銀行、郵便局類、夫と共有しているスケジュールアプリへの記入、それから週に2回程度はネットスーパー利用しているので、ランチ食べながらオーダーしてます。あとは、勤務先が比較的繁華街なので、この時間に子どもの靴下買うとか、ああ、水筒新しいの見ておくとか、そんな用事も昼休みにすませておくかな。週末にやればいいと思っていると、週末が用事だらけになってしまうから!!!(Uさん/33歳/子ども・2歳、5歳)

「時短だから昼を削って仕事をこなす」
時短勤務中ですが、周囲に迷惑をかけずにスパっと帰宅するには、やはり結局、昼休みに仕事をするしかないです。それとまだまだ、いきなり保育園呼び出しも多いですし、休みがちですから、とにかく「できる時に仕事はやってしまう」ようにしておかないと、いざという時に出づらいです。それで帰宅してからも、まとわりつく子どもの相手をしながらの家事だから、なかなか家の用事も片付かなくて、結果としてせっかくの休みの土曜・日曜にまとめて、大物の洗濯したりとか、子どもの洋服に名前つけだとか、布団干すだとか、そんなんで、週末も終わってる。まるまる1日何もしないですむ日なんてありません(Yさん/33歳/子ども・2歳)

24時間365日「いつでも家族のためにオープンしてます」

「ママはAlexaではありません」
お正月も、夫の実家に帰省のため、休みどころか「嫁の仕事」ですし。ゴールデンウィークも、夫の友だち家族とキャンプに行きましたが、気は遣うわ、洗い物担当するわ、子どもは楽しそうで良かったと思いつつ、胸の内では(わたしは自分の友だちとホテルのランチでも行きたいのにっ!)と叫んでました。加えて夫の世話が面倒! 残業の時は夕飯を作っておき、自分でレンチンしてもらってますが、冷蔵庫をあける音とか、ブツブツ「ちっ」とか「あれ、これなんだ」とか声が聞こえてきて、耐えきれずに寝床から起きて、夫の世話をすることも多いし。せめて美容院に行っている間だけは、ぼーっとできるなぁ、なんて思ってたら、美容院にまで電話がかかってきて「○○(わが子)が、ゲームにつなげるコードがないって、どこ?」って夫が聞いてきた! てか、それくらい探してよ! じゃなきゃ、他のこと、させればいいじゃない! わたしにプライバシーなんてありませんし、ひとりの時間なんてないのだと思いました。
いつだって、夫も子どもも「ママ-!」と叫べば、何かしら「希望することをしてもらえる」と思ってる。ママと言えば何でも答えてくれる、まるで「アレクサ」と一緒。コンビニエンスすぎるママになったこと、後悔してますが、習慣になってからでは改善はなかなかできないのが辛いとこ(Wさん/35歳/子ども・6歳)

「容赦なく襲いかかってくる些末な用事」
子どもはたくさん欲しいと思い、実際に3人授かりました。ふたり目のときは「1人目の経験がある分、少しラクだな」と思い、3人目は「パパがもうちょっと協力してくれれば大丈夫」と言いました。でも、やっぱり「ふたりより三人」は大変でした! 小1・4歳・2歳で、わたしは歯科衛生士なのでパート勤務ですが、子どもは保育園に預けています。それでも、ふたりの子をお迎えに行き、学童へお迎えに行き、それからスーパーへ、帰宅後には夕飯の支度しながら長男の宿題チェック、お風呂にいれるのだって大変な騒ぎです。とにかく1日が終わると、バタンと寝てしまい、目覚ましでハっとして起きてからは、これまた朝も子どもを追いかけ回し、めぐるましい日々。
その上、これが一番やっかいなのですが、夫は確かに「言えばやる」けど、「言わないとわからない・やらない」タイプで、お風呂から先にだした下の子にパジャマ着せるのだって、毎日のことなのに「あれ、パンツどこ」「ママー、なんか、かゆいってさ〜」・・・軟膏つけて!と風呂場から怒鳴ると「つけたけど、このまますぐパンツはかせていいのか」いいんです、いいんです、いいんです!!!
こんな具合で、助けになってるというか、なんというか。結局、家庭のことは何もかも私が仕切る。パートと言ったって、週5日、1日7時間働いています。私は疲れ切っているのに、パパは元気で週末には「さ、どっか行こうか」って。それも行先を決めるのも、子どもの着替えも、持ち物だって、わたしが準備することになり、帰宅したら、お風呂入ってビールのんでソファーに座って、あとはせいぜい子どもの相手するくらいのパパと違って、ご飯の支度もあれば、保育園の準備もある。「いいよ、出前でさ」はありがたいけど、出前の器、軽く洗って外に出すの、それも、いちいち全て指示しないとやれないから、面倒くさくなって、自分でやってしまう。
髪の毛かきむしりたくなって、「もう今日はママ業休店ですっ!」と言いたいけれど、容赦なく襲いかかってくる、些末な用事。母はまるまる24時間の休みなんてないのです。ごくたまに、ひとりでお風呂に入るのですが、その30分だけですよ、ああ、ひとりでノンビリしてるなぁって思うのは(Nさん/40歳/子ども・小1、4歳、2歳)

コンビニエンスな母を卒業しようよ!


母親業は卒業できませんが、コンビニエンスなママからは卒業しましょうよ。できないことはできないのです。やりたくないことはやらなくてもいい時が、たまにはあってもいいと思う。そして「わたしに本当のお休みをちょうだい」と訴えようではありませんか。

どうか、24時間365日営業のママたちに、たとえ半日でもいいからお休みを!

友だちとゆっくりディナーを楽しむ。子どもを見ててあげるよ、くらいのことはたまにあるかもしれないけれど、夫がわかっていないことがあると思いませんか?

帰宅して、見れば台所は食べたものが散乱し、ソファに撃沈したパパと夜中に目を覚ました子ども。違うんです、そこから朝まで担当してくれなくては、ママにとって「本当のお休み」にならないのです。

帰宅したママはそのままベッドへ直行、目覚めた子どもを再び寝かしつけ、早起きした子どもに朝食をだし、キッチンの洗い物まですませてほしい。そこまでやってくれて、初めて、ママにとって「ゆっくりできた」お休みになるのです。パパも働いているのは重々承知、それでも頑張ってる24時間営業のママに、たまにはそんなフルサポートの1日をプレゼントしてほしいなぁと思います。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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