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2020.02.14

子どもが危険な目に!被害に遭ったママたちに話を聞いてみた



保育園までは、どこに行くにも何をするにも親と一緒。しかし小学校に上がると、登下校も1人、放課後や休日に友達と近くの公園に行くなど、子どもだけで行動する機会が多くなります。それはとても無防備でスキのある状態。
そして中高生にもなると当たり前のように携帯を持ち、SNSなどで知らない世界と簡単につながれてしまう時代。そう、子どもだけの世界は、常に危険と背中合わせといえるのです。
今回は、子どもが危険な目に遭ってしまったママの体験談や日頃行っている防犯対策、園や学校から実際に配信される「危険アナウンスメール」の内容なども併せて紹介します。

「こんな危険な目にあった!」体験談


ニュースやママ友との会話などで「子どもがこんな危険な目に遭った」という情報を聞くと、自分の子どもと重ねて怖くなってしまいますよね。大人のストレスのはけ口が子どもに向かって起きる事件や、SNSによる「まさか、こんなことが!」という事件も増えています。他人ごとでは済まされませんね…

・下校時に「知らないおじさん」に誘われた
小3男子。子ども2人で下校中、「おじさんがいいものあげるから、こっちおいで」と誘われたそうです。一緒にいた友達が「いいものって?」と聞き返してしまい、おじさんの「仮面ライダーグッズだよ」という返答に思わずグラッと来てしまったようです…
学校で口酸っぱく言われていた「いかのおすし」(いか:いかない、の:のらない、お:大きな声を出す、す:すぐ逃げる、し:知らせる)という防犯標語を思い出して、「いらない!」と猛スピードで逃げたそうです。〔Yさん、子ども9歳〕

・刃物を持った男に声をかけられた!
小5年男子。友達数人と公園で遊んでいたら(どうやらしゃがみ込んでDSで遊んでいたらしい)、若い男性に「おい!」と声をかけられたそうです。その手にはカッターナイフが! 反射的に「うぎゃーーー!」と叫びながら全員で全速力で走って逃げたようです。その足で学校近くの警察に駆け込み、警察官が公園に急行。ウロウロしていたカッターナイフ男を連行したそうです。連行されたことは、学校からの緊急メールで知りました。けが人が1人も出なくて、本当に良かったです。
子どもから話を聞いたときは、心臓が止まりそうになりましたね。思わずギュッと抱きしめました。嫌がられたけど…〔Hさん、子ども11歳、5歳〕

・SNSで我が子の写真が拡散された!
中2女子。友達(女の子)にLINEで送った水着姿の写真が拡散されてしまい、トラブルに。どうやら、友達が他校の付き合っている男の子に「この子可愛くない?」と送ってしまったのが発端だそうです。娘のLINEのIDも勝手に教えてしまったらしく、男の子の学校の友達から突然連絡が来たり、「裸の写真送って」という文章が送られてきたり。娘が泣きついてきたので、いきさつが発覚しました。
すぐに娘の友達のお母さんに連絡を取り、友達から男の子に伝え、これ以上の写真拡散や連絡をやめてもらい、写真の削除もお願いしました。どこまで拡散しているか分からず恐ろしいですが、今のところ変な連絡や被害はありません。怒りを通り越して呆れましたね…その日からスマホを取り上げています。交友関係には口を出したくなかったですが、さすがにその友達との付き合いも禁止しました。学校にも報告し、保護者会などで「こういうことがあった。今後決してあってはいけないこと」という話をしてもらいました(もちろん名前は伏せて)。[Sさん、子ども14歳]

ママたちが実践している対処法とは?


一番安全なのは、親が子どもと四六時中一緒にいて見守ること。でもそんなの到底無理ですよね。子どもと一緒に危機ゾーンや安全確保できる場所などを確認することが大切です。そして今はさまざまな「見守りサービス」もあるので、それを利用するママも多いようです。

・安全が確保できる場所を一緒に確認
危ない目に遭ったら走って逃げるのはもちろんですが、駆け込める場所を知っておくのも大切だと思います。コンビニ、図書館、児童館、体育館施設など、オープンですぐに逃げ込める安全な場所を子どもと一緒に確認しました。
今のところ駆け込むような状況にはなっていませんが、子どももなんとなく安全な場所の近くの公園で遊ぶようになったみたいです。〔Uさん、子ども8歳、3歳〕

・電車通学の子どもにはGPS
電車通学なので、1人で通学するようになってから登下校時が特に心配でした。キッズ携帯を持たせたのですが、ろくに使わないうちにすぐになくしてしまって…位置情報だけが分かって、月額500円ほどのGPSグッズをランドセルの底に入れています。面倒くさい接続設定もなくてシンプルだし、子どもの位置情報がすぐに分かるので、「今どこにいて何してるのかしら…」と心配し過ぎる、なんてことがなくなりました。
〔Mさん、子ど9歳〕

・スマホは折を見て親もチェック!
娘の通う中学で開かれた、「知っておきたいSNSの恐ろしさ、そして親ができること」という親向けの講習会を受講。「フィルターをかける」「スマホは自分の部屋に持ち込まない、家にいるときは親がいるところでいじる」などさまざまな注意点があったのですが、「親が折を見て内容をチェックする」に、なるほど! と思ったんです。
もちろん、事前に「お母さんもスマホの中身をときどき見るからね。あなたはまだ子ども、危険なことから身を守る・管理するのは親の役目なのよ」と伝え、LINEやメールの細かい内容までは見ませんでしたが、どんな相手とやりとりしているのか、どんなアプリやSNSやっているのかを確認するだけでも、かなり把握できます。
親にチェックされるのが面倒なのか、トラブルになるようなことにはしていないようだし、スマホをいじる時間も短くなりましたね。〔Tさん、子ども14歳、10歳〕

学校からの「危険アナウンスメール」ってどんな内容?


最近では、ほとんどの園や学校が「メール配信サービス」を行っています。プリントなどで通知されたリンクにアクセスし、学校独自のナンバーと子どもの学年や名前を登録すれば、園や学校付近、あるいは住んでいる区・市内の事件情報や不審者情報などが送られてくる仕組みになっています。
どのような内容のメールが送られてくるのか、いくつか紹介します。
「〇月〇日(〇)、午後5時00分ころ、〇〇1丁目の路上で、小学児童(男)が遊んでいたところ、男に右肩を小突かれ、転倒しました。
〈犯人の特徴〉
身長170センチメートルくらい、体格小太り、黒っぽいスーツ上下、キャップ帽を被った年齢40~50歳くらいの男。」

「〇〇学校より一斉配信メールです。今朝〇時半頃、〇〇2丁目のコンビニで刃物使用の強盗事件が発生しました。犯人は逃走中とのことです。不審者情報は、すぐに警察署への連絡をお願いします。なお、本日は緊急集団登校といたします。地域班単位で安全に気をつけて登校してください。」

コンビニ強盗はなかなか怖いですが、ニュースでは取り上げられず、知らぬまま過ごしてしまう事件は、身近でたくさん起こっているのです。子どもの生活圏内で起こるローカルニュースを知ることで、親子でどのようなことに注意すればいいか、どのように行動すればいいかを予測することができますよね。

児童を標的にした事件は年々増えています。「ウチは大丈夫」「治安もいいし、怖いことはまず起きないだろう」という楽観的な考えは捨てたほうがよさそう。
お子さんが小さいうちから、「もしこんなことが起こったら、どうする?」と、危険から逃れる方法や安全を確保できる行動などを親子で話し合ってほしいと思います。

田崎美穂子

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