2020.05.27
火も包丁も使わない「簡単レシピ」で料理ができる子どもにしよう!
新型コロナウイルス感染防止対策による休校がいまだ続いている地域があります。考えてみたら、赤ちゃんの時以来くらい長く子どもと一緒にいる、という人も多いのでは?
子どもの世話、自分の仕事、そして家事までやっているママは、大変ですよね。この際、子どもに料理を覚えてもらうのはどうでしょうか。ママも少し家事から解放されます。
まだ料理は早いからと思っているママも、今回ご紹介する火も包丁も使わないレシピなら安心です。『めんどうなことしない うまさ極みレシピ』(ジョーさん 著/KADOKAWA)から、3つのレシピをご紹介します。
料理ができる子どもにしたいなら
「キッチンが汚れるから、子どもには料理をさせたくない」
キレイ好きなママはそう言うかも。
ですが、そこに目をつぶれば子どもの家事力は確実に上がります! 多少の失敗や散らかりはこの際、大目にみましょう。
子どもの「やってみたい」気持ちを信じて、余裕をもって誘導したいですね。
ステップ1 まずは火も包丁も使わない「たらこマヨスパゲティ」
まずは大人にも子どもにも大人気のパスタメニューから。パスタというと熱湯を沸かさなくてはいけないと思いがちですが、今回ご紹介するパスタのレシピにはお湯を沸かす工程がありません。
まずは【材料(1食分)】です。
・スパゲティ1束(100g)
・塩 ひとつまみ
・水350ml
・バター10g
・マヨネーズ大さじ1
・めんつゆ(3倍濃縮)小さじ2
・たらこ1本
・トッピング海苔 八つ切り1枚
【作り方】は以下の通り。
1.耐熱容器にスパゲッティ(100g)を半分に折って入れ、塩ひとつまみ、水(350ml)を加え、ラップをせず600wのレンジで袋に書いてある茹で時間に3分をプラスして加熱します。
2.加熱する間、ボウルにバター(10g)、めんつゆ(小さじ2)、マヨネーズ(大さじ1)を混ぜておきます。
3.1の加熱が終わったら水を捨て、2のボウルにスパゲティを入れ、よく混ぜます。
4.たらこを薄皮から外して加えさらに混ぜ、器に盛り、刻み海苔を散らします。
以上で完成!
電子レンジで加熱した後の水の処理のみ、気をつければ、チャレンジできそうな簡単さです。
ステップ2 焼かない「ソース焼きうどん」に挑戦
続いては、焼かない「ソース焼きうどん」。焼かないのに焼きうどんって・・・、というツッコミはさておき、作り方を説明していきます。
スーパーに行けば便利な食材があふれています。今回使うのは冷凍うどんと千切りキャベツ。こういったものを使わない手はありません。
以下、材料(1食分)と作り方です。
【材料】
冷凍うどん1玉
千切りキャベツ1袋(150g)
豚バラ薄切り肉100g
A(しょうゆ小さじ2、めんつゆ大さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1、中濃ソース大さじ3、ごま油大さじ2分の1)
かつおぶし2.5g
万能ねぎ2本
【作り方】
1.豚バラ薄切り肉を10㎝の長さに切ります。
2.耐熱ボウルに冷凍うどんと豚バラ薄切り肉、千切りキャベツを入れ、ラップをせずに600wの電子レンジで5分加熱します。
3.Aを加えて混ぜ合わせ、再び3分加熱します。よく混ぜて器に盛り、キッチンばさみで万能ねぎを小口切りにしたものとかつおぶしを乗せます。
4.肉を切るのにもキッチンばさみを使えば、火も包丁も使わないレシピになります。
また、2が終わった時に、肉に十分火が通っているかどうか、一緒に確認してあげてください。電子レンジを使いこなせば、かなりレパートリーは増えますよ。
ステップ3 慣れてきたら「丸ごと玉ねぎシチュー」
さらにワンランクアップのメニューをご紹介します。これができたら、子どももかなり自信をつけるのではないでしょうか。炊飯器を使います。
【材料】
玉ねぎ2個
ハーフベーコン8枚
野菜ジュース200ml
水200ml
牛乳200ml
ビーフシチュールウ4かけ
バター10g
【作り方】
1.玉ねぎは皮をむき、4分の1に、ハーフベーコンは半分に切ります。
2.1を炊飯器に入れ、野菜ジュース、水を加えて炊飯のスイッチを押します。
3.牛乳、ビーフシチューのルウを入れ、木べらなどで玉ねぎなどをほぐしながら混ぜたら、保温モードで1時間ほど置きます。
4.最後にバターを混ぜ、器に盛ります。
炊飯器の炊飯、保温といった機能を余さず使ったレシピです。
今の時代、料理は男の子でもできるようになっておきたいもの。失敗を恐れずにチャレンジさせれば、子どもはもっと伸びます。時間がたっぷりある今、いろんなことをさせてあげたいですね。
また、こういった簡単にできる料理の仕方を子どもの頃から知っておくことは、料理をするハードルをぐっと下げることにつながります。出汁の取り方から教える料理もあっていいと思いますが、楽しく簡単に料理に親しむには、今回ご紹介したようなレシピがいいきっかけになるのでは?
時間に余裕のある際に、子どもとの日々を楽しめるといいですね。
参考/『めんどうなことしない うまさ極みレシピ』(ジョーさん 著/KADOKAWA刊)
冬木丹花
ライター