お肌ばかりに気を取られ、髪の毛のケア忘れていませんか？　髪がバサバサだったりツヤが全然ないと、後ろ姿からして老けて＆疲れて見えてしまうかも。

特に産後は睡眠不足やおっぱいで栄養が出て行くなどが原因で、肌荒れなどの肌問題はもちろん、髪のダメージがひどくなった、ツヤがぜんぜんなくなった、抜け毛が多くなったなど「髪トラブル」を持つママも多いのでは。
子育てに家事に仕事に…髪の毛にかけてる時間なんてない！　というママがほとんどだと思いますが、いつものシャンプーやドライヤーのやり方を少し変えるだけで、別に時間をかけることなく髪のツヤが戻ってくるんです。
筆者が「美容院に来れば数日はツヤが出るけど、子育てしながらの自宅ケアはなかなか難しいねぇ…」と漏らしたら、美容師さんが教えてくれましたよ！
そんな試す価値あり！　な「髪ツヤめき方法」をご紹介します。

１．シャンプーの前にたった15秒これをするだけ！

シャンプーする前に、ブラッシングをする。これだけでシャンプーやトリートメント・コンディショナーの効果がアップするのです。ブラッシングすることで、髪のもつれをほどき、さらに髪に付いたホコリなどの汚れを落とすことができます。髪の毛がサラッとして、汚れも落ちた状態にすれば、シャンプーやトリートメント・コンディショナーが髪の毛に行き渡り、浸透しやすくなります。
ブラッシングはいつものように髪を普通にとかす要領で行ってください。だいたい15秒程度ですみますよね。
使うブラシは、毛がなるべく柔らかく目の細かいものがオススメ。そのほうが、髪に優しいし、ホコリをよりたくさん取ってくれるんです。シャンプーをすすぐときの泡切れもよくなるんですよ。

２．シャンプーは出してそのまま髪の毛につけない

手にシャンプーを出して、そのまま髪の毛に付けていませんか？　そのやり方では髪のダメージの原因を作ってしまいます。
シャンプーを手の平で軽く泡立ててから、髪全体に泡を行き渡らせましょう。泡がない、あるいは少ないと、髪の毛どうしがこすれてキューティクルが壊れてしまうなどのダメージにつながるんです。
そして、指の腹で頭皮をもむような感じで、泡で髪を包むイメージで洗うのがポイント。
爪でガリガリ頭皮を洗うのは、頭皮だけでなく毛根も傷つけてしまうのでタブーです！

３．トリートメントの前に必ずやっておきたいこと

せっかくトリートメントやコンディショナーをしているなら、きちんと髪の毛全体に行き渡らせたいですよね。そのためには、シャンプー後に髪の毛の水分をしっかり絞ってからつけましょう。タオルドライする必要はなく、ぞうきんを絞る要領で髪の毛を絞って水分を出すだけで大丈夫。
また、髪を絞った後に目の粗いクシでとかしながらつけると、髪全体に行き渡りやすくなります。この場合は目の細かいブラシではなく、「目の粗いクシ」を使うのがポイント。サラッと流すだけなので、目が細かいブラシだと、絡まって髪を傷める原因になってしまいます。

４．ドライヤーは上から下へ

洗う方法を変えるだけではまだ充分とは言えません。乾かす方法を少し変えることでさらに「ツヤ出し」効果を期待できます。
まずは手を抜いてはいけないのがタオルドライ。髪どうしをこすり合わせてしまう「ガシガシ拭き」ではなく、髪の毛を包み込むようにして、水分をしっかりタオルに吸わせます。
ドライヤーは、頭頂部から髪先に向けて上から下に、という感じで風をあてます。これは、髪のキューティクルの流れに沿ったやり方です。
あと1歩で完全に乾くかな？　というところで、髪の毛全体に冷風をあててください。これで、キューティクルが閉じて髪にツヤが戻ります。髪が落ち着くので、翌朝スタイリングもしやすくなるんですよ。

いかがでしたか。今までのやり方を少し変えるだけで、そんなに時間をかけることなくツヤが戻ってくるこの方法。かなりズボラな私ですが、1週間ほど続けた今はピンピン飛び出す「ハネ毛」やごわごわ感が少なくなって、かなり落ち着いてきた気がします。
シャンプーやトリートメント・コンディショナーを見直すことも大切ですが、ほんの少―し手間をかけるだけでも違ってくるのです。美容院に行ったときにちょこっと聞いてみるのもいいかもしれませんね。
これから汗や紫外線で、肌だけでなく髪の毛もダメージを受ける季節がやってきます。
髪にツヤが戻れば、鏡を見るたびに気分も上がりそうですよね。今日からでも、ぜひ試していただければ幸いです！

※この記事は2016年5月に公開されたものです。