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2021.02.19

ママの「やることリスト」作成時のポイントは?失敗を繰り返したママが解説!



母親は日常の仕事や家事育児に加え、ご近所やママ友付き合い、幼稚園や保育園のイベント参加、PTAとしての役割など、毎日が目まぐるしく回っています。そればかりではなく、学校への書類提出や日用品の買い出し、友達の出産祝い選び…など、家庭内の雑務を行うのも妻というご家庭が多いのではないでしょうか。仕事をしているママになると、さらに時間は限られていますよね。
忘却力が自慢の私は、学校からのプリントに目を通すものの、やるべきことをスルーしてしまうことなんてもはや「あるある」です。これでは子どもに忘れ物を注意する資格なんてありません…。
そこで“やることリスト”を作成! なんのことはない、ただやるべきことを締め切り日とともに書くだけです。

“やることリスト”は早々失敗に終わる


作成したはいいものの、これが全く使えません。最初に使用したのは無印の『短冊形メモ チェックリスト』です。形から入る私は、まずツールに頼ることにしました。
これは1行に“やるべきこと”を書くスペースとチェックボックスがあり、やるべきことが済んだらチェックボックスにチェックを入れる、というものです。
まず私は“やるべきこと”をつらつらと書き連ねました。そして、できたものからチェックをつけ、「これはイイ!」…と思ったのは最初の1週間ほど。
1ページは14行。つまり、やるべきことを14個書いたら次のページに進みます。チェックは必ずしも書いたもの順につくわけではないため、やることが数ページにわたり、ページだけが増える結果となりました。そうなると、やるべきことを確認するためにページをめくる手間が発生します。メモ帳のように簡単にページを切り取ることができるため、並べて壁に貼り付けることも試しましたが、メモが増えるばかりとなり、それ以上続けることができなくなりました。
次に実践したのは“ふせん1枚に、やることを1つ書く”方法です。これなら壁にペタペタ貼り、やることを終わらせればはがすだけ。貼ってはがせるため、締め切りが迫っているものを1か所にまとめるようにし、見やすくなりました。
しかし粘着力の問題か、気付いたらはがれているという事態が発生。そしてやはり、ふせんが増えるほうが早く、活用しきれずに終わりました。
その後もほかの方法を試してはみたものの、うまく活用できずにいました。いずれも“やるべきこと”が増えることのほうが早く、溜まっていく一方なのです。

「やることリスト」に漏れていた項目に気付く

そんな私が、今ずっと活用できている“やることリスト”があります。100円均一で購入したブラックボードに、やるべきことを書く、という方法です。
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ここに書いているのは、“やるべきこと”と締め切りがあるものに対しては“締め切り”、そしておおよその“所要時間”です。今までやるべきことが増える一方だったのは、この“所要時間”が漏れていたからだと気が付いたのです。
やるべきことがいくつかある中で、どうしても優先順位の低いものや、特に締め切りのないものは後回しにしがちです。上の写真の中で言うと、“クリーニング”や“口座変更”、“医療費計算”といったもの。これらは、30分ほど時間があれば終了するのですが、急ぎの要件ではないためにずっとやることリストに残ったままになるのです。

それをやることリストの所要時間として書き込み、可視化することで、隙間時間をやるべきことをやる時間に変換することができるようになりました。たとえば私の場合、「子どもが昼寝したから、コーヒー飲みながらやってしまおう(今までだったら、スマホ見て過ごしていた)」「仕事の気分転換に違うこと(やるべきこと)をしよう」といった具合です。
この所要時間を足しただけで、やるべきことをどんどん消化できるようになりました。いくらでも書けるメモやふせんと違い、限られた枠にしかやるべきことは書けないのですが、それでも消化できるからこのスペースだけで十分なのです。

私はこのブラックボードを使用していますが、結局のところツールはチェックメモでもふせんでも、使いやすければなんでもいいと思います。私にとって大事だったのは所要時間を書くことと、常に目につくところに置いておくこと。わが家ではキッチンに貼り付けて使用しています。
やることリストは、上手に使えば本当に便利なものです。忙しいママはぜひ参考にしてみてくださいね!

※この記事は2019年3月に公開されたものです。

沖田 かへ

沖田かへ

2級建築士、照明コンサルタント、FP、心理カウンセラー資格など所持。2人目出産後、大好きな子どもたちと少しでも長く時間を過ごせるよう、フルタイム勤務からライターに転身。夏はキャンプ、冬はスキーと、家族でアウトドアなライフスタイルを送る。


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