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2021.04.04

ダルい・やる気がでない!働くママの「体調がおかしい」きちんとした対処法をとろう!


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なんとなく体調がすぐれない・・・ということは、誰にでもありますよね。特に30代半ばくらいから「前はこの程度でも全然平気だったのに」と、例えば体力とか、まぁどうでもいいことでしょうが朝まで飲めたのに今はムリとか、リアルに感じる場面が出てきます。

でも、それ以上に深刻なのが「時々、割れるように頭が痛い」「だるい朝が多くて、起きるのがツライ」「何もかも投げ出したくなるというか、やる気がでなくて会社もズル休みしてしまった」・・・いわゆる不定愁訴ということでしょうが、頭痛・下痢・腹痛・冷え性・手足のしびれ、そして精神的に「何がというわけでもないけど、意欲がわかない、何もする気になれない、ついだるくて寝てしまう」こんな症状です。

女性は更年期というハードルがありますが、それ以前の年齢でも体調不良は決して珍しくありません。

「どうも体調がおかしい」と思った時にするべき行動

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ズバリ「病院へ行く」です。

●自分の症状にあった診療科を選ぶ
●大きな病院へ行き検査を受ける

例えば偏頭痛なら「頭痛外来」があるところ、生理の前後の腹痛や辛さなら婦人科。めまいやだるさは難しいのですが、大きな病院で症状を伝えれば、診てもらうべき診療科を勧めて貰えます。

そんなことはわかってる、と思うでしょう。私も思いました。病院へ行くのは手間がかかることだし、第一、救急車を呼ぶくらいのヒドイ症状でもないと「ひとまず、市販の薬でしのいでしまおう」と思うでしょう。小さな子どもがいて、仕事をしていたら、子どもの病気で休むことも多いのに「自分自身の、なんとなく体調が悪いというだけで貴重な有給を使うわけにはいかない」と思うものです。とてもよく、わかります。

でも、例えば「頭痛がする」として、それで鎮痛剤を飲んでやり過ごしたとしても「鎮痛剤が数時間しか効かない」「気づいたら、もう1週間も薬飲んでる」となったら、やっぱりきちんと病院で診てもらいましょう。

「どこか悪いところがあるのなら、それをハッキリさせて治療を受ける」あるいは「体のどこかに問題があるわけではない」とお墨付きを頂くことで、原因を明確にし、理由なき不安から解放されることが大切だからです。

病院へ行くのは面倒です。でも、体の不調はどれほどネットで「似たような症状」を探し、その対処法を見つけたとしても、最終的な安心感は得られません。当たり前のようですが、まず病院で診断を受けるのが本当はとても重要なのです。

どこも悪くない「でも体調が優れない」ストレスの問題

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ところが、病院でひとまず「何か特に悪いところはありませんよ」と言われると、それはそれで今度は困りますね。

病名がハッキリするのも、もちろん大変なことですが「どこが悪いというわけでもない、でもツライ」となると「どうすりゃいいのよ」と途方に暮れます。

病気ではないのに不調が続くと、まず「ストレス」という言葉が出てきます。でもストレスって、もう誰にでもあるわけで「ストレスを解消しましょうね、趣味や好きなことを楽しみ、しっかり体を休めましょう」なんていうアドバイス(私も受けましたよ・・・)そんなのできりゃ苦労しないわ!!!と思ったりもします。

ただ、今思うと、そんなアドバイスを聞いてキリキリしていた自分、つまりやっぱりストレスという言葉は安易に使いたくはありませんが、何かしら「もう、わたしはいっぱいいっぱいなの」という体や心の悲鳴が、頭痛や腹痛やだるさといった体調に影響を与えていたのはきっと事実なのでしょう。

心療内科を受けるのもひとつの方法

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今なお「精神科にかかる」=すごく気まずいという印象が強いようです。精神科に通っているなんて言ったら、下手したら仕事を辞めさせられるかも、くらいの不安を持つ人もいるでしょう。

でも、最近はストレスケアとか、心療内科といった、ひと昔前の精神科のような高いハードルを感じさせないクリニックもたくさんあります。

話が急に変わるようですが、私の夫はよくあるように「薬を飲まないのが一番の治療法」と思っているタイプで、毎日歩いて野菜と果物を沢山とるのが大事なんだ、なんて言ってます。でも、私は違う考えを持っています。

ある程度の年齢になったら、サプリメントや薬を飲んで「それで安心」できるなら、別に悪いこととは思いません。

同じように、ストレスという名の、現在のライフスタイルでどうしようもなく胸が苦しい思いがしたり、もしかしたら「プチうつ」だったりしたら、専門の先生と話をして、症状にあった薬を一時的に飲むことで「リセットし直す」ことができるなら、いいのかな、と思います。

仕事と育児の両立は、自分で自覚できない大変さがあります。「みんなやっている、私だけが、子育てと仕事の両方がうまくできずに、息苦しい思いをしてるなんて甘えてるのかも」小さな愚痴や不満を口に出せないまま、思わぬ閉塞感にとらわれ、それが体調に現れること。それって、決して「めったにないこと」ではないんですよ。

最初に「自分の症状にあった診療科を選びましょう」と言いましたが、まず体の不調に関して医学的に問題があるのかを検査した上で、「体ではないようなら、心の問題かな」と心療内科やストレスケアの専門家に相談するのは、正しいひとつの選択肢です。

お母さんの笑顔が大切だから

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体調が今ひとつだったり、不安や不満によって気持ちが不安定になったりすると、それは家族にも影響します。

誰でも不機嫌な時はあるし、家族なのだから「今日、ちょっとイライラしてるから! あたしに構わないでよね!」っていう時があったっていいと思うんですね。

だけど、それがずっと続くようになったり、頻繁になって「自分でコントロールできなくなる」「何が悪いのかわからなくて不安になる」ことがあったら、思い切ってきちんと医師の診断を受けましょう。

子育てに休みはありません。仕事も簡単に休めるわけがありません。それでも「もうムリ−!」と布団にもぐりこんで逃避していいんです! 回復する時間も気力もなく、例え漠然とであっても「なんか体調が悪い、優れない」と思ったら、面倒がらず、勇気を出して(と、言うと大げさでしょうが、実際に病院へ行くって、けっこう〝行くぞ!〟っていう決断力も必要でしょう?)、病院へ行きましょう。

忙しさのあまりに笑顔が少なくなる時期は、お母さんなら必ずあります。でも、加えて、家族には言えないまま(なんとなく、体調もおかしい)と思うことがあったなら、そのために無理をしながらウソの笑顔を作ることなどしてはいけません。

やれやれ、今日も大変だった、でも子どもの寝顔かわいーなー!と普通につい「笑顔になっちゃう」健やかな心と体を保てるように。

家族のためにあなたの笑顔がとても大切なのですから。そして、何より自分のためにも。苦しい時は、苦しいと打ち明けて、その為の具体的な対策をとりましょう。

※この記事は2018年7月に公開されたものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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