仕事、妊娠、出産、子育て、夫婦関係…働くママを応援| BRAVA(ブラーバ)

2021.07.02

コロナはプールで感染する?しない?コロナ禍でも「プール」を楽しむ方法



新型コロナウイルス感染症が流行したまま、2度目の夏がやってきました。暑い夏ならばプールに入って楽しみたいと考えるお子さん、大人も多いのではないでしょうか。しかし、気になるのがプールでコロナがうつらないのかどうかということ。今回は、新型コロナウイルス感染症がプールで感染するのか、楽しむ方法などをご紹介します。

プールの水によるコロナ感染のリスクは極めて低い!


実はプールの水の中で過ごしたことによるコロナ感染の報告はなく、そのリスクも非常に少ないと報告されています。なぜ、プール水によるコロナ感染のリスクが低いのでしょうか。それは、プールの水質は新型コロナウイルスが生きてはいけない環境だから。その理由の1つはプールの水質にあります。
プール水は次亜塩素酸ナトリウムによって殺菌されていて、その殺菌力が非常に強力です。そのため、新型コロナウイルスが生きていけない環境となるのです。

例えば、水道水の消毒も、プールの消毒と同じ”塩素”で行われています。現在までに飲料水から新型コロナウイルスの検出報告※1はありません。
飲料水と同じ塩素によって除菌されており、さらにプールは飲料水の消毒よりも高い濃度の塩素を用いている水のため安心して入っても良いとされています。
「プール水で結膜からの感染可能性」のような報道もありますが事実誤認ではないかとの指摘もされています。
また、もう1つ、プールで新型コロナウイルス感染リスクが低い理由に室内プール特有の環境が関係しいています。室内プールの場合、適正な湿度(50~70%)に保たれているということもあり新型コロナウイルスが生きていきにくい環境です。そのため環境としても安全性が高いとされているのです。

しかし!プールでの感染報告はゼロではない


ただし、プール施設における集団感染の報告も上がってはきています。水質、環境共に安全性の高いプール。いったいどこで感染するリスクがあるのでしょうか。

プールの外での過ごし方が感染に関係する!
実は、プール施設における新型コロナウイルスの感染場所として現在考えられているのが更衣室や観覧席などプールの外の施設です。更衣室で密になったなかで、おしゃべりをしながらゆっくりと行為をする、子供用プールなどに設けられている観覧席で密になって過ごすことによる感染が考えられています。そのため、水中よりもプールサイドでの過ごし方が肝となるといえるのです。
また、レジャープール施設は今年も密を避けられないと考えられる施設においては運営を中止するところもあります。

プールでの感染対策はどうしていけばいい?


各レジャープール施設は感染対策を行い、安心して遊べるような工夫をしてくれていますが、施設のみに頼り切らずに個人でも対策することは重要であるといえます。どうやって感染対策をしていけばよいのでしょうか。

施設の運営ルールに従う
まずは施設のルールに従いましょう。新型コロナウイルス感染症対策のため、施設側では細かいルールを設定しています。例えば37.5以上の発熱や咳、鼻水が出ている場合や、家族に同様の症状がある場合にはプールに行かないようにしましょう。また、プール施設の多くは水中以外ではマスクを着用するようお願いをしています。更衣室やプールサイドなどは暑いですが熱中症のリスクを払いながらマスクを着用しましょう。
また、プールの後の更衣室ではついゆっくりしたくなりますが、更衣をしたらサクッと退出しましょう。
更衣室でマスクを外してしゃべりながらの行為は控えましょう。

基本の感染対策もぬかりなく!
アルコールスプレーでの手指消毒や手洗いうがいは、食事の前後など普段生活している時と同様に適宜行いましょう。
水中にずっといると手も潤っているしついつい忘れがちです。プールは物を携帯できないのでプール施設でも適宜アルコール消毒ができるように施設内に準備をしてくれているのでこちらも活用しましょう。

プールならではのソーシャルディスタンスも!
プールの水からは感染しなくても、プールから顔を出して過ごしていれば当然感染するリスクはあります。特に、波がでてくるプールでは波打ち際に人が溜まりやすく、密になることも懸念されます。そのため、波の出るプールがある施設では、波の方向を一定ではなくさまざまな方向から出るようにするなどの工夫をしてくれています。波の流れを楽しみつつ、ソーシャルディスタンスをとっていきましょう。
プールならではのソーシャルディスタンスとして活用していきたいのがうきわなどの遊泳グッズです。
幅が広い遊泳グッズはソーシャルディスタンスを保つのに有効なこともあるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

各施設のルールに従い楽しく水遊びを

新型コロナウイルスと付き合いながら楽しく水遊びができるように各レジャープール施設でも、チケットの枚数を制限したり、密にならないように対策に講じてたりしています。
ぜひ私達も意識してコロナ対策を行い、みんなで楽しく夏のレジャープールを満喫しましょう!!

参考/厚生労働省
鈴研株式会社
アクラブ藤沢
公益財団法人東京都水泳協会

ふう

, , , ,