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2021.08.26

双子ベビーカーの特徴と選び方を、双子をもつママが実体験から徹底解説!



双子用のベビーカーは近年いろいろな商品が出ており、どれを買えばいいか悩むというママも多いのではないでしょうか。今回は、双子ベビーカーの種類や選び方、特徴などを詳しくご紹介します。これから双子を産むママさんや、双子ベビーカーの買い替えを検討しているという方、ぜひ、参考にしてみてください。

双子ベビーカーの種類と特徴は?


まずは双子ベビーカーの種類についておさえていきましょう。
横型ベビーカー
双子ベビーカーの代表格ともいえるベビーカーです。双子ならこれに乗せたい!という方もいらっしゃるかもしれません。
横に2人並べて座れるため、子ども同士遊び相手がいてベビーカー乗車中も飽きません。
また、横型は新生児から使えるタイプが多いので、新生児からベビーカーを卒業する年齢まで長く使い続けられるということが特徴です。

縦型ベビーカー
縦に2人が並ぶタイプのベビーカーで、近年使用者も多くなってきています。
双子というよりも兄弟や年子に対して開発されているものが多いため、1つの座席は新生児から使えるものの、もう1つの座席は腰が安定するまでは使えないということが特徴です。

プスプス
バスケット式ベビーカーのことで、昔の言葉を借りると乳母車といわれるものです。
近年インスタグラムなどで双子のお母さんが使っている投稿をきっかけに使用者が増えています。
2人を同じバスケットの中にいっぺんにいれられ、新生児期から使えます。

そのほかにはこんなものも
1人用のベビーカーを専用のジョイントでつなげて横並びにできるというものがあります。
新生児期には使えないものがほとんどですが、連結を外せるので夫婦それぞれで1人ずつを押すことができるという点が特徴です。

双子ベビーカーのメリットとデメリット


どんなベビーカーがあるのかをご理解いただけたところでそれぞれのメリット、デメリットをご紹介します。今回はその他を除いた3つのベビーカーのメリット・デメリットをお伝えしていきます。

横型ベビーカーのメリット・デメリット
横型ベビーカーのメリットは新生児期から長く使えることです。
横型ベビーカーは重量があり、女性が押しにくかったり畳んだときに持ちにくくバスなどの移動に苦労するという意見があったりするのですが、最近は軽量化されているものも増えているので女性でも扱いやすいです。
また、横型ベビーカーはアクセサリー類も非常に豊富です。例えばドリンクホルダーをつけられたり、子どもが座るシートのクッションも汚れにくいものやふわふわしているものなど細かく選べぶこともできます。
 
デメリットはやはり横幅が広いということ。道や公共の乗り物で場所を取りやすいため、例えばバスや電車に乗りづらかったり、コンビニなど狭い店舗では身動きがとりにくくなったります。
狭い道ではベビーカーだけですべての道幅をとってしまうため、歩行者に申し訳ないと思いながら使っているという方も。
また、小回りがきかないので急に道を曲がるといったことがしにくいという意見もあります。

縦型ベビーカーのメリット・デメリット
縦型ベビーカーのメリットは普通のベビーカー同様の使い方ができるという点です。
縦型ベビーカーの横幅は1人用のベビーカーとほぼ同じくらい。ですので小回りがきくのでどんなお店にも入れますし、道を占領することもなく通行人の邪魔になりません。公共の乗り物もそのまま乗ることができる場合が多いです。
筆者は縦型ベビーカーをずっと使っていますが、バスや電車の中でたたむように言われたことはありません。

縦型ベビーカーのデメリットは新生児から使えないということです。前述したように兄弟児のために作られているので、前の席は腰が座らなければ乗れません。また、横型ベビーカーよりも重量が重くたたんでもコンパクトにならない場合が多いです。
さらに、種類によってはアクセサリーなど付属品が少ないので、選択肢が制限されるといえます。

プスプスのメリット・デメリット
プスプスの最大のメリットはベビーカーとしてだけでなく、家の中でもベビーベッドとしても使えることです。
ベビーカーの車輪部分を外して家の中でも使えます。
外出から帰ってきたら子どもが寝ている。せっかくだから起こしたくないという時も、車輪さえ外してしまえばそのまま家の中に入れるので子どもの睡眠も邪魔しませんね。また、アクセサリー類も豊富で何よりかわいいという点が魅力でしょう。

デメリットは一般的なベビーカーのように体を固定するためのベルトがないので動き回るようになるとベビーカーから身を乗り出してしまうので使えないという意見が多く聞かれました。また重量があるということ、さらには小回りも利きにくく、折り畳みもできないという点から、公共の場で使いにくくお散歩用になってしまうという点もデメリットに挙げられています。

どのベビーカーがどんな人におすすめ?


ベビーカーにいろいろな種類があって迷うという方へ、どのベビーカーがどんな方におすすめかをご紹介します。

横型ベビーカーがおすすめな人って?
横型ベビーカーは日常の歩道や公共交通機関では使いにくいと考える方が多いです。そのため、車移動が多くお店の中だけでベビーカーを使うという人におすすめです。また、自分の住んでいる地域の歩道が広く2人乗りのベビーカーを使ってもほかの歩行者が通れるほどの道幅がある地域に住んでいる人、新生児期からワンオペなどで子どもを1人で連れて外出しなければならない人にはおすすめです。

縦型ベビーカーがおすすめな人って?
縦型ベビーカーは車移動ができず、公共交通機関を使うことが多い人、道幅が狭い地域に住んでいる人がおすすめです。
また、新生児期には使えないので新生児期に1人で子どもを連れて外出をすることを考えていない人、双子以外にも兄弟児がいる人におすすめです。
兄弟の場合は上の子を前の席に乗せて1人を後ろ、もう1人を抱っこという形にすると、使いこなせます。

プスプスがおすすめな人って?
プスプスがおすすめなのは、お出かけ用のベビーカーがすでにある人です。プスプスはサイズも機能も日常使いしていくことは難しいので、プスプス以外にも機能性を重視したベビーカーを所有している場合にはおすすめです。また、行動範囲のメインが近所の公園あたりをお散歩するだけという人、ベビーカーだけでなくいろいろな用途に活用したい人にもおすすめです。
見た目がかわいいので、かわいいいものが好きな人にも良いでしょう。

双子ベビーカー購入時のポイントは?


双子ベビーカーは、1人用のベビーカーと比較しても高い買い物になります。
せっかく買ったベビーカーも自分の住んでいる住宅環境には合わなかったとなれば、無駄使いになってしまいます。
ですので、実際に店舗で押させてもらったり、たたませてもらったりして、産後、子ども2人を見ながら自分でもかんたんに操作できるのかという点も考えましょう。レンタルを活用するのもいいでしょう、数週間実際にレンタルして使用することでより自分の生活に則しているかどうかが分かるでしょう。次に、先輩ママたちはどうベビーカーを選んだのでしょうか?聞いてみました。

双子はどんどんお腹が大きくなってしまうと聞いたので、早い段階で店舗に行き、いろいろなベビーカーの操作をさせてもらいました。(Iさん、子ども2歳)

お腹が大きくなると店舗でベビーカーを選ぶだけでも一苦労。早めに触らせてもらうことで、ネットで見るよりもイメージが付きました。(Tさん、3歳女の子)

レンタルを活用し、横型、縦型それぞれを使いました。横型が良かったのですが、結果として自分の住んでいる住宅環境には縦型がマッチしているとわかりました。店舗だと生活とリンクしてイメージできないので、このサービスは良かったです。私は病院で教えてもらいました。(筆者、3歳女の子)

生まれてから購入でも遅くない!とにかくじっくり考えて!


双子は外出がOKとされる産後1カ月になってもなかなか外出することは難しいです。
多くのママが一人で外に出せるようになったのは半年以上たってからと話しています。
ですので、生まれる前に買わなければならないということはなく、生まれてからでも遅くありません。
忙しいとは思いますので、ゆっくり、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
筆者は生後半年まではおさがりでもらった1人乗り用のベビーカーに1人をのせて、もう1人は抱っこで移動していました。
そして双子用のベビーカーを購入したのは生後6カ月頃。ですが、購入後も1歳までは上記の方法で移動を続けていました。
実際にこのように1人乗り用のベビーカーを活用する移動方法をする双子ママは多く、双子ベビーカーを購入していても使ったのはだいぶ後という意見も多く聞かれました。ですので、生まれてから購入でも遅くないと思います。
ぜひじっくり考えてから購入してみてくださいね。

ふう

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