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2021.09.17

二人目不妊はウザい!?その理由や気持ちの切り替え方とは?ママたちの経験談も紹介



二人目が欲しいけど、なかなか授からない…いわゆる「二人目不妊」。親や親戚、ママ友の間でも「二人目がなかなかできなくて」「きょうだいほしいんだけどねー」という会話になることもありますよね。しかし、そんな会話や「きょうだいいたほうがいいよ!」というちょっと押しつけがましい言葉を‟ウザい”と感じてしまう人もいます。一人目をなかなか授かれない、やっとの思いで一人目を授かった、いろいろな考えから一人っ子でいいと思っている…事情はさまざま。
今回は、二人目不妊をウザいと思う理由や体験談、そしてその気持ちからどう脱却したか、反対に二人目不妊で鬱陶しいと思われてしまった側の体験談を紹介します。

一人目不妊に苦しむ私にとって、周りの「二人目不妊」は辛すぎる


一人目の妊活を頑張っているけどなかなか授からない、あるいは長きにわたる不妊治療で辛い思いをしている人は、周りの「二人目不妊」という声をウザいと感じることもあるようです。

一人いるだけでも十分じゃないか!
近くに住む1歳違いのいとことは、きょうだいでもなく友達でもない、いい距離感で付き合っています。でも私が一人目もなかなか授からず、不妊治療中だと知っているのに「二人目欲しいんだけどなかなかできなくて。もう上の子も4歳だし、そろそろ焦ってるよ」と事あるごとに言ってきて…いとこには悪気がないのは分かっているのですが、正直「一人いるだけで充分じゃん!二人目二人目うるさいよ!!」と思っています。〔Hさん〕

・不妊治療の病院紹介して
結婚3年目でもなかなか授からないので婦人科に行ったところ、卵管が詰まりやすい症状であることが分かり、定期的に通水治療(卵管を通しやすくする治療)を受けています。治療を続けて1年近く経っても授からないので、そろそろ次のステップに進もうかと主治医と相談していた矢先。友達が「二人目がなかなかできなくて。一人目はすぐできたのに、二人目不妊ってやつかな。〇ちゃん(私)が行ってる婦人科、紹介してもらおうかな」と言ってきて。つい鬱陶しいなあ…と思ってしまいました。心に余裕がないのと「もう子どもいるじゃん!一人目と二人目じゃ、ぜんぜん違うんだよー!」という嫉妬心からですが、未だにモヤモヤしています。〔Iさん〕

不妊治療でやっと一人目を授かったのに、「二人目は?」は正直ウザイ!


妊活や辛い不妊治療の末やっと授かった第1子。あるいは、経済的、子育て環境などから「ウチは一人っ子でいい」と決めているのに、周りの「二人目不妊話」がウザい…という体験談を紹介します。

・同じクラスのママ友が一斉妊娠!?
子どもが5歳の時、保育園で同じクラスのママたち4人がほぼ同時期に妊娠しました。うち1人が三人目、3人が二人目。その中の二人目妊娠のあるママは「二人目不妊」に悩んだ末の妊娠だったようです。割とよく話すママで、「〇さん(私)も今授かったら、皆上の子も下の子も同学年になるよ」と言ってきたので、「考えてるけど、なかなかね…」と濁していましたが、「二人目不妊ってよく聞くよね。私もそうだったけど、治療すれば大丈夫だと思うよ」と勧めてくる。一人目を授かるまでけっこう辛い不妊治療をして、もう一人でいいかなと思っていたので、かなり鬱陶しかったですね。なんか事情を話すのも面倒くさかったし。卒園したら縁が切れました(苦笑)〔Tさん、子ども9歳〕

・義母の「二人目不妊なのかしら?」の過度な心配が鬱陶しい…
子育て方針、経済的な面、親の精神的余裕などを考え、夫婦で「一人っ子でいいよね」という意見になりました。でも義両親はどんなに説明してもその考えに納得せず、「お金(教育費)なら私たち多少は出すわよ」「もしかして二人目がなかなかできないの?私が通ってる婦人科の先生、不妊も診てくれるわよ」など、ことあるごとに言ってくるのには参りましたね。「きょうだいはいたほうがいい」という考えや、心配してくれる気持ちも分かるのですが、いいから放っておいてくれ!!と、ずーっと思っていました。さすがに息子が高学年になる頃には言わなくなりましたが。〔Yさん、子ども12歳〕

「二人目がなかなかできなくて」発言から関係がギクシャク!?


二人目が欲しいけどなかなかできない…自身が「二人目不妊」であるゆえに、その発言や振る舞いなどで他人にウザいと思われてしまった側のママの体験談とは。

・自分の気持ちをぶつけすぎてしまったかも…
3人の子どもを持つ高校時代の友達に、「二人目がぜんぜんできなくて」という話から、「でも一人っ子でもいいよね。一人っ子だと~」と、一人っ子のメリットを並べ立ててしまったんです。半ば自分に言い聞かせる感じで言ってしまったのですが…聞いていた友達が「ウチは3人いるし、一人っ子みたいに手厚い子育てはできないね」「二人以上もデメリットたくさんあるよ」と。あ~しまった!気を遣わせてしまったな、不快に思ったかな~と焦りました。その場で改めて話し合って何となく理解し合えましたが、「二人目不妊」の話題は、時として相手にストレスを与えてしまうこともあるんだ、と実感しました。〔Aさん、子ども8歳〕

・親への甘えで、愚痴ばっかりに
どうしても二人以上欲しかったのですが、5年以上経っても二人目ができなかったので、ついに不妊治療に踏み切りました。治療の辛さ、なんで女だけこんなきつい思いしなきゃいけないのか、旦那はこんな状態なのにあまり手伝ってくれない…母と話すたびに、そんな愚痴ばかり言っていました。それまで黙って聞いてくれていた母が、あるとき「〇君(長男)がいればそれで充分幸せじゃない。そこまで自分を追い込むことないわよ。自分はもちろん周りも辛くなるよ…最近は△(私)は愚痴しか言わなくなってるよ」と言ったんです。
ハッとしました。気づけば、「自分だけが、自分だけが」になっていて、それが周りをどんな気持ちにさせていたか全然気づいてなかった。本当はきょうだいを産んであげたかったけど、今は家族3人で楽しく過ごしていこうと気持ちを切り替え中です。
〔Oさん、子ども7歳〕

辛い、ウザイという気持ちからの脱却方法やきっかけは?


「二人目不妊」という周りの声が辛い・ウザい、最初は(二人目を)考えていたけどだんだん辛くなってきた…そんな気持ちからどのように脱却したのか、あるいは立ち直ったのでしょうか。

一人っ子のメリットをたくさん考えた
二人目を頑張った時期もありましたが、3年経ってもできなかった。「不妊治療したら?」という声もありましたが、辛い思いをして上の子の子育てまでしんどくなったら元も子もないので、不妊治療には踏み切りませんでした。
とにかく一人っ子のメリットを考えたり、ネットで調べまくって、「うん、一人でもいい!いや、一人っ子最高!」と自分に言い聞かせました。一人っ子で成功者になった人の体験談も読みまくったりもしました(苦笑)〔Fさん、子ども6歳〕

その人も辛いんだろうな、と頑張って心を広く持つ
「二人目できないから不妊治療始めた」という友達。一人目を不妊治療で授かったことは話していたので、不妊治療について「どんな痛み?」「費用は?」などいろいろと突っ込んで聞かれました。LINEや電話がそんな話ばかりになってくるので、正直だんだん鬱陶しくなってきて…とはいえ、いきなり答えなくなったり距離を置くのも悪いので、「友達も不安で辛いんだろうな」と、頑張って心を広く持つようにしました。というか、正直その時は「(今は)辛い思いをしている人」と思わないとやってられませんでした…
〔Sさん、子ども6歳〕

二人目不妊とはいえ、「なかなかできない」「治療は経済的にも精神的にもキツイ」という辛さは、ある意味一人目と同じなのかもしれません。
でも直接なにか言われたり、周りに「二人目不妊、二人目不妊」と騒いでいる人がいたら、思わず「うるさいな~、ウザいな~」と思ってしまうことも。でも、言ったり騒いだりしている人なりに大きな不安や悩みを抱えていて、誰かに聞いてもらいたいと思うのも分かります。聞いてウンザリする側にも、気持ちに余裕がないということもあると思います。
各家庭の環境や子どもができるかできないかは、それぞれぜんぜん違います。自分の家庭の状況や家族のライフスタイルなどをよく知り、「ウチはウチ、よそはよそ」のスタンスで、ウザいと思う話にもたまには耳を傾けたり、時にちょっとスルーしたり、お互いに「鬱陶しいなー」と感じないよう上手に立ち回れたらいいですね。

BRAVAでは、二人目不妊の記事「40歳 「二人目が欲しい!」妊娠・出産したアラフォーママ体験談」を公開しています。合わせて参考にしてみてくださいね。

田崎美穂子

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