2022.03.22
小さいな家事、忘れがちな家事どうしている?「名もなき家事」のママたちの対応
いわゆるお皿洗いや洗濯、部屋の掃除など代表的な家事のほかに、「後でやろう」「時間のあるときでいいか」と思いながらやらない(やれない?)「忘れがちな家事」ってありますよね。BRAVAでも「「名もなき家事」でママたちの負担が増える!見えない家事への夫の対応と時短できる方法とは?」で取り上げていますが、やってくれる誰かがいたらいいなーと思うことありませんか。
時間や気力があればやるであろう、小さな家事。でもやるまでになんとなく腰が重い、「旦那がやってくれないかな~」とつい放置してしまいがちな家事。今回は、そんなちょっと苦手で忘れがち、あるいは「これは私じゃなくてもできるでしょー!」とつい怒りたくなってしまう小さな家事を、ジャンルを挙げながら、苦手な理由や最終的にどうしているのかなどを聞いてみました。
できれば触りたくない!見えにくい部分の掃除
排水溝系、棚の奥のホコリ、シンクのくすみ…どうにも気になるけど、気づいたときには時間がない、時間はあるのになんか触る気になれない…そんな見えない・見にくい部分の掃除ってやっぱり苦手かも。
お風呂の排水溝、開けたくない!
「やらなきゃ」「今日こそやる」そうやって一番後回しにするのが、お風呂の排水溝の掃除。毎回意を決して開けると、「オエっ」となるくらい大変なことになっていました(苦笑)あるとき、その心の声が漏れてしまい、それを主人が聞いていて。「そんなに嫌なら俺やるよ」と言ってくれ、今では主人がお風呂の排水溝掃除当番です。1回やったらハマったのか、洗剤を買い込んで、週末必ずやってくれています。心の声漏らしてよかった(笑)
〔Sさん、子ども6歳〕
結局いつもアウトソーシング
台所のガスコンロの隅の方の擦ってもなかなか取れない汚れ、換気扇、くすんだシンク…台所周り掃除の洗剤がたくさん出ているのも知っているし、ドラッグストアでも見たりするのですが、自分でやりたくない…これって病気か?って思うくらいやりたくないんです。もちろんなんとなく上っ面はきれいにしているのですが(笑)、汚れはどんどん溜まっていく。「あー!もう、頼んじゃえ!」と、半年に1回、台所のハウスクリーニングを頼んでいます。
〔Tさん、子ども15歳、10歳〕
窓の桟(さん)、ずっと見て見ぬふりしています
窓の桟に砂やホコリが溜まっているのですが、気づいてもどうにも見て見ぬふりをしてしまいます。ネットで「窓の桟の簡単お掃除方法」とか調べて「ほほぉ、こうやればいいのか」と思うのですが、結局やらない。で、気づけば年末。月1くらいにこまめにやれば衛生面でも楽な面でもいいとはわかっているのですが、大掃除のときに重い腰を上げてやる、というのが定番です。〔Fさん、子ども7歳、5歳〕
最後になくした人、やってください!詰め替え作業
洗剤やシャンプー・リンス、ハンドソープの入れ替え、あるいは加湿器の水の追加など、家の中で「詰め替え」「入れ替え」るものってけっこう多いですよね。そんな詰め替え・入れ替え系で忘れがち・苦手なこと、あるいは「こんな小さなことくらい誰でもできるでしょ!」とつい怒りたくなる家事を聞いてみます。
自分が使うシャンプーくらい自分でお願い!
家族全員同じシャンプーなのに、詰め替えは必ず私。押すとカスッカスになってるのに、それでも意地でも使おうとする旦那と娘にイラっとします。「自分で替えなよ!」と思うときには、自分の頭が泡立たず、結局私が入れ替える…ハンドソープも同じです。「ハンドソープもシャンプーも全員使ってるんだから、なくなりそうだな~と思ったら新しいの入れておいて」と事あるごとに言っているのですが、ダメ。わざとらしく詰め替えボトルを横に置いているのに、しない。なんでよ!!〔Sさん、子ども11歳〕
加湿器の水入れが妙に面倒くさい…
居間、子ども部屋、親の寝室に加湿器を置いているのですが(計4個)、その水の入れ替えが妙に面倒くさくて。居間のはまだいいのですが、サイズがけっこう大きいので、台所のシンクで水を入れて、ずっしり重くなったタンクを2階まで運んでセットする…仕事から帰って、いろいろやった後に加湿器の水の入れ替えが、正直すごく面倒で、湿度の低い季節が嫌いです(苦笑)〔Yさん、子ども12歳、9歳〕
トイレットペーパーなくなってるよね…?
主人も息子たちも、何回かに1回、あるいは自分が困ったときにだけトイレットペーパーを交換してくれますが、たいていスッカラカンの芯だけが残されている状態です。1回付け替えたら半永久的に使えるとでも?たまにほんの少し紙がベロンとついている状態のときもあって、「ぬおー!!!しっかり使い切って、かつ新しいの入れとけ!」と。ほとんど私が交換してますが、なんでなくなった状態で平気でトイレを出ていくのか問い詰めたいですね(苦笑)〔Kさん、子ども14歳、12歳〕
“布系”“シート系”の家事も案外いろいろあって面倒くさい!
布系やシート系の家事、たとえばシーツやまくらカバーを洗って替える、カーテンを洗う、バスマットを替えるなど、やることはたくさんあります。ものが大きかったり重かったりするので、ちょっとした力仕事になることも。清潔を保ちたいけど、頻繁にやるのもけっこう重労働…
家族全員分のシーツ交換が面倒くさい
1週間に1回は替える!と思いつつ、ほかの洗濯物が多かったりすると、「あーもう今週はいいかぁ」と飛ばすこともしょっちゅう(苦笑)代わりに(?)、布団乾燥機のダニ対策モードで90分ほど乾燥させています。シーツ洗い、自分でもなんでこんな苦手意識があるのか分かりません(笑)〔Aさん、子ども10歳、7歳、4歳〕
カーテンってみんなどのくらい洗ってるの?
引っ越して3年経ちますが、実はまだ一度もカーテンを洗ったことがありません…ドン引きされそうでママ友とかには言えないのですが、レールから外して、洗って干して、またレールにかけて、という作業を想像するとなかなかやる気になれなくて。以前住んでいた家でも、結局1回も洗わず。その前は実家だったので、親はどうしてたのかな~と。〔Tさん、子ども7歳〕
トイレマット交換、つい忘れがち
汚れが目立たなかったり、ちょっとしたホコリはコロコロで取ったりしているうちに、けっこうな期間洗わずにいることが多々あります。尿の飛び散りやにおいも吸収するので、1週間に一度くらいは洗った方がいいのかな~と思いつつも、放置。
1カ月くらい経ったときに、「えいや!!」と気合を入れて、漬け置きしてから洗っています。気合を入れないとできないです(苦笑)〔Kさん、子ども4歳〕
「ゆるく手を抜きながらやりましょう」「ズボラでもできる掃除法」などが紹介されていますが、「じゃあその家事自体は結局誰がやるの?」と言いたくなるもあります。小さいけど手がかかる家事、意外に時間が取られてしまう家事…代表的な家事よりも、小さくて忘れがちな家事のほうが、「やらなきゃ」と腰が重くなってしまったりストレスになったりするのかもしれません。
人に言ったら、「えーそんなのチャチャっとできるじゃん」「そんなことが面倒なの?」なんて言われてしまいそう…とモヤモヤしながらやっている小さな家事。今回の記事で、「あ、それ私も思ってた」「私だけじゃない、よかった」とちょっとホッとしていただけたら幸いです。
小さな家事を引き受けてくれるもう一人の自分がほしい!言われなくてもやっておいてくれるロボットがほしい!そんなことを思う今日この頃です。
田崎美穂子
mamaライター