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2022.12.21

40代ママ「育児がキツイ!」将来の不安、親の介護…子供の成長と共に増す悩みとは?



今回は特に40代ママが感じる「育児がキツイ」体験談を紹介します。「ママ友の年齢差ギャップ」について、BRAVAでも書いた記事(こちらから)がありますが、アラフォーママが感じる育児の悩みや不安は、若いママとの比較によるものばかりではありません。

年齢と共にママに関わってくるのが、自分の仕事や将来への不安、親の介護といった問題。そして迫りくる更年期や体調の変化。30代のうちは気にかけなかったことも、40代にさしかかり、あれこれと思い悩むことも増えるもの・・・。
アラフォーママの「つぶやき」、あなたも一緒に聞いてみませんか?

40代ママ「体力と気力」が子どものパワーに追いつかない

「よろけて尻もち」
38歳で出産、息子が5歳くらいの頃から、だんだんと育児がキツくなってきました。子どもも4~5歳にもなると運動量がハンパない。公園で、走り回る子どもを追いかけているだけで息があがる。砂場でかがんで一緒に遊んでいて、立ち上がる瞬間によろけて尻餅つくし(涙)それでもう一度立ち上がる時にはつい「よいしょ」。あああああ、もう無理無理無理!(Aさん/44歳・子ども6歳)

よろけたり、つまづいたりするのは、よくあること! そして、40歳をすぎたら合い言葉は「よいしょ」が普通。独り言が多くなるのも40歳を過ぎてからですよ〜。いいんです、みんないずれ、同じ道を通るのですから!

「気付くと1日終わってます」
寝ても寝ても、朝起きた時がきつい。起きた後、しばらくボーっとしていないと、とても体が動かない。保育園の準備や朝食に追われ、洗濯も干していきたいのに途中で時間切れ。で保育園お迎えでは、ぐっすり昼寝もしている息子は元気すぎる上に「おなかすいたー」を連発、家についた途端にオモチャを出しまくり、私はソファでひと息もつけず、怒る気力さえわいてこない。気付くと、1日が終わっている。気付くと1年が過ぎて、また歳をとっている・・・(Mさん/40歳/子ども・2歳6ヶ月)

歳月が過ぎるスピードは、年齢が増すごとに早くなるもの。テレビの特集を見て「ああ、上半期ランキング? もう半年過ぎる」と思い、45歳も過ぎると坂を転げ落ちるかのごとく、日々が過ぎ去っていきます。人生100年時代なんて、言うのは簡単ですけれど。そして睡眠の質が悪くなってくるのも、この年代。夜中に起きてしまうと眠れなくなったり、寝ているのに疲れがとれなかったり。かと思えば「ちょっとだけ」とソファーに座ったら、いつの間にか寝落ちしてるとか。

ある日、夫に言われました。「口あけて、半目になって歯ぎしりしてるお前、寝てる姿怖いんだけど」。遠い目になって「若い時は、足も隠して、くるっと丸まって寝てるの、可愛かったけどなぁ」ってつぶやいたの、聞こえてますよ。あなただって、お腹だして、いびきかいて、寝てるけどね!と思った私です。

やっぱりアラサーママたちとのギャップは辛い

「20代のママと並びたくない」
若いママ友たち、どうしてあんなに美容に時間をかけられるのだろう! 同じように子育てをし、仕事に行きながら、きれいなネイルをしていたりヘアスタイルも素敵なまとめ髪にしてたり、カラーリングだって月イチペース。集まれば、新しいショップやインスタ情報が次々と飛び出してきて、とてもついていけないし。きれいにしてファッションも楽しんで、アンテナはりめぐらし話題豊富な20代ママと自分の違いに時々めちゃくちゃダウンな気持ちに襲われる(Yさん/43歳/子ども・3歳)

アラサーママたちは、どこのマツエクが安くて上手だとか、新しくできたショップの話題で盛り上がります。アラフォーママは、ラクして痩せるダイエット法で盛り上がります。そしてアラフィフママは、老眼用のコンタクトってどうなの的な話題で盛り上がるのです。←私です・・・

高齢ママゆえに「祖父母も高齢」と「更年期の恐怖」

「八方ふさがり」
41歳で出産した私、現在息子は3歳、私は44歳、そして私の両親は70代後半です。両親、特に父親は75歳を過ぎてから一気に老け込み、認知症まではいきませんが、ボケも始まっています。舅はすでに亡くなりましたが、姑は82歳、今だ独身の義弟が面倒は見てくれていますが、こちらも任せきりというわけにもいかず。元気すぎる息子の世話に加えて実家のことも放置はできない。姑については金銭的な援助もしなくてはならず、教育費も考えれば、私は仕事をやめるという選択肢はない。なんだか、八方ふさがりで息苦しく、最近、激しい動悸に襲われ気を失いそうになった。これってまさかの更年期? もう私、どうなっちゃうのだろうと思う(Fさん/44歳/子ども・3歳)

笑い話にもできないのが、親の高齢化と更年期への不安。女性の40代から50代への道のりは、夫婦を取り巻く、それぞれの親の問題、そして自分の体調という、避けては通れない現実と向き合う時期に入ります。そして、仕事もまた、歳を重ねるごとに「これから、どうしたいのか」迷いが生じることが・・・。

「キャリアプランなんて崩壊してる」
30歳で長男を、10年離れて40歳で下の子を産みました。下の子の将来を考えれば、まだまだ現役と思うけれど、職場では私のポジションは頭打ち。昇給も望めないし、悪くはない給料とはいえ、50歳でもバリバリ働く理想を描いていたのとは、まるで違う現実です。男性は年齢と共に肩書きもついてくるし、肩書きを気にしない人は好きな趣味とかに比重を置いていてる。私がそれをうまくできないのは、子育てにかける時間、子どもに関わる心配事が多くて、常にそれに振り回されているから。小学校ではPTAやママ友で、中学校では進学で、付属高校にいれてひと段落と思ったら、下の子でまた、同じコースをやり直し中。結局、仕事は「お金を稼ぐ手段」になり、私の中で、キャリアに対するビジョンなんてとうに崩壊しているし、やり甲斐さえもなくなってしまった。こんな私は負け組なのか? こんな私、50歳まで今の職場で頑張れるのか?(Uさん/47歳/子ども17歳・7歳)

負け組なんて、言わないで下さい。子育てと仕事の両立、なにも子どもが小さい時だけではありません。大きくなればなったで、心配事が増えるのが世の常です。仕事に対しての考えも、年齢と共に変化するのも当たり前です。でも、若い頃から「こうなりたい」と思っていたことと、現実の家庭生活とキャリアのギャップに、時にイラだったり、モヤモヤっとしたりもするでしょう。

40代ママ「開き直って」ドーンと構えていきましょう!


40代になると、様々なことを改めて考えるようにもなります。40にして惑わず、と言われますが、人生の折り返し地点のような40代は、思い煩うことが増える年代だと私は思います。

特に子育てをしていると、自分よりずっと若いママたちとまるで同年代のクラスメイトのような付き合いをすることが多いですよね。会社なら、ある程度、年齢が考慮される関係が築けますが(先輩・後輩のように)「ママ」としては、子どもの年齢やママ歴で数えることが多いわけで、ギャップを抱えながら、頑張ることは正直きついことも多いでしょう。

まして、40代も半ばを過ぎてくると、親も高齢化する、介護までいかなくても親の面倒や世話をするといったこともあるでしょうし、キャリアの先も見えてきて「これから私はどうしたいのだろう」ふいに迷える子羊のような気持ちに襲われる人も、決して少なくないはずです。

でも。

子どもの有無、年齢にかかわらず、誰もが歳を重ねていくもの。誰もが何かしらを背負って生きていくもの。しっかり両足で踏ん張って、40代から50代へとドーンと構えていきましょう。そうそう、ラグビーみたいな感じ? 難しい事態があったら、夫婦で家族でスクラムを組んで、じわじわと押し返していきましょう。そして、40代、年齢という数字に対しては、思いっきりタックルしていこうではありませんか!

※この記事は2019年9月に公開されたものです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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