2024.02.08
小学校入学前「学校説明会」は何をする?当日の服装や下の子は連れていける?【小学校説明会完全ガイド】
小学校の入学まで半年くらいになると、特に初めての子どもの場合には、いろいろと心配になりますね。今回は「入学説明会」について解説します。
入学説明会の流れや内容は、公立・私立で違いますし、エリアによっても違います。また開催時期も違いますが、一般的には公立小学校の場合、入学する年の1月~2月に行われることが多いようです。
入学説明会に参加した先輩ママ・パパたちの経験談や失敗談もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
入学説明会とは?何をやるの?
入学説明会とは、小学校が入学を前にした未就学児の保護者を対象に行う説明会です。これとは別に就学時検診があり(同時に行うところもあります)、また簡単な面談などを行うところもあるようです。説明会では次のような流れで行われることが多いです。
1 受付
2 校長先生などの挨拶
3 学校方針等の説明
4 入学準備について
5 入学までにお子様に身につけてほしいこと
6 PTAの挨拶・説明
上記に加えて、学校によっては登校班や下校班についての説明やグループでの話し合い、あるいは学用品や学校指定の体操服などの注文・事前注文でこの日に受け取り、といったケースもあります。入学説明会で特に重要なのが、入学までに親が準備するものの説明です。
たとえば、防災頭巾カバーが必要なところもありますし、タブレット貸与で「タブレット用ケース」を各自で用意する場合もあります。
筆箱や筆記用具についても「鉛筆はBを使います」とか「最初はノートを用意せず、担任から指示があってから購入してください」といった、けっこう細かい指示がある場合も。
他にも、入学までに子どもができるようにしておくことや、給食費など徴収についての説明、入学当初4月のおおまかなスケジュール、欠席連絡の方法など、入学と学校生活を送るにあたって、保護者が知っておくべき情報が次々と出てきます。
さらにPTA会長のご挨拶やPTA入会の説明がある学校も多いです。つまり、入学説明会とはまさに「入学についての説明」なのです!
小冊子のような資料に詳しく、筆箱やノート購入、ランドセルにつけてよいキーホルダーについてまで指示やアドバイスが書いてあって、入学用バイブルみたいだった。逆に言うと、これさえあればいいわけで、どうしても欠席する場合には知り合いに頼んで説明会の資料だけはもらう、または学校に連絡して後で頂いたほうがいいです(Mさん)
PTA会長の話が長かった……ああ、これが小学校なんだ、保育園とは違うなぁとしみじみ思った説明会(Aさん)
初めての子なので、小学校説明会で入学に必要な準備や学校生活について詳しい話を聞けて安心できた。平日だったので半休をとったが、それでも行ってよかったと思う。とはいえ、このあと入学式から5月くらいまで怒涛のように「半休」「有給」を取りまくることになり(保護者会とか懇親会、さらに子どもが緊張からか体調を崩しがちで)、小1の壁ってこういうこともあるんだなぁと感じている(Uさん)
小学校説明会の服装: 基本ポイントからおすすめアイテムまで
小学校説明会に参加される際は、きちんとした印象を与えることが大切です。以下のポイントに注意して、おすすめアイテムや服装を選びましょう。
小学校説明会当日の持ち物チェックリスト
・脱いだ靴を入れる袋
・ペンなど筆記用具
・メモ帳
・上履き(スリッパ)
資料やパンフレットみたいのが多いので、サブバッグやエコバッグを持っていると安心(Yさん)
会社を早退して行ったのですが少々遅刻。上履きを忘れてしまい、しかもすでに学校のスリッパはない状態で、スカートにストッキングでとにかく下半身が凍るかと思うくらい寒かった。そしてうっかりブーツで行ってしまい、脱いだ靴は自分で持って体育館に入るので、ロングブーツを持て余す大失敗……(Wさん)
資料やお手紙に直接書き込めるのでメモ帳は必須ではありませんが、ひとまず、筆記用具とメモできるものは持参すると安心です。多くの学校では体育館や図書室などで説明会を開催しており、スリッパや上履きが必要です。
土足で入れる小学校なら別ですが、小学校では「保護者の上履き」が必要な場面が多いので、ひとつ揃えておくといいでしょう。
もし当日に学校指定品などの販売がある場合には、ある程度まとまった金額が必要です。先に配布される手紙等で販売される品と金額が書かれているはずなので確認し、必要なお金をお釣りがないように用意しておきましょう。
それでも実際に見てプラスして購入ということもあるでしょうから、多少の余裕をもってお財布にお金を入れておいたほうが安心ですね。
小学校説明会の服装対策: 公立・私立・国立に合わせたコーディネート
小学校説明会に参加される皆様、どのような服装が適切か気になりますよね。
今回は公立や国立と、私立それぞれの学校に合わせたおすすめのコーディネートをご紹介します。安心して参加できるよう、以下のポイントを押さえておきましょう。
【私立】小学校説明会のおすすめ服装
私立の場合、比較的教育熱心でマナーを重視する親御さんが多い印象です。
カジュアルすぎる服装は避け、先生や保護者の方々とのコミュニケーションをスムーズに行えるような服装で説明会に参加しましょう。
・フォーマルなスタイル: スーツやワンピースなど、清潔感のある装い
・丈やサイズ: スカートやパンツの丈は膝丈が適切です。また、ジャケットやワンピースのサイズも身体に合ったものを選ぶことが大切です。
・靴: フォーマルなパンプスやローファーがおすすめです。歩きやすく、見た目もきれいな靴を選びましょう
子どもたちの入学前の大切な時期ですので、教育に対する家庭の姿勢や印象を大切にしたいですね。これらのポイントを参考に、素敵な説明会をお過ごしください。
【国公立】小学校説明会のおすすめ服装
公立小学校では、親御さんの服装はけっこうバラバラな印象です。しっかりスーツ着用の人もいれば、ジーンズにセーターという人も。
地域のカラーもあるので、気になるようなら前年度に参加した人や保育園・幼稚園の先輩ママに聞いてみるといいかもしれません。
周囲にも聞いてみると、全体的にはカジュアルなスタイルが多い印象でした。
ショッピングモールへ行くくらいの服装。きれいめのセーターにパンツスタイルで。1月後半でしたのでコートを着用。体育館は寒いと聞いていたのでパンツの下にタイツでしたが、上履きに履き替えたら足先が寒かった!(Kさん)
パパは参加できる?男性が母親の代わりに小学校説明会に出ても良い?
入学説明会ですが、最近はパパの姿も増えてきました。
説明会の多くは、平日開催のため共働き家庭にとっては、どちらか都合がつく方が行くケースが増えているのでしょう。
私(父親)が出席したが、思ったよりお父さんの姿もあってビックリした。うちは11歳、年が離れた子がおり、長男のときも私が説明会に行ったものの、男性の姿はほぼなく、居心地が悪かった。男性といえば自営業の人くらいと思っていたが、仕事の合間に抜け出してきたらしいビジネスマンの姿もあり、だいぶ変わったなという感じ。お父さん、あまり心配せず、普通に参加すれば大丈夫です(Oさん)
小学校説明会を欠席しても大丈夫?子どもは一緒に行くの?下の子どもは預ける?
小学校説明会は、特に初めてのお子さんの場合には、準備するものなど詳しい説明があるのでできれば参加したいもの。とはいえ、体調不良や仕事が休めない、代理の人も頼めないこともあるでしょう。
特に必要なのは資料、もし学用品や体操服などを注文している場合はその受取があるので、欠席時にはこれらを後日受け取れるよう学校に連絡しておきましょう。
子どもは一緒に連れて行くべき?
子どもと一緒にという指示がない限り(学校によっては、説明会当日に健康診断や面談をするところもあるので)、平日で幼稚園や保育園にあずけている時間帯であれば、入学する子どもは連れていきません。
時間帯によって子どもがいる場合には連れていくことは可能なはずですが、特に預かってくれるとか遊ぶ場所は用意されてはいません。
兄弟がいるけど説明会に連れて行っても良い?
連れてきても全く問題はありませんが、泣いたり飽きてしまった時にすぐ出られるよう、後ろや端に座るといいですね。
午後2時スタートだったので、幼稚園のお迎えとかぶるので困りました。結局、地域の他の小学校に行くママと説明会の日が違ったので、当日は子どものお迎えと公園で遊ばす形で互いに預けあいました。初めての子で小学校のことは全くわからなかったので、集中して話が聞けたので預けてよかったと思います(Uさん)
育休中でしたので、ベビーカーの置く場所などないと困ると思い、抱っこひもで5カ月の下の子を連れていきました。ただ荷物が多いので帰りが大変でしたし、ベビーカーも畳んで外におけるようなスペースがあったので、ベビーカーで行けばよかったと後から思いました。気になるなら学校に聞いてみるといいかも(Nさん)
子どもも連れて行きましたが(幼稚園で延長保育がないので預けられない)、あまり連れてきている人はいなかった。後ろの方に座り、メモ帳にお絵かきさせたりスマホをいじらせて乗り切りました。でも公立小学校では子連れの方がいないわけでもないし、赤ちゃん泣いていたり、走っている子がいたり、子どもを連れていかなくてはならないとしても、それほど神経質に考えなくても大丈夫なのでは?(Hさん)
ところで誰も知り合いがいないことを気にかけている方もいるかもしれませんが、心配いりません。
上にお子さんがいるママや幼稚園・保育園のママ同士で固まっているパターンもありますが、ひとりで来て、話を聞いてサッと帰るママも多いですよ。
席が隣になった人と、「今の説明わかりました?」「学校指定の上履きのことですよね?」と、なにげなく会話になることもよくあります。
入学してからでも保護者会や行事などで自然に話す機会があり、小学校でのママ友もそのうちできるでしょう。
服装や持ち物をしっかり準備して小学校説明会に備えよう!
入学を親子で楽しみに待つためにも、「きちんと準備した」と思えることが大事です。そのためにも多少の無理をしても小学校説明会には参加したいところです。
しかし、欠席の方も少なくありません。参加できない場合には資料等をどうするのか、事前に学校へ連絡したり知人に頼んだりと手配をしておくことを忘れないようにしましょう。
そして子どもに対して「そんな態度だと小学生になれないよ!」とか「大丈夫かしら、心配だわ」といったネガティブな言葉は控えたいもの。
それよりも、ランドセルや持ち物を一緒に確認しながら「もうすぐ小学生だね、楽しみだね」と話しかけてあげてください。
もしお子様が不安そうなら「初めてだもん、なんか心配だよね」と共感しつつ、「きっとみんな同じだよ、大丈夫!」と気持ちが前向きになるような声がけをしてあげてくださいね。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。