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2022.01.11

<レインウェア・長靴・傘>小学校入学準備の雨対策アイテム!選び方と気をつけたいポイント



4月の入学に向けて、多くの小学校では1月中旬から2月にかけて入学説明会が開かれます。入学説明会では、学校での過ごしかたやルール、入学式、入学までに身につけておきたい生活習慣などが紹介されます。準備すべき学用品やアイテムが気になる保護者も多いでしょう。
必須の入学準備品の一つが、傘や長靴など雨対策アイテムです。小学校は子どもだけで登下校するのでレインウェア・長靴・傘などの雨対策アイテムの役割が大きくなります。
この記事では、入学準備でそろえたい雨の日アイテムと入学説明会で確認したいポイントを紹介します。

レインウェアは、子どもが扱いやすいものを選ぼう


子どものレインウェアといえば、色とりどりのレインコート・雨合羽を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。傘を上手に扱うことがむずかしい小学校1年生には、レインウェアは必須といえます。

低学年は傘をつかわない?

別の小学校に通う、幼稚園時代のママ友と久しぶりにランチをしたら、「2年生まで傘の使用は禁止。雨の日はレインコートで登校する」と聞きました。わが子の学校にはそんなルールがないので、驚きました。(Tさん、小1、年少)

低学年は雨が降っているときは傘をつかわずにレインコートを着て登下校すると定めている小学校もあります。雨天時の登校ルールを、入学説明会で確認してください。

ランドセル対応レインコートは、子どもが学校内で取り扱えるか確認する

ランドセル商戦の年々早期化が進んでいます。ランドセル展示会をまわって、入学説明会前に購入予約済の方も多いでしょう。

ランドセル選びもこだわったので、大切なランドセルを雨に濡らすなんて絶対にイヤ!!と思って、ランドセルまでカバーできるレインコートを入学前に用意しました。雨の日にレインコートを着て登校しましたが、帰宅したらレインコートを着ていませんでした。しかも、大切なランドセルの中にぐちゃぐちゃに丸めて入れていたんです。
「レインコートが大きくて学校で干せないし、置き場がない。帰りにレインコートを着ようと思ったけど、むずかしい」と娘に言われました。
まだ体の小さい小学生には、ランドセル対応のレインコートは大きすぎて、扱いがむずかしかったんですね。小学校で干せないことも、私は入学前に想定していませんでした。(Qさん、小2)

せっかく選んだランドセルですから、雨で濡らしたくないですね。ランドセル対応型レインコートなら、ランドセルをすっぽりカバーできるので、雨の日でも安心です。しかし、小学校ではレインコートを干すようなスペースは確保されていないことが多いです。登校後に濡れたレインコートを置く場所に困ってしまうかもしれません。
下校時に着ようとしても、まだ体が小さい1年生はランドセル対応型レインコートを上手に着られないかもしれません。さらに、ランドセル対応型レインコートは通常のものよりかさばるので、着たり脱いだり収納したりなど、1年生が取り扱うにはむずかしい場合があります。
ランドセル対応型レインコートを購入するなら、脱いだり着たりする練習を入学前にしっかりしておきましょう。学校ではレインコートをランドセルやランドセル棚に入れることが多いので、大きめのビニール袋を用意してください。

ランドセルカバーとウィンドブレーカーでもOK

ランドセル型対応レインコートの取り扱いをむずかしく感じたら、ランドセルカバーの用意をおすすめします。最近のランドセルカバーは撥水効果が高く、さらにランドセルカバーをかければ雨を防ぐことができます。
ランドセルカバーは、入学後に市町村や地元の企業・プロスポーツチームなどから配布されることがあります。配布されてから、気に入ったランドセルカバーを購入するのもよいでしょう。ランドセルカバーの配布は毎年恒例のものもあるので、上級生ママに聞いてみるのもお勧めです。
レインウェアはレインコートにこだわらずに、、ウィンドブレーカーのような、撥水タイプのフード付きの上着を準備するのもいいでしょう。ウィンドブレーカーなら子どもが座る椅子にかけることができるので、学校での収納場所にも困りません。
元気があふれている子どもは、雨が降っても「傘なんてつかわなーい」と走り出しがちです。ウィンドブレーカーのような動きやすい上着タイプのレインウェアも検討してください。

雨の日アイテムが必要なのは、登下校時だけではありません。遠足や校外学習など外出する学校行事では雨具を用意するように小学校から指示されます。持ち運びしやすいレインウェアを用意すると便利です。

長靴は不便? 防水スニーカーも検討しよう


どんなに高性能な長靴でも、特に1年生は学校に着いた頃に靴下が濡れていることはよくあります。雨の日の朝に慌てないように、普段からランドセルには予備の靴下を入れておきましょう。予備の靴下はビニール袋に入れておけば、履き替えた濡れた靴下を持ち帰る時にも便利です。

雨の日は長靴と考えがちですが、長靴には不便な面もあります。

下駄箱に長靴が入らない?!

自宅から小学校まで距離があるので、長く歩いても濡れないような長靴を選びました。
帰宅後に娘が、「下駄箱に長靴が入らなかった」と言われてビックリです。娘の小学校の校舎は古くて、下駄箱も年季の入ったタイプ。ちょっと大きめの長靴は収納できない小さくて古いタイプの下駄箱だから、娘はどこに長靴を置けばいいのか迷ってしまったそうです。(Bさん、小2)

公立小学校では校舎の耐震化やバリアフリー化、空調設備の設置などが進められていますが、まだ改修前の学校も多くあります。学校施設の一つである下駄箱も、老朽化した旧式のものでは高さのある長靴は収納できません。
入学説明会で小学校を訪問する際には、可能なら下駄箱のサイズをチェックしてみましょう。先生に直接質問して確認することもお勧めです。

走り回れておしゃれな防水スニーカー

防水対策には長靴が最適ですが、子どもが履きたがらないこともよくあります。雨上がりに体育や昼休みに校庭に出るときに長靴だと、思い通りに走ることはむずかしいからです。

登校時は雨だけど、天気予報では雨はすぐにやんで晴れて日差しが強くなる日には、子どもに長靴をはかせるか迷います。体育が校庭である日に長靴は不便ですし、昼休みは走りまわりたい息子は長靴を嫌がります。(Vさん、小3)

近年、防水タイプのスニーカーはさまざまなタイプが登場しています。濡れることは防ぎつつ、運動しやすい防水スニーカーを用意しておくと、便利です。
おしゃれに敏感な子どもは、長靴を毛嫌いすることも多いでしょう。そんな子どもでも、防水スニーカーなら抵抗なく履いてくれるかもしれません。また、デザイン性の高い長靴もありますので、オシャレ心も防水機能も満足できる一足を探してください。

壊す・忘れることが多い傘は2本用意する


前述のとおり傘をささずに走り出すことや、学校のルールで傘をつかわないこともありますが、やっぱり傘は欠かせません。

子どもは傘は壊してしまうことが多いです。壊れにくい丈夫な傘を買っても、うちの息子は壊しました(笑)。わが家では安価な傘を2本常備するようにしています。すぐ壊れるうえに、忘れてくることも多いからです。(Xさん、小1)

個人差もあるとは思いますが、私の周りの低学年の子どもたちは本当によく傘を壊します。さらに、外出先に傘を忘れてくることも多いです。いざというときに慌てないように、あらかじめ傘は2本用意することをお勧めします。
折りたたみ傘を置き傘として用意するように指示する学校もあります。校外に移動する学校行事で雨具を用意する際にも、折りたたみ傘は便利です。通常のこうもり傘だけでなく、折りたたみ傘も用意しましょう。
折りたたみ傘は、使い慣れていないと1年生には取り扱いがむずかしいかもしれません。一人で折りたたみ傘を開く、閉じられるように、入学前に練習してください。

ご紹介してきたレインウェア、長靴、傘の他にも、用意して欲しいものがあります。濡れた体などをふくためのタオル、そのタオルを収納するビニール袋を普段からランドセルに入れておきましょう。
ランドセルに入らないものを入れるための手提げ袋は、撥水性・防水のある素材なら雨の日でも安心です。

気分が沈みがちな雨の日こそ、しっかり準備して楽しい小学校生活を!!


4月に小学校へ入学すると、子どもの生活は大きく変わります。新生活を楽しくスムーズに過ごすためには、気分が沈みがちで思わぬトラブルも多い雨の日の登下校対策が重要です。

入学準備では、子どもが使いやすい雨対策アイテムを用意しましょう。入学式の前に、子どもが一人で使いこなせるように、忘れずに練習してください。分からないこと、気になることは入学説明会で確認することをおすすめします。

入学準備は時間も手間もかかって大変ですが、春からの小学校生活が楽しくなるようにしたいですね。

大沢有貴子

大沢有貴子

家庭学習サポート専門家、ライター

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