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2017.02.22

【小学校入学】保育園・幼稚園卒の違いって本当にあるの?


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この時期、よく問題になるのが「保育園卒と幼稚園卒」の子ども達が小学校へ入学したときの「違い」です。「保育園」「幼稚園」と経てきた環境による違いって、本当にあるのでしょうか?

「入学式」でわかる!?「あの子は保育園、幼稚園」選別

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「保育園卒」「幼稚園組」実を言えば入学式当日に、私はこの小さな問題をはや耳にしたのです。

小学校入学式では、たまたま周囲に座っていたのが幼稚園組のママたちでした。式典が始まると、来賓の挨拶が続きます。話の途中でも「入学おめでとう」の言葉が出ると、子ども達の一部が一斉に「ありがとうございます!」と口を揃えて答えるではありませんか。

「うちの幼稚園の子たちよね」
「ほら、卒園式でもおめでとう、と言われたらありがとうございますとすぐに復唱するように散々練習させられたじゃない?」
「そうそう、だからきちんと答えるのよね~」
「手を揃えて座ってるわよ。幼稚園の子は違うわね」

ヒソヒソと話すママ軍団の言葉をよそに、私は単純にスゴイな~と子どもたちを見ていました。この時、実はその前の席に保育園卒のママ数人がいたんですよ。式典後、クラスへ戻る途中でこのママたちは憮然とした表情で声高に話していました。

「アレ、嫌みだよね」
「幼稚園の子はしっかりしている、保育園の子は何も出来ないみたいな空気だしてるよね~」

……まぁ、そうなんですが。実際に、幼稚園卒業してきた子たちは、「先生の指示に従う」「席について話を聞く」という事に慣れているんです。もっとハッキリ言えば、訓練されている。

逆に言えば、保育園の子はこうした長い行事と大勢の来客に見守られる環境にあまり慣れていません。だから、振り返って親を探したり、中には落ち着きなく立ち上がる子もいるかもしれません。

たかが小学校初日の数時間、その時点で「保育園と幼稚園からきた子の違い」がすでに保護者の間で俎上にのっていたというわけです。

大丈夫!どんな子もちゃんと小学校に慣れていくもの

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小学校1年の4月は、いわば「ならし保育」ならぬ「ならし小学校」です。幼稚園だってカラーがあるわけで、こうした教育的な訓練や行事に慣れていない子だっているのです。だから小学校では、大抵は4月からGWまでは勉強よりも

●登校してから席につくまでの流れを覚える
●先生が話したら静かに話を聞く
●トイレに行きたいなど意思表示を自分から先生に伝える
●集団で決まりを守って行動する
●休み時間とチャイムで時間行動をとる

こうした「学校生活面の指導」が中心となります。実際に教科書を使用し勉強や宿題が本格的にスタートするのは、大抵ゴールデンウィークあけです。

この「集団生活の基本」が、幼稚園ですでに身に付いている子が多いのは事実です。でもこれは単純な「訓練の差」でしかありません。ほんの数週間の小学校最初の指導で、どの子もすぐに「登校してから下校するまで」の過ごし方など覚えるものです。

しかもウチの学校の場合ですが、最初のうちは6年生のお世話役がつきます。ですが、この時期にパッと子どもを見比べると、自由行動であっちこっちへ行ってしまうのが、保育園からの子が多いんですね。それだけを見たり聞いたりしたママの中には、「ほら、保育園だから」という全く意味のない「差別化発言」をする人もいるんです。

どんな小さな事でも「優越感」を持ちたがる親はいます。正直なところ、わが子可愛さから、誰もが無意識に誰かと比べて「ウチはできる」と思ってしまう瞬間はあるものではないでしょうか。ところが、中にはこの「優越感」にすべてをかけるママが、なぜか必ずどこにでも一人や二人いるんですね。

そんなママのひとりかふたりが「保育園から来た子って」と言ったとしても柳に風と受け流しましょう。子どもを通してしか「優越感」を得られない人など、相手にしなければよいのです。しかもその優越感、たいしたことではありませんから!

「違い」が表面かするのは最初のいっときだけ

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この問題が取り沙汰されるのは、小学校入学からの「ほんのいっとき」でしかありません

子育てがどれほど長いものか、親はなかなか実感できません。

保育園の頃は保育園の事ばかりを考えるものですが、小学生になれば保育園時代のアレコレもやがてすっかり記憶が薄れるもの……そして中学、高校になると「その話、長男の時だったっけ、末っ子のときの事だったっけ」と、もはや、わが子の誰のエピソードだったかもわからなくなったりするんですから。ましてや入学直後の数週間など、長い子どもの人生の一瞬にも入りません。その時の「違い」など大きな問題ではないのです。

ズバリ結論から言えば、保育園卒だろうが幼稚園からこようが「子どもは子ども」です。それぞれに個性や性格があり、幼児期にどのような習慣や訓練を受けてきたかが入学時の最初に「いっとき」表面化するだけです。

どこからこようが「親も子も」新1年生!みんな同じ

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保育園でも幼稚園でも「やんちゃな子はやんちゃ」です。よく保育園児は「たくましく」幼稚園児は「躾けられている」という声を聞きますが、あくまで単純な印象の問題です。私立小学校の紺色の制服に黒い革靴姿を見ると「頭良さそうだよな〜」と思ってしまいませんか? 大人が既に持ってしまっている固定観念「保育園児だから、幼稚園卒だから」というイメージが影響しているような感じもしますね。

もしかしたら「幼稚園・保育園」実は一番違うのは「親」かもしれません。

幼稚園では、何かと親が出動します。行事なども保護者のお手伝いが当たり前、母親同士のサークル活動があったり、お茶会も頻繁だったりします。それが、小学校へ入学させると一気に「親の出番」が減った感じがして、ラクになったと思うと同時に「微妙に淋しく」感じたりもするのですね。

それが真逆なのが保育園に子どもを通わせていた親です。こちらは、保育園が至れり尽くせりですから、何でも「お任せ」で過ごして来た人もけっこういます。すると小学校に入学してみたら、平日に保護者会はあるわ、PTA役員決めはあるわ、朝から登校班の付添いに廃品回収なんてのも出てきたりして「なんか親の出番多くない?」と焦ります。

「保育園卒vs幼稚園組」、所属している場所が違うふたつが混じり合う最初のときに多少の軋轢が生まれるのも致し方ないのかもしれません。これまでやってきた「当たり前とおもってきた事」が違うのですから、相手に対する違和感を覚えるのでしょう。

ですが、子どもを見ていて下さい。あっという間に仲良くなり、保育園だ幼稚園だと気にしている親の方が「置いてけぼり」にされてしまいます。 子ども同士はお互いの性格や相性で仲良くなっていくんです。だけどいつまでたっても一部の親だけが「あそこは保育園だから」「幼稚園だからって」とやっているのはバカバカしい限りです。

新1年生を持つ親の気持ち、保育園からこようが幼稚園卒だろうが、何が違うと言うのでしょう。真新しいランドセルを背負った背中を見送る母の気持ちは、みんな同じです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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