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2016.02.26

働くママが第2子妊娠!わたしの体験記~後期編~


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妊娠後期!「妊娠性痒疹」発症

この、働くママが第2子妊娠!の記事。いままで初期編中期編を公開してきましたが、

いよいよ妊娠後期。ちょうど年の瀬の2015年12月に、妊娠8ヵ月を迎えました

相変わらず自宅で原稿を書いたり、校正したりしながら、少しずつ赤ちゃんグッズを揃え始めたり、入院グッズを準備したり……。

そんななか、原因不明の“体のかゆみ”発症!最初は「お風呂に入ると足がかゆい」程度だったので、季節的に乾燥が原因かな?と思っていました。

ところが、かゆみはひどくなる一方……上半身にもかゆみが広がっていき、体が温まると一層ひどくなるため、温熱蕁麻疹も疑いました。

お風呂に入ると、顔をのぞいてすべて真っ赤、ブツブツ。我慢できないほどのかゆみで引っかいてしまい、傷ができるほどに。

夜中もかゆみで度々目が覚めるようになりました

産院にそのことを相談してみると、「妊娠性痒疹かもしれない」とのこと。

なんでも、妊娠中期~後期にかけて、ホルモンバランスの変化などが原因で発症することがあるのだそう。

しかも、なぜか初産婦より経産婦のほうが発症する確率が高いのだとか!産院で、妊娠中でも使えるかゆみを抑える塗り薬・飲み薬を処方してもらいました。

しかし、その薬を使っても一向にかゆみはおさまらず……。

産院は「産んだら治ると思います」というけれど、そこまで待てない!そこで独自にいろいろ調べて試してみた結果、いちばん効果があったのが「ヨモギ」

古来万能薬として使われてきた「ヨモギ」は、肌荒れや湿疹、アトピーの改善に役立つほか、デトックス作用や口臭・体臭予防、便秘対策などにも効果があるのだそう。

そこで、ヨモギ風呂、ヨモギ石けん、ヨモギローション、ヨモギクリーム、ヨモギ茶……揃えられるものはすべてヨモギのものを使ってみました。

それらを続けてみること1週間。最初は夜中もかゆみで目が覚めて、ローションを塗ったりしていましたが、少しずつおさまってきました。

そして、3週間後にはすっかりかゆみがなくなり、肌の状態も元通りに!毎晩ローションとクリームを背中に塗ってくれていた夫と子どもも、「背中がキレイになってる!」と驚いていました。

自然由来なので子どもにも安心して使えますし、これからもヨモギのケアグッズとお茶は常備しておこうかなと思います。

 

「子宮頚管が短い」…安静生活を強いられる

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年末、仕事もプライベートも何かと慌ただしい時期。

産まれてくる赤ちゃんのためにも、できるだけ快適な空間にしておきたい!と、大掃除をしたり、家具の配置換えをしたり、不要なものを片づけて処分したりと、何かとバタバタしていました。

仕事もいつもより早めに納品しなくてはならない原稿があったり、請求書も早めに出さなくてはならなかったりして、無意識のうちに動きすぎていたのでしょうか……。

妊娠8ヵ月のある日、健診で「うーん、頭が下がりすぎてるな……」と言われてしまいました。

赤ちゃんの頭は恥骨のあたりまできており、子宮頚管をはかってみると2.2cm

通常、2.5cmを切ると「切迫早産の危険性がある」とみなされ、入院になってしまうそうです。

しかし、わたしは上の子もいるし、自分の親が近くに住んでいるわけでもなく、夫の休みも少ない……入院なんてしていられません

お腹の張りがあまり見られなかったこともあり、なんとか入院は間逃れました。

が、張り止めの薬を飲みながら「安静にしていてください」とのこと。

病院が言う“安静”とは、「食事とトイレ以外は横になっている」ことだそうです。そうしたいのは山々だけど、そんなの無理!!

ただ、できる限り外出はしないようにし、買い物はネットスーパーと生協を駆使、夕飯も手抜きしました。

もともと「何もしない」のが苦痛な性格なので、安静生活はとても難しく、ストレスを感じる日々でした。

わたしが安静生活になっても特に家事を代わってくれるわけでもない(代わるヒマもない)夫、言うことを聞いてくれない娘にイライラ。

そして、やりたいことができない、行きたい場所に行けない現状にイライラ……。

その後も子宮頚管が長くなることはなく、健診のたびに「1.8cmしかないから安静にしてて!」と言われ続けました。

いつ入院になるかもわからないので、仕事の納品先すべてに事情を説明し、前倒しで納品できるものは急いで納品。

外注先のギャラも前倒して支払いました。

新たな仕事の依頼もいただきましたが、状況を説明してお断りすることも……これは本当に残念・無念でしたが、「赤ちゃんのため!」と思って、産後の楽しみにすることにしました。

安静生活&年末年始で着々と体重増加

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なんとか入院はしないまま、年末年始を迎えることができました。

クリスマスは、ケーキ嫌いの夫、イチゴ嫌いの娘に代わって積極的にケーキを食べ、正月休みは夫の実家で連日ご飯をごちそうになり……要安静生活が続いていたため下手に動くこともできず、着々と体重は増加。

いつの間にやら10kg増!ひとりめのときより体重増加が緩やかだったはずが、すっかり追いついてしまいました。

思うように動くことができなくなり、仕事も手を離れた状況で、「食べる」ことで欲求を満たしていたのかもしれません。

そんななか、わたしを助けてくれたのは友人の存在

「保育園のお迎えするよ~!」と言ってくれたり、娘はお休みだけど夫は仕事で不在の土曜日に家に来てくれたり、手作りのヘルシーなお惣菜を差し入れしてくれたり……。

本当に助かりました!わたしはなかなか自分から人に頼ることができない性格なのですが、それを察して言ってくれる・やってくれるのが本当に嬉しかったです。

一時は娘を義実家に預けようかと考えたこともありましたが、娘とふたりで過ごせる時間もあとわずかだと思うと、一緒にいたい気持ちが強く……休みの日は思い切り外で遊ばせてあげることもできず、ガマンさせてしまった部分も多かったですが、娘はしっかり状況を理解してくれていました。

娘にも本当に感謝です

誕生日とともに迎えた臨月!

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2月のある日、誕生日と同日に臨月を迎えました。

しばらく要安静生活で、毎日ハラハラドキドキ、ストレスの多い日々を過ごしていたため、誕生日を迎えたことよりも臨月を迎えられたことが本当に嬉しかった!

お腹のなかの赤ちゃんは、ずっと下がり気味ではあったものの発育は順調で、36週で推定体重2500g程度。ただ、36週ではまだ早産。

37週からが正産期となるので、1週間指折り数えました。

そして産前最後の大仕事、「確定申告」もなんとか終了!初めての青色申告でしたが、早めに進めていたことと、事前にいろいろと調べておいたこと、青色申告ソフトを使っていたことで、わりとスムーズにできました。

そして先日、無事37週を迎えました!推定体重は2900g程度。「もういつ産まれても大丈夫だね」と先生にも言われ、本当にホッとしました

上の娘は38週ぴったりで産まれているため、今ドキドキしながら日々を過ごしているところです。ただ、数日後に娘の学習発表会を控えているため、そこまではお腹にとどまっていてほしいところ……!でもそればっかりは誰にも予測できないので、あとは時を待つのみです。

出産は2度目ですが、正直、楽しみよりも恐怖のほうが大きいです……1度経験しているからこそでしょうか

産後も上の娘が何かと気になるでしょうし、不安は大きいです。

が、新生児への対応はきっと1人目のときよりも少し余裕をもてる気がしています。

 

自分のスタイルは自分でつくる!?

安静生活を強いられたこともあり、途中から仕事どころではなくなってしまいましたが、産後様子をみながら少しずつ仕事復帰していこうと思っています。そして、新たに勉強したいこと、挑戦したいこともあったり……。ただ、産まれたあとの生活はそのときにしかわからないので、そのときの自分はどんなスタイルで働くのがベストか、またじっくり考えたいと思います。

女性の一生には、節目や転機がいっぱいです。そのたびにつまずくことも多いですし、まだまだ社会環境が整っていないと感じることも多いですが、逆に言うと、そのたびに考える・やり直すきっかけがつくれるということです。

自分に合った仕事のスタイル、家庭との両立の仕方は、自分でつくっていく・手に入れるべきもの。産後、さらにパワーアップしている自分を想像しながら、ひとまず出産を乗り切ります!そして、「仕事も育児も楽しむ!」ことを、改めておさらいしたいと思っています。

産後の記事も機会があれば書かせていただきたいと思っていますので、お楽しみに……!

 

 

岩崎未来

岩﨑未来

フリーライター・エディター

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