2018.06.28
【1歳半〜3歳児】子供の癇癪がひどい!「でも大丈夫」な理由と対策法教えます
癇癪をおこして、ひっくり返って泣く子供・・・という話で、都内某駅ホームのど真ん中で突如、癇癪玉を爆発させた、次男当時2歳のことを思い出しました。
いや、あれは大変だった。
とにかく何か気に入らなかったのでしょうね、大泣きするだけならともかく、抱っこしてもずり落ちるくらい暴れ、周囲からはガン見され、ホームは危ないからとズルズルと階段をおりるさなかに、どうしたわけか次男坊はいきなりつかんでいた私の腕を噛んだ! 瞬間的に私の頭は沸騰し、思わず子どもの腕を叩いたもんで、周囲の視線はますますイタイことになり、こっちが泣きたくなりましたよ。結局、そこからタクシーで帰宅し、ようやく家について落ち着いたところで
「噛んではいけない!」
と叱ったのですが、再び癇癪爆発! あの日はほんっとーに大変だった・・・と今でこそ思い出話のように語れるのですが。正直「子育て勘弁してよ」と思った出来事でした。癇癪起こす子どもって珍しいのでしょうか? いいえ。きっと多くのママが1度は経験しているのです。
子どもの癇癪「おさまるまで待つ」しかない
うちは3人子どもがいて、それなりに子育てわかっているつもりだったのですが、末っ子の癇癪がヒドくて本当に手こずりました。結局、いつもまず窓を閉め(周囲の人が驚くであろうぐらい大声で泣くので)しばらく放っておくしかなかったです。放置、ではなく「見守りつつ放っておく」ってとこかな。だいたい30分くらいだったと思いますが、その最中は永遠にも思える長さでした・・・(Nさん/40歳)
癇癪おこしたら、何してもダメですね。抱っこはもちろん、何が理由かもわからないから、なだめようがない。ただただ時が過ぎるのを待つだけです。でも家ならそれでいいけど、外でやられると本当に困るんですよね。とにかく、大勢の人がいるところから連れだすしかなかったです。端から見ると、ひっくり返って泣いている子に何もしない親、と見えたでしょうが、違うんです、何かするほうが逆効果で余計に泣く、と、みんなに訴えたかったです(Iさん/33歳)
普段ならお菓子とか、まぁいいか悪いかは別にしてもタブレット渡したりすると興味がそれるんですけど、本当に癇癪をおこすと何をしてもダメです。いろいろ、なだめようとしているうちに、だんだんこっちの癇癪が爆発しそうになっちゃいます。結局、知らんぷりして、台所片付けたり洗濯物やったり、とにかく自分がやり過ごすようにしていると、気づくとおさまっていることが多いと思います(Oさん/28歳)
子どもの癇癪「対策法」なんとかやってます
ものすごい癇癪おこしてた時、たまたま宅配便が届いたんですよね。しょうがないから子供をそのままにしてドアをあけて対応していたら、急にトコトコ歩いてきて、もうおさまっていた。いきなりパッと違う場面? 環境?になると、パタっとおさまることはある気がします。まぁいつでも使える技ではないんですけど、参考までに(Iさん/33歳)
おばあちゃんちでも、何かのきっかけで当時2歳だった娘が大癇癪を起こしました。私は怒る、私の母はなだめる、とふたりがかりで相手にしても、余計に泣くばかり。そこにいた曾祖母(89歳)がひと言「いいねえ、憂さ晴らしだよ」と。いいねぇ? 何言ってんだ、ばーちゃん!と怒鳴りそうになったけど、え、待てよ、そうか、憂さ晴らしなのか、と思うとストンとなんか落ち着いた。こっちも落ち着いたら、いつの間にか子供も落ち着いていた。同じ場所にいってしまうと、こういう場合はダメなのかも。異次元にいるつもりで、最初は冷静に見守りつつ、モノに当たったり壊したりはしないよう安全にだけ気をつけて、嵐が過ぎ去るのをまってます。一種のガス抜きなんだと。憂さ晴らし、憂さ晴らし・・・と念じながら(Mさん/32歳)
家にいる場合はなるべく、真っ最中はスルーしていますが、それでも私の方がカッとなることもありますね。思わず手が出るというか、怒鳴りつけたくなるので、この場合はよく言われるように、ひとまず隣の寝室に行きます。ただ、単純に爆発しているだけならいいけど、あまりに行動がヒドイ時にはやはりその場で怒ります。子どもに共感するのも大事だけど、それでもダメなことはダメと教えるのは、小さい時から必要かな、と思っているので(Tさん/38歳)
いつか子どもは全ての大変なことを「精算」してくれるんです
1歳を過ぎた頃から3歳くらいまで、でも私が知る限りではもっと上の年齢でも、やっぱり「癇癪玉を破裂させる」って子はいるんですね。
よく「扱いづらい子」とか、「大変な子」という言い方をしますが、これは過ぎてしまった先輩ママからすれば「ずっとは続かないよ」ってことになります。それに小さい時はとっても良い子で苦労知らずだったのに、大学生デビューかなんかでずいぶん後になってから「もはや、親の言うことなんて聞きやしないけど、このままで大丈夫なのかしら」と頭を抱えることだって、あるでしょう。
では、大きくなって成人して、いっぱしの社会人になったら母親は心配いらずなのでしょうか。
子どもは子どもで、親は結局ずっと心配をするものです。理由はいつだって、最後のところはわからないまま、親子共に迷い、悩み、不安に思い、そして互いに責めるような気持ちも持つでしょう。
そんな大変な子育てだけれど、同時に不思議なことに、どこかで、いつかはわからないけれど、子供というのは親に「一生懸命育てて良かった」と心から思うような一瞬を必ず、いつか、くれるんです。
それは今日かもしれないし、来年かもしれないし、ずーっと先かもしれません。本来、親が子どもを育てるのは何かを返してもらったり、優越感を求めているわけではないはずだけれども、それでも親だから、「良い子」だったり「なんでも出来る子」や「リレーの選手で自慢の子ども」だったりすることを、どこかで望んでしまう。それは親として、私はやっぱり、ちょっぴり思ってしまうのは当然といえば当然だと思いもします。
だけれども、今、もしかして癇癪玉を大爆発させて、ママを辟易させていたとしても、本当に大丈夫なんです。難しいかもしれないけれど、頑張って子育てしていたら、どこかでいつか「良かったな」と思います。たぶん、今だって、落ち着いて考えてみたら子どもから、とても素敵な思い出や嬉しい瞬間をプレゼントしてもらっているはずですから。
今日、ギャーギャー泣いて、ウンザリしたかもしれないけれど。あなたは母親として、とても頑張っている。それをいつか、子どもが「ママありがとう」と言う日がきっと、いいえ、必ず来ます。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。