2018.09.26
【小学生】いつから一人で自転車で出かけてOK?先輩ママたちの体験談
小学生を持つママたちにとって「いつから、子供ひとりで自転車で出かけさせるか?」は大きな悩みではないものの、けっこう迷うところもあって、よく話題にものぼります。
住んでいる地域の環境が大きく影響もしますから、都心部と地方では違うでしょうが、今回は「低学年のうちから」「3〜4年生で」「小学校の間は禁止」という3つの意見に分けて、それぞれの体験談をまとめました。「そろそろ、ひとりで自転車で出かけさせようかしら」と考えている皆さんの参考になればと思います。
ひとりで自転車お出かけ「小学3年・4年生」で解禁が多い
▪ 保護者会で〝安全教室が行われる小3の春を過ぎてから〟と説明があったので、子供二人とも小3のGW明けからですね。休み中に、よく行きそうな場所(公園・友だちの家など)にパパと一緒に自転車で行く練習をして、パパから「きちんとできました!」とお墨付きを貰わないとダメという我が家ルールにしています。
▪ 4年生。罰則があるような決まりではないが、小学校としては自転車教室のある4年生を過ぎてから「ひとりで自転車で出かける」ようにして欲しいと話があった。守っていない家庭も多いが、うちは学校の指示通りにしています。
▪ 交通安全教室は、警察官もきて公道の走り方や、実際に事故があった話、ヘルメットをかぶる大切さ、他に地元の自転車屋さんがきて、自転車の整備などについても話があり、同席していてとても有意義だと思った。長男の時はそうした教室がなく、何となくみんなが自転車で公園に集まるようになる3年生くらいから許していたが、次男、末っ子はこの教室の後からひとりで乗っていい、ということにしています。
▪ 近所の家では小1から、自転車でひとりで出かけさせています。何度か見かけましたが、信号のない交差点を止まりもせず、けっこうなスピード出して坂道をおりていったり、危ないなぁと感じました。うちは小4になる前の春休みに、よく行く公園、友だちの家、図書館など出かけそうな所にパパと何度か自転車で行き、左折する車がいる交差点では青信号でも止まるとか、ここは人通りが多いから自転車おりて押す、など具体的に教えてから許可しました。
都心部ではこれくらいやっても、ちょっと不安は残ります。
多かったのは「学校の交通安全教室」を終了してから、という意見ですね。学校側もそれまでは禁止している所が多いようです。
友だち同士の交流が増え、どこかに集まる時も「みんな自転車でくるようになって」なんとなくしょうがないか、と許可したという意見もありました。塾通いがスタートし、少し遠いために「ひとりで自転車に乗って通塾する」ようになったという声もけっこうありました。
いずれにしても、それなりの判断がつく年齢になり、地域の道路事情も把握できる小学校中学年が最も多いようです。
小1・小2でデビューも実はけっこういる
▪ よく遊ぶ一番大きな公園は歩くと20分くらいはかかります。交通量もさほど多くないので、小学校2年生くらいから乗ってますね。まぁ平日は学童なので乗らないですが。
▪ 周囲は畑でのんびりした地域ですが、逆に軽トラなんかがけっこうなスピードで走ってもいるので、必ずヘルメットをかぶり、自転車でひとりで行っていい場所も決めてあります。小2の夏休みくらいからです。
▪ 性格にもよると思います。うちは長女はもともと慎重なタイプで、小1からひとりで乗って出かけてました。ただ弟の方は落ち着きがない上にすぐふざけてテンションがあがるので、これはまだ危ないと思って、現在小3ですが、ひとりで自転車で出かけるのは禁止しています。
▪ 小1ですが、普通にひとりで自転車に乗って友だちの家とか出かけています。周囲の子たちも乗っているので、あまり考えず、普通かなと思うんですが。すぐ近くに実家があり学童に入れていないので、よく公園で遊ぶ約束をしてきますが、ちょっと遠くて自転車だとちょうどいいし。行く場所はだいたい決まっていて、通る道は決めてあります。
小学校の間は「ひとりで自転車お出かけ」禁止
▪ 小学校で「自転車で子どもだけで外出禁止」なので、普段は許可はしていません。ただ、夏休み中とか、高学年になると少し遠い公園や公営プールに行く時などは乗っていました。
▪ 車の交通量も多く、事故が多発している地域なので、周囲を見てもほとんど、子どもだけで自転車移動というのはないですね。ひとりで自転車で出かけ、他の自転車と接触、さらに走っていた軽自動車とも接触した同級生(小4です)がいましたし、ウチでは親と一緒の時以外は完全に禁止にしています。
▪ 基本的に禁止しています。子どもがひとりで出かけるのに歩いていけない場所はないし、小学生のうちは自転車がないといけないくらい遠い場所にひとりで行くこと自体がどうかと思うので。
「油断大敵」慣れてからこそ注意が必要!
学校で安全教室があるなら、その授業を受けてから、というのが個人的にはベストかなと思いました。筆者の次男の小学校では授業ではなく「土曜の午後にPTA主催で自由参加」でしたが、多くの子が参加していました。
当日は父兄同伴(大人が来られない場合は、誰か別の人に一緒に連れていってもらう)で普段乗っている自転車で学校に集合、簡単なコースができていて乗りながら指導を受けたり、警察官が近隣の道路の地図を見ながら事故が多い場所、なぜ事故が多いかを説明してくれたり、「自転車は免許がないけど、車と同じようにルールを守らないと罰則がある」という話もありました。
きちんと指導を受けると同時に、警察官による説明は子どもにも説得力があるので、参加させて良かったと思っています。
ただ、実際にひとりで乗らせるようになって思ったのは
「油断大敵」
であるということ。いざ、ひとり自転車デビューをした当初は、子どもも緊張しています。親も出かける前からあれやこれやと注意もします。
それが高学年にもなると、子どもも慣れてしまい、友だち同士並んでしゃべりながら走る、ペットボトル片手に乗っている、果てはスマホをいじって乗る子も目につきますから、危険性も高くなります。
最近では自転車による事故が非常に大きな問題となっていることは、皆さんご存知でしょう。日常的に使うことが多い自転車だからこそ、慣れてくると当たり前になってしまいがちです。でも、
〝必ず交通規則を守ること〟〝注意散漫になるような行為をしないこと〟をウンザリするくらい繰り返し子どもに注意し続けるしかありません。
なんといっても事故が起きてからでは遅いのですから。自転車は自分がケガをする危険性だけでなく、加害者になるリスクもあるということ、ここを子どもに理解させるのも重要かなと思います。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。