2019.04.02
有給使って参加する価値あり!「一日保育士体験」ってどんなことするの?
保育園の様子をもっと知ってもらうための保育参観。園によっては一日保育士体験を実施しているところもあります。我が子が通う保育園の保育士体験に
参加したママから話を聞いて気にはなっていたのですが、なかなかふんぎりがつきませんでした。でも我が子の園での様子は気になります。
そんなとき、先生から「ぜひ、島田さんに参加して頂きたいです!」とお誘いが。保育園の様子なんて、保育士さんでなければ見る機会もないかも……ということで、ついに参加を申し込みました。もしお子さんが通園中の保育園で保育士体験できる機会があったら、ぜひとも参加をおすすめします!
保育士体験のスケジュール
私が参加した1歳クラスの一日保育士体験(1歳児クラス)スケジュールは以下の通りです。(園によって内容は多少異なります)。
9:30~ 子供と登園
10:00~ 園庭遊び
11:30~ お昼ご飯
12:30~ お昼寝
15:00~ おやつ
15:30~ 室内遊び
~16:30 終了
上記の通り終日、園児と一緒に過ごします。「参観」ではなく「体験」なので、保護者は観るだけでなく一緒に行動して、保育園の一日をリアルに体験するという趣旨のようです。
「保育士体験」とありますが、保育士さんのするようなお仕事をまかされるわけではないので心配しなくてOK。本の片付けや着替えを少し手伝うことはありますが、基本は遊びに付き合う程度です。
服装も何も言われませんでしたが、動きやすい普段着がベター。私はモチベーションアップのためにエプロンを持っていきましたが、昼食、おやつ代計500円以外、園からもってくるようにと指示されたものはありませんでした。
体験スタート! 〜おそとへ行こう!
保育園に到着。でも帰らない私に我が子(2歳女)はすでに困惑気味。いつもは元気いっぱいに園庭へ繰り出すそうですが、今日は私にしがみついて離れない。仕方ないので肩からぶら下げて一緒に外に出ても離れない。彼女が泣きながらしきりに指差す方を見ると、なんと園庭から外への出口。「ママいるんだったら帰ろうよ」っていうことですね。
園内に入るまでしがみつき&泣きつく我が子。他の園児の様子を見る余裕もなく、我が子の普段の様子も一切見ることなく園庭遊びは終了。
オトナな態度にびっくり!? お昼ご飯
ぐだぐだの我が子に巻き付かれながら私は「しまったなー」と感じていました。
普段の生活っていっても、私がいたんじゃあ普段じゃないよね。この調子で夕方まで過ごすのは地獄だ……。
しかしそれは思い過ごしでした。十数人の1歳児クラス全員は3、4人ごとのグループに分かれ順々に園庭から戻ります。その流れで手を洗い、着替え、お昼のテーブルに着席。我が子いつもの流れに乗り出すと、自然と私から離れていきました。
園児のすみやかな行動に「さずが保育のプロ!」と感心しました。
また、それに対応できる赤ちゃんたちも立派! 私はもっとカオスと混乱が待ち受けているのかと思いましたが、まるで家とは別人のように大人しく順番を待ち、次のところへ自分から行くのです。脅されてしつけられているわけでもなさそう。
子供たちの落ち着いた様子が、私にとっては一番の衝撃でした。
お昼も思ったほどの騒動はまったくなく、おふざけよりも食欲が勝るという感じでガツガツいく園児たち。私が参加したのは10月なので、1歳児クラスの園児は自分で食べることができ手もかかりません。なのでたちまち終了。
お昼寝もすみやかに
さあ、食べたら寝ます。園児たちは自分の布団が敷かれたところに自分でいきます。眠れる子はそのまま寝てしまいます。ぐずる子のほうが少ないくらい。これも驚きでした。家ではいつまでたっても起きていますからね。
我が子は自分の布団に横になったものの、やはり私がいるからかソワソワ。1時間近く揺すったり何だりしても寝ないので、見かねた先生が私にかわって寝かせてくれました。たった5分で。寝付きの悪そうな子供も先生がみんな寝かせてしまいます。
落ち着くと先生方は連絡帳の記載。5分ごとに園児の呼吸チェックもしっかりされていました。
おやつ〜室内遊び〜終了!
目が覚めた子からおやつの席につき、これまたさくっと終了。私がいることにやっと慣れた我が子は、慣れた様子でおままごとセットを選び、遊び始めました。
それにしても園児たちがみんなフレンドリー! われもわれもと寄ってきて、私の膝に座ったり、芸(?)を披露して気を引こうとしたり大にぎわいです。なんだか人気者になった気分。ただいっしょにワイワイしていただけですが、みんなとってもかわいくて心癒される時間でした。
そして、16:30には終了。休み時間がないのはちょっと疲れましたが、これといった仕事はまかされなかったのでなんとか乗り切れました。
今回の体験で感じたこと
1. 保育園は保育のプロ!
乳児から通園しても早すぎることはなく、貴重な経験がたくさんできるんだということを実感しました。
2.先生と子供たちの笑顔があふれていて、保護者として安心できた
なんとなくはわかっているつもりでしたが、やはり実際に一日経験してみてわかることはたくさんありました。保育園との距離がより縮まった気がします。
3. 子供がみな思ったよりしっかりしていてびっくり
保育園にいる時の我が子や子供たちを見ると、いつもと違って成長を感じる気がしました。
ぜひ多くの方に、機会があれば保育体験への参加をおすすめします。自分の子供ばかり見ているとどうしても視野が狭くなりがち。本当に様々な気づきに出会えますよ。ちなみに私は園児たちに顔を覚えてもらえて、いつもの送迎がちょっぴり楽しみになりました!
シマダレコード
ライター