2020.01.24
出産前に性別を聞く?あえて聞かないのもアリ!
不明瞭な部分が多かった以前とは違い、性別だけではなく、産前にはっきりと赤ちゃんの顔つきまでも分かるようになりました。統計によるとほとんどの方が産まれる前に性別を確認するとのこと。周囲からや外出時に外で声を掛けられる時も「男の子?女の子?」と聞かれることもよくあります。第二子を妊娠の際、あえて「聞かなかった」体験談をお届けします。
赤ちゃんの性別を、出産前に医師に確認する人は94%
妊娠5ヵ月か6ヵ月ころになると検診の際、エコーで性別が分かるようになってきます。統計では94%もの妊婦さんが出産前に性別を確認しているそうです。理由としては「赤ちゃんのグッズの準備」や「名前」など様々でしょうが、一番は赤ちゃんの情報を少しでも知りたいという気持ちなのではないでしょうか。わたしもはじめての妊娠時は性別が確認できるタイミングになって直ぐに担当医に確認していました。
「赤ちゃんの性別を、出産前に医師に確認しましたか?」という質問に対し、「はい」が94%と大多数になりました。「いいえ」と回答した方のなかには「まだ早くて聞けない(聞きたい)」(神奈川県 32歳 )という妊娠中の方も。また、「どちらでも楽しみだし、特に準備する物もなかったので。 産まれた後の楽しみにとっておこうと思った」(北海道 33歳)などの声も寄せられています。
知らない人にも性別聞く?
妊娠後期、大きくなったお腹を見て「何か月?」の後の二言目に「男の子?女の子?」と聞かれることが多くあります。電車やエレベーターの中など、街中でたまたま声を掛けられた時でも性別を質問されることが多い気がします。深い意味がないのか分かりますし、声を掛けてもらえるのはとてもありがたいのですが、当然の流れかのように繰り返される質問に少し違和感を感じることもありました。特に何事にも過敏になっていた長男の時は聞かれた時に『それってあなたに関係ある!?』なんて思い、だんだんとストレスになっていってしまいました。
あえて「聞かない」選択
下の子を妊娠した時、出産まで性別を「聞かない」と決めました。もちろん気にならないかといえば嘘になりますが、そのほうがストレスからも解放され、より出産時が思い出に残るのではないかと思いました。
周囲から「準備はどうするの?」などと言われましたが、事前の準備といってもベビー布団やおもちゃなど、長子の頃のものがありましたし、産後すぐに必要なものといえばおむつと肌着くらい。必要なものがあればネットで買えば直ぐに届きますし、産まれてから買っても十分間に合います。「聞かない」場合で困ったりするような事もありませんでした。
検診の数を重ねるたびに、両実家や周囲に性別を聞かれましたが一貫して「分からない」で押し通しました。私自身は、もちろんどちらの性別でもいいけれど長子が男の子だったため、正直ふたり目は女の子がいいな、なんてうっすら考えていました。
病院での申告は徹底的に!
「聞かない」選択を決めた後、病院で申告を徹底しました。バースプランへの記入はもちろんのこと、検診の際に「うっかり」なんて事がないように毎回病院で申告していました。せっかく聞くのを我慢していても、ふとした瞬間に聞いて願っていないタイミングで性別が分かってしまうのはどうしても避けたかったので、先生だけではなく、検査技師の方やナースの方にも性別を聞かないことを逐一言って、知らないままでいることに協力してもらいました。それでも検診時はやはり性別を知りたい衝動にかられ、毎回「聞いてしまおうか」「楽しみにしておくか」と葛藤していました。
いよいよ出産!感動も倍
壮絶な痛みの後、ようやく誕生した第二子。丸一日かかった長男の出産時とは違い、陣痛が起きてから4時間程で生まれたスピード出産でした。産まれた直後に担当してくれた助産師さんが「おめでとうございます!どっちか分かりますか!?」と産まれたばかりのわが子を目の前に掲げてくれ、その時に初めてお腹の中にいたのが娘だったことを知りました。女の子がいいな、とうっすら願っていたこともありますが、お腹にいたのはあなただったのね、と出産時の感動が倍増に感じました。
「聞かない」選択、いかがでしょうか。出産時がより感動的に感じるのでおすすめです。
牛嶋絵美
ライター