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2019.11.07

陣痛がこない!予定日過ぎたあとの日々どう過ごしていた?<ママの体験談>



無事に臨月に入り、大きくなったお腹をさすりながら「もうこの胎動は感じられなくなるのね」「早く赤ちゃんに会いたい」と少しの寂しさと愛おしさが全開に!陣痛がくるその時をいまかいまかと待ちかまえ、予定日が近づくにつれ緊張もピークに。新しいベビーベッド、肌着、入院セットの準備も最終確認もばっちり!無事に予定日もすぎて・・・ってあれ?いつまで経っても陣痛こなくない?

予定日はあくまでも予定


妊娠前の最終月経開始日から280日目(妊娠40週0日)を出産予定日といい、あくまでも予定日なので確実なものではありません。実際、予定日当日に分娩する人は全体の約5パーセントで、約85パーセントは予定日の前後4週間に分娩しているとの統計もあります。予定日の3週間前から2週間後の間は正産期と呼ばれ、10日以上過ぎた場合病院によっては促進剤をつかうなどの対応もあるので、予定日が過ぎても慌てる必要はありません。

ですが、確実に痛いであろう未知数な陣痛の痛みや出産の不安感から妊娠中かなり意識してきた予定日が過ぎるとどうしても気になってしまいますね。

ネットにあふれるジンクスの数々!


「陣痛 こない」などとネットで検索すると山のように出てくるジンクス。

・オロナミンCを飲む
・焼肉を食べる
・ラベンダーの香り
・ららぽーとへ行く
・階段昇降
・スクワット
・ウォーキング・・・・・などなど

私もすがるような思いで、ネットにある情報をかき集めて片っ端から試しました。1日30分以上歩くようにしたり、マンションのエレベーターを使わずに階段を使うようにしたり・・・しかしお腹がたまに張ることはあっても陣痛に繋がるようなそぶりは全くなく、検診に行ってもビクともせず妊娠検査のチケットだけが消えていきました。

数々のジンクスも打ち負かす鉄壁の子宮口・・・。

不安から情緒不安定に・・・


初産の時、いつ陣痛や破水が起こるかわからないという緊張感と出産への不安がありつつ、日にちだけが過ぎていくというのは想像以上に精神的にダメージがあるものでした。義母や友人からの心配の連絡や言葉に過剰に敏感になってしまい、「お腹の子は会いたいと思っていないのかもしれない」と思い泣いたりと徐々に精神不安定になっていきました。

予定日前後に休みまで取り、楽しみにしてくれている実父の姿にプレッシャーを感じ、里帰り出産をしていながら反抗期の中学生のように実父の発言や行動にイライラし、あたってしまうようになりました。そんな大人げない自分が嫌で、さらに「なんで陣痛がこない!?」と自分を追いつめたりしてしまいました。

ついにおしるしが!!

予定日から5日が経ち、検診に行くも何事もなく終了。先生に聞くも「正産期だから大丈夫」と言われ帰宅しました。肩をおとしつつ帰宅し、トイレに行くとなんとおしるしが!!病院に電話すると予定日も過ぎていることだし、と入院を勧められました。微弱に痛みだしたお腹をさすりながら、夫や家族にいよいよ出産だと連絡し、入院しました。しかし、一晩経っても本陣痛には繋がらず、そのまま朝を迎え帰宅することに。帰宅後、これまで張りつめていた感情が爆発し大号泣してしまいました。

号泣したことで気持ちの発散ができたのか、それからは落ち着いた気持ちで過ごせるようになりました。

結局その後も陣痛は来ず、促進剤投与のため計画入院する予定だったその日の朝にようやく本陣痛がきて無事に長男を出産しました。予定日超過10日目のことでした。たった10日のことなのに、とてつもなく長く感じた10日だったと思います。

ふたり目も予定日超過!

長女を妊娠してから「ふたり目だから予定日よりも早く産まれる」と周囲に言われ、なんとなく自分でもそうなんだろうと思っていました。しかし、正産期にはいり予定日が近づいても陣痛は起こらず、検診に行っても子宮口もひらいていないようでした。自宅にこもっていようとすれば出来た初産の時とは違い、上の子がいるとずっと家に居るわけにもいきません。臨月になっても人と会う機会が多いため、毎日のように「まだかな?」と声をかけていただきました。

やはり予定日が近づくとピリピリとしてしまい、気持ちが焦ったり不安になりました。あらゆるものに敏感になっていましたが、「自分ではどうしようもない。産まれないときはなにしても産まれない。」と開き直ると少しこころが楽になりました。

二回の出産はどちらも予定日から過ぎての出産でした。予定日超過の時期はどうしたってそわそわとした気持ちになってしまいますが、達観して落ち着いて過ごすほかないのだと思います。月並みですがひとりで本を読んだり、映画を見たり、と落ち着いて過ごす時間は産後なかなかとれません。なるべくゆったりと残りわずかな妊娠期を楽しめるよう工夫するのが一番なのではと思います。

牛嶋絵美

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