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2019.10.08

子どもが「パパっ子」でイライラ!「ママイヤ」の言葉にメンタルボロボロ体験談



「パパ見知りがあって大変・・・」「ママじゃないとダメで・・・」といった悩みを耳にすることが多く、夫の仕事柄ほとんどワンオペわが家ならきっとそんな日が必ずくる!と心構えをしていた私でしたが実際息子はパパっ子に。さらに「ママじゃなくてパパがいい!」と言われてメンタルはズタボロに・・・。切ない体験談をご紹介します。

1歳を過ぎたあたりからパパ好きに


夫は仕事柄帰宅が遅く、夜夫が帰ってくる時間には子どもは就寝。平日子どもと一緒にいれる時間は朝の出勤前のみ。触れ合う時間が少ないせいで育児に消極的になってしまったら嫌だなと思い、夫が家にいれる時はがっつりと子どもを任せ私はサポートに回るようにしていました。その効果かはわかりませんが息子もすっかりパパが大好きになりました。普段はわたしひとりのワンオペ育児な為、家事とお世話とで始終てんやわんやしていますが、パパが居る時ならば何かに妨げられることなく存分に遊んでもらえるというのも息子にとって良かったようでした。
次第に結婚式や美容室に行きたいときなど、休日にパパひとりに息子を任せても問題なく過ごせるように。

パパイヤ期ならぬママイヤ期!?


パパイヤ期というのをご存じですか?イヤイヤ期に差し掛かるあたりからママが大好きであるがゆえに「パパがイヤ!」という行動をすることがあるそうです。息子がパパっ子になったことで夫と息子の関係は良好、夫も積極的に息子の相手をしてくれるようになったし良かったなあ、なんて思ったのもつかの間、2歳前に突入したイヤイヤ期に息子から発せられた言葉は「ママじゃない!」。
さっきまで普通に遊んでいたのにお風呂に入ろうと言えば「パパがいい」と言われ、遊び食べを注意すると「ママじゃない」と泣かれ・・・。甘えたい時に「パパ」と言う息子になんでママじゃなくてパパなのかと傷つき、だんだんイライラするようになってしまいました。
ネットや育児書には「ママが一番なんだから」や甘えや試し行動と書いてあるものの、実際に息子から「ママじゃなくてパパがいい!」言われるとボディブローのようにメンタルに相当な破壊力とダメージを残します。そしてその様子を見た実家の母からは「ふつうはママがいいって言うんだけどねえ。」なんて言われ、こっちが知りたいよ!!!と泣いて言い返したくなる時もなりました。

 

第二子妊娠、出産、そして加速するイヤイヤ

思い返せばイヤイヤが始まった1歳5ヵ月ころ、下の子の妊娠がわかった頃でした。幼いながら息子はこれから産まれてくるで赤ちゃんのことを感じとっていたのでしょう。寂しさからくる甘えだったのかと分かると、息子の切なさに胸が苦しくなり、ごめんねと罪悪感に押しつぶされそうな気持ちになりました。そして妊娠中から始まったママイヤは下の子を出産した後に寂しさからはさらに加速。
夜間授乳で睡眠不足の身体に赤ちゃんのお世話、家事や息子のお世話、それに被さるように息子のママイヤが発動すると、心では甘えだと分かっていても正直体力もメンタルも崩壊寸前!余裕がある時は息子に寄り添った対応ができますが、いっぱいいっぱいな時はイヤイヤにうんざりしてしまう時も多々ありました・・・・。

 

普段はひとりきりのワンオペ育児。パパの対応は?!


ワンオペの時にパパがいいと言われてもわたししかいないのでどうすることも出来ません。そんなパパの反応といえば、実際にその場を見ているわけではないし、わたしが息子の「ママイヤ」に悩んでいることに全く気が付いていませんでした。
自分がいる時に「パパ」と言ってくる息子が可愛かったのでしょう。そんな様子を見て、「一体だれが育ててると思ってるの!?」と母親である自分のプライドはボロボロになり、イライラが募っていきました。
夫に自分の悩みを打ち明けるのも悔しくて、なにより夫に嫉妬をしている自分がみじめに感じられました。しかし、普段一緒に過ごす時間が少ないからこそ苦しんでる気持ちも言葉にして話さなければ伝わりません。思い切って夫に気持ちを伝えてみることに。
その後、夫が居る時に息子が「ママイヤ」と言うと注意をしてくれるようになりました。人に話すことで自分の気持ちの整理もつき、夫が注意してくれるようになった事それだけで少しは心持ちが変わりました。


「ママじゃない!」と言われると想像以上にダメージを受けるママイヤ期。なにかの修行なのかと思うほどいっぱいいっぱいになってしまうこともあります。ママイヤで悩んでからネットで検索するもしっくりこず、検索にひっかかる対処法もわたしはあまり参考にはなりませんでした。現在4歳となった息子のママイヤ期は今も終わったわけではありませんが、成長とともに言い方もマイルドになっていきようやく出口が見えてきたような気がします。先が見えなくなってしまっても子どもは成長していくと信じて心を鋼にしていくしかないよな、と思います。

牛嶋絵美

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