2020.06.19
「家事育児をしない」夫の言い分(理由)を聞いてみた!<パパたちのリアルな本音>
共働きのはずなのに、私ばっかり家事も育児もこなして割に合わない! と思っているワーママはたくさんいると思います。そんなママに「なにもやらない」と不満ばかりぶつけられ続けているパパにも言い分があるかもしれません。そこで「ほとんどなにもしない」パパたちのリアル本音をズバリ、聞いてみました!
正直、家事・育児はやりたくない
Aさん、外資系金融業、40歳、子ども5歳/妻39歳、総務職
Q1.普段やってる家事・育児はある?
ほとんどやっていませんね。たまーに子どもの相手をするくらい。Q2.やらない理由は?
妻が仕事、家事、育児に毎日大変だということは分かっているのですが、自分の母が専業主婦で父が家事はいっさいノータッチの人だったので、つい「男が家事をするのはカッコ悪い」と思ってしまって進んではやりませんね。妻が何となく不機嫌だった休日、「こりゃたまには手伝わねば!」と洗濯を干したことがあるのですが、そのとき妻に「なにその干し方!それじゃちゃんと乾かないよ!」と怒りモードで怒鳴られ、手伝う気持ちがポキッと折れてしまったんですよね。今はたまに子どもと遊んだりする程度。もちろん妻はものすごく不満らしいですが、やっても文句言われるんだろうなと、軽いトラウマになってしまって。
Q3.今は手伝いたいという気持ちはある?
妻は大変そうだし、不機嫌なときも多いけど、正直あんまり家事や育児はやりたくないです。好きじゃないし、1人でやりたいこと色々あるし。
言い訳がましいですが、洗濯物を干したとき、文句だけでなく「ありがとう」や「こう干せば乾きやすくなるよ」とアドバイス的なことを言ってくれていたら、もっと手伝うことも増えたかもしれないなぁ、と。
なるほど、せっかく芽生えたパパのやる気がママの一言で出鼻からはじかれてしまったんですね…普段なんにもしないパパの「ちょっとは手伝ってみようかな」という気持ちを踏みにじってしまった経験はありませんか。やってくれたことが中途半端だったり思ったとおりでなくても、それは見て見ぬふり! そして一言「ありがとう」と添えるだけでパパも良い気分に(笑)
罪滅ぼしはしてるつもりです!
Mさん、アナリスト、44歳、子ども8歳/妻42歳、大学職員
Q1.普段やってる家事・育児はある?
ウィークデーは帰宅時間が早くても21時過ぎなので、ほとんどできません。
ただ、休日と平日の食事後の家族全員分の食器洗いだけはやっていますよ。妻が「食洗機が欲しい」と言ったときに僕が「そんなのもったいないから僕が食洗機になる」と言ってしまったんです(笑)Q2.やらない理由は?
「働いているのは妻も同じなんだから自分もやったほうがいい」とは頭ではわかっているのですが、正直疲れているし、やらなくていいならやりたくないでからですね。
それに、僕の同僚の奥さんたちがほぼ全員専業主婦で同僚はほとんど家事・育児にはノータッチということに影響されちゃってるかな。それに、妻の仕事が16時までなので、僕がやらなくても妻は余裕で家事や育児をこなしているだろうから大丈夫と思い込んでしまっているのかもしれません。「食器洗いと、たまーにする子どもの相手や習い事の送迎で充分じゃないか!」と自負していますが、妻はすでに諦めているようです…
Q3.今は手伝いたいという気持ちはある?
ありますね。妻も疲れているのはよくわかっているので。でもどうにも日頃の疲れでなかなか…あ、でも罪滅ぼしにけっこう頻繁に妻の腰をマッサージしてますよ。
手伝いたい気持ちはあるけど、自分の疲れが大きくて重い腰が上がらない…というパパも多いのようです。気持ちはありがたいけど、できれば実践して欲しいですよね。でも、腰揉みはかなり嬉しいかも!
怒る前に旦那の本音を引き出してみては
いかがでしたか、旦那の言い分。読んでかえってムカついてしまったママもいるかもしれませんが、「もう!なんにもやらないんだから!」と文句を言う前に、一度旦那さんの本音を聞き出してみては。
実は手伝いたい気持ちが少しはあることが分かったら、それをうまーく実践に結びつけていけるかもしれませんよ。
次回はそんななにもしない旦那さんを「お手伝いパパ」に育て上げたワーママたちをご紹介します!
※この記事は2015年7月に公開されたものです。
田崎美穂子
mamaライター