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2020.07.29

貯金には「手帳が整える」ことが必要!その理由とは?家計簿を秒速で挫折したママ実践してみた ~後編~


前回は「財布を整える」を実践して、すっきりスリムなお財布に生まれ変わりました。今回は「手帳を整える」編です。

著者の市居さん曰く、手帳は「お金の預言書」
たとえば手帳に「子どもと動物園」と書いてあれば、「動物園に行くためにお金を使う」ことを意味します。
つまり、予定=お金を使う予定
ここに目をつけたのが、「手帳と整える」なのです。

家計簿を一瞬で挫折した私でも、手帳なら続けられるかも!

さあ、手帳を整えよう!

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具体的なやり方は、以下の通りです。

1:予定と金額をセットで書く
例)5月1日 スーパーでまとめ買い 7000円
2:日曜日に財布の残金を書く
3:財布を開かなかった日に印をつける
4:お金をおろす日を書く
5:月ごとの特別出費予算を書く

一気に全部やるのは無理そうなので、まずは1と4だけを実践します。
せっかくの機会なので、クレジットカードや家賃の引き落とし日にも金額を記入することにしました。
しかし、ここで衝撃の事実が判明。

「引き落とし日も正確な家賃も把握していない!」

スーパーでは10%オフのシールに反応するのに、万単位の出費を気にかけていなかったなんて。
そりゃ、貯まらないわ(笑)。

目には見えないお金にも気を配るようになり、今までスルーしていたクレジットカード会社からの「支払金額のお知らせメール」をきちんと読み、金額を確認するようになりました。

よしよし、お金の流れがわかってきたぞ。
これは貯まりそうな予感?

3万円で2週間を過ごせるか?

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さっそく、お金を使う予定を書き込みました。
4月1日「3万円おろす」
4月2日「食材まとめ買い 8千円」
4月15日「3万円おろす」

1日から14日まで3万円でやりくりしようと決め、2日のまとめ買いは約6千円で予算以下。好調なスタートでした。
しかし突然、旦那が「ペスカトーレを作りたい」と言い出し、エビやホタテを追加で購入すると、あっという間に約3千円の出費。さらに目薬やおむつを買ったら、また約3千円の出費。
次のお金をおろす日まで2週間近くあるのに、残金が約8千円という危機的な状況に陥ってしまいました。

しかも翌日の3日、布団から起き上がれないほどの腰痛を発症……。鍼灸院に駆け込み、7千円以上を支払いました。

わずか3日間で、お財布はスッカラカン。

4日には追加でお金をおろしました。

結局、4月中に何度もお金をおろし、トータルの金額に血の気がサーッ……。
「生活費って、こんなにかかっていたの?」

「雑費」への理解が雑すぎた!

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当初、3万円あれば2週間を乗り切れると思っていました。食費が毎週8千円~1万円なので、雑費は1万円もあれば足りるかなと。
でも、この「雑費」の破壊力が想像以上!
定期的に購入するトイレットペーパーやオムツくらいしか想定していなかったのですが、不定期な出費が実はすごい。
たとえば、医療費、交通費、ガソリン代、コインパーキング代、書籍代、子どもと公園に行ったときに買うパン代。
数百円から1万円未満と少額だけど、着実に家計にダメージを与える出費が毎日のようにあります。

今まで、いかに漫然とお金を使っていたかを痛感しました。

お金に意識を向けるきっかけに

「お金を整える」を1ヶ月間実践しましたが、お金がザクザク貯まっているわけではありません。
でも、劇的な変化がひとつありました。
それは、お金に意識が向くようになったこと。
家計を少しずつ把握できるようになり、お金を貯める“土台”ができたと感じています。

ここで紹介したのは、書籍のほんの一部のみ。
興味がある方は、ぜひ書籍を手に取って実践してみてください!

お金を整える


市居愛著


サンマーク出版


1300円+税


ISBN978-4-7631-3526-1 C0036

平田けいこ

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